印象的なシーンはコーヒーを飲んでいた千利休!『花戦さ』公開初日舞台挨拶
2017/6/4 11:58
取材:記事・写真/RanRanEntertainment
6月3日、痛快エンタテインメント映画『花戦さ』が待望の公開初日を迎え、出演した主要メンバー9名(野村萬斎、市川猿之助、佐藤浩市、中井貴一、佐々木蔵之介、山内圭哉、和田正人、森川葵、吉田栄作)および篠原哲雄監督が丸之内TOEIに勢揃いし、満場の観客を前に舞台挨拶を行った。本作は、狂言師の野村萬斎が仏に花を供える戦国時代の花僧・池坊専好を演じ、市川猿之助演じる豊臣秀吉に対し、花の美しさで心を動かそうと勝負を挑む。織田信長(中井貴一)、千利休(佐藤浩市)、前田利家(佐々木蔵之介)など豪華俳優がストーリーを盛り上げる。
篠原監督「あれだけのお花を作っていただいた池坊さん、お茶の表千家、裏千家、武者小路千家さんにもお世話になり、日本の文化の力強さ、奥ゆかしさが伝えられる映画になったのではと思います。外国の方にも観て欲しいです」など、登壇者は揃って本作の素晴らしさをアピールした。
猿之助は「あのシーンは、なんとなく始まって、(自分が)座っていた。これ何のシーンだろうと思った。撮影所に入った時にお花の素晴らしさはものすごいインパクトがありました。花って時間とともに枯れていきますから、枯れさせないようにするスタッフさんの努力はすごい。それが印象に残っています」とお花に圧倒されたことを思い出していた。
佐藤もお花について「自分の浅い知恵のせいなんですが、回り込むようにして花を観るというお芝居をしたのですが、お叱りを受けまして、花は真っ正面から観ないといけないと。お芝居を変えさせていただきました。」と反省したことを挙げた。
最後に萬斎と佐藤に質問。文化と芸能を担う者同士、分りあえることは?に対し、佐藤は「萬斎さんを前に文化・芸能は語れないでしょう」と、萬斎に振る。萬斎は「正反対なのがいいと思います。けったいな役が多いですけど、佐藤さんという受け止めてくださる方がいるのは幸せ」と語り、佐藤は「野村萬斎を間近で見られるなという面白さ。今度はどうするかなという楽しみがありました」と2人の掛け合いについて振り返ったところで、楽しい楽しい舞台挨拶も終了した。
とにかくすごいメンバーが集結したエンタテインメント時代劇『花戦さ』。ぜひ劇場に足を運んで欲しい。
全国大ヒット上映中!
©2017「花戦さ」製作委員会
配給:東映