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アリス=紗良・オット デビュー10周年記念アルバムを語る!先行試聴会実施

2018/6/1 12:06

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

2008年、ドイツ・グラモフォンと専属契約しメジャー・デビューし、今やドイツ・グラモフォンの看板アーティストと言っても過言でないアリス=紗良・オットが2年ぶり8枚目のアルバムを9月のリサイタル・ツアーに先駆け8月24日に全世界同時発売する。その発売を前に531日(木)、東京・タカギクラヴィア松濤サロンにて、アリス=紗良・オット自身による演奏およびトーク・イベントが行われた。

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今回のアルバム『ナイトフォール』は自身初となるフランスもので、ドビュッシー、サティ、ラヴェルの代表曲が収録、9月のツアーで取り上げる曲もこれらが中心となる。当日のイベントでも、ドビュッシーの月の光、サティのグノシエンヌ第1番の2曲を生演奏した。

アルバムのタイトルとなっている『ナイトフォール』とは、「日の入り直後の空が薄暗く、闇の世界と光の世界が混じり合う一日の中で特別な時間」のこと。さらにアリスは「『トワイライト』も考えたが、映画『トワイライト』では吸血鬼が登場するので、イヤだなと思った()」とタイトルについての経緯を語った。

しっとりと夢心地となる演奏を披露した『月の光』について、「フランスの詩人ヴェルレーヌが同名の詩を書いて、それにインスピレーションを得てドビュッシーが作曲。その詩を読むと、『人生が幸せと謳いながら、自身は幸せを信じていない』。人の二面性、実は心の葛藤が含まれていると思った」と分析した。さらに「ベルガマスク組曲の中では、一番近づきにくい曲。(3月に)レコーディングを終えてきたばかりで、秋から日本ツアーが始まり、そのあとヨーロッパ・ツアー。ステージの上からお客さまと一緒に音楽を作り上げていく。2030公演終えた後の『月の光』は、別の曲になっている部分があると思います」とこれからのツアーに期待を寄せた。

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続いてサティについて。アリスは「譜面を開くと真っ白なんですよ。音楽的にもシンプルで繰り返しも多いし、その上ダイナミックスも書いていない。代わりに、“頭を開いて““舌の先で”“音を埋めて”と謎のコメントがいっぱい書いてあり、ピンク・フロイドの歌詞のよう。いろいろな解釈があって考えさせられます」とコメント。

さらに、フランス音楽について「小さい頃からラヴェルが好きで、ドビュッシーはこの2年間で好きになって、サティは今回好きになった。特に、ラヴェルはひねくれた性格の人だったと思います。裏があってふたを開けてみると全然外とは違う内容なんです。人間にも闇の部分と光の部分があって、それが人間の中のナイトフォールだと思います。私は性格的に鈍感で単純だから、ポジティブで明るい性格。明るい性格の人って、結構暗い人に惹かれ、だからこういった世界にすごく惹かれるんですね」と語った。

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世界で一番難しい音楽を作ってやると言って作曲されたのがラヴェルの『夜のガスパール』。この曲について「ベルトランの詩を元に書かれた曲。ベルトランが夜散歩していて謎の人から『夜のガスパール』という詩集を渡される。実はその人は悪魔だったという背景があって、まさに人間の持っているすべての恐怖と向き合わなければいけない曲だと思います」、さらに「(3曲の)スカルボは、芸術家のところに現れ、首に噛みついて血を吸う悪魔。芸術に関わっている人には、いろいろな壁がある。抜け道が見つからない瞬間がスカルボの世界じゃないかなと思います」。

そして、「闇の部分もあれば、光の部分もある。そういった闇と光の中間を探っていくのが本アルバム。私も今年30歳になるので、20代のという扉を閉めて、30代の扉の前に立っている。こういった曲もありかなと思います」と結んだ。

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アリス=紗良・オット『ナイトフォール』
ドビュッシー:夢想、ベルガマスク組曲(前奏曲/メヌエット/月の光/パスピエ)
サティ:グノシエンヌ第1番、ジムノペディ第1番、グノシエンヌ第3番
ラヴェル:夜のガスパール(オンディーヌ/絞首台/スカルボ)、亡き王女のためのパヴァーヌ
アリス=紗良・オット(ピアノ)
録音:20183月、ベルリン
[通常盤]SHM-CD:UCCG-1808 \3,024(税込)
[限定盤]SHM-CD+ボーナスDVD:UCCG-90807 \3,780(税込)
2018824日発売


公演情報
2018年日本リサイタル・ツアー(招聘元:ジャパン・アーツ)
9/15()川口リリア、9/16()前橋市民文化会館、9/18()フェスティバルホール、9/20()熊本県立劇場、9/22()東北大学百周年記念会館、9/23()広島国際会議場、9/24()日本特殊陶業市民会館、9/25()東京文化会館、9/27()東京オペラシティ
2018NHK交響楽団公演 11/9()NHKホール、11/10()NHKホール


公式サイト:http://www.alicesaraott.com/
レーベル・サイト:https://www.univerasal-music.co.jp/alice-sara-ott/


 

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