野田秀樹潤色戯曲×シルヴィウ・プルカレーテ演出による『真夏の夜の夢』上演決定

2020/6/21 11:40

舞台『真夏の夜の夢』

【真夏の夜の夢】メインビジュアル画像-(002)

野田秀樹潤色、シルヴィウ・プルカレーテ演出による舞台『真夏の夜の夢』がこの秋、東京芸術劇場ほかで上演されることが決定した。

演出を手がけるシルヴィウ・プルカレーテは、ルーマニア演劇界を代表する演出家の一人で、歌舞伎の「桜姫東文章」を原案に作品を生み出すなど、日本の文化にも深く精通している。ヨーロッパ三大演劇祭のひとつであるルーマニアのシビウ国際演劇祭では、毎年プルカレーテ作品がハイライトとして注目を集めるほか、世界中の演劇祭にも数多く招聘されおり、戯曲の核心を鷲掴みにして大胆に色づけしていく演出手法は、刺激的で奇想にあふれ、放たれる鮮烈なパワーとエネルギーは観る者を惹きつけ圧倒する。

野田が芸術監督を務める東京芸術劇場では、2013年に「ルル」、15年に「ガリバー旅行記」「オイディプス」と3作のプルカレーテ作品を招聘。17年には、プルカレーテが初めて日本人俳優を演出して「リチャード三世」を上演。佐々木蔵之介が蠱惑的なリチャード三世を演じ、大きな興奮と熱狂を巻き起こした。そして、ついにプルカレーテが初めて野田作品を手掛ける。

本作は、シェイクスピアの喜劇「真夏の夜の夢」を野田秀樹がダイナミックに翻案した作品で、1992年に初演。舞台を日本に置き換えただけでなく、全くの別作品であるゲーテの「ファウスト」に登場するキャラクターである悪魔・メフィストフェレスを乱入させたり、原作ではあまり表現されていない嫉妬や憎悪といった負の感情の表現で終末論を感じさせたりと、大胆に換骨奪胎。野田の真骨頂である言葉遊びと重層的な物語に浸っているうち、切なく美しい喜劇へ集束していく。

出演は、シェイクスピアの原作ではヘレナにあたる娘〈そぼろ〉役に、確かな演技力で名だたる劇作家・演出家から高く評価されている鈴木杏。原作でハーミアにあたる、割烹料理屋の娘〈ときたまご〉役は北乃きい。デミトリアスにあたる、ときたまごの許嫁・板前の〈デミ〉役に加治将樹。ライサンダーにあたる、ときたまごと愛し合う青年・板前の〈ライ〉役は矢崎広。そして、今井朋彦、加藤諒、手塚とおる、壤晴彦ら、若手からベテランまで実力派が揃う。今井、手塚、壤は17年の「リチャード三世」以来、再びのプルカレーテ作品への出演となる。

 

東京芸術劇場30周年記念公演 舞台『真夏の夜の夢』
公式サイト: https://midsummer-nights-dream.com
公式Twiter: https://twitter.com/MidsummNights
東京公演 10月15日(木)~11月1日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス
新潟公演 11月8日(日) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場
松本公演 11月15日(日) まつもと市民芸術館 主ホール
兵庫公演 11月20日(金)~22日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
札幌公演 2020年11月27日(金) 札幌市教育文化会館 大ホール
宮城公演 12月5日(土) えずこホール(仙南芸術文化センター)大ホール

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