『Endless SHOCK』ゲネプロ・開幕記念会見が2024年4月9日(火) に、東京・帝国劇場で行われ、堂本光一、佐藤勝利、中村麗乃、越岡裕貴、松崎祐介、前田美波里、島田歌穂が初日に向けた意気込みを語った。
2000年11月の初演『MILLENNIUM SHOCK』以来、堂本が国内ミュージカル単独主演記録を更新し続けている『SHOCK』。2024年は、4・5月の帝国劇場（本編・エターナル編同時上演）公演を皮切りに、7月・8月は梅田芸術劇場（本編のみ）、9月博多座（本編のみ）、そして11月は再度帝国劇場（本編のみ）と、過去に例のない期間の全国ツアーを予定している。また、2024年の公演で、ついに2000回を達成し（4月22日昼の部予定）、また、5月9日夜の部にて、国内演劇の単独主演記録2017回を超え2018回を達成し、単独1位となる見込みだ。１月の会見では、作・構成・演出・主演の堂本が『SHOCK』シリーズの11月をもっての終幕も宣言しており、注目されている。
ラストイヤーとなる今年の公演。堂本は「今年もいつも通り稽古をやって、そして小屋入りして、舞台上での稽古をいつも通りやってきました。いつも通り幕が開くんじゃないかなと思っております」と飄々とした様子で話す。そして、「とても不思議な感覚で、ラストイヤーでもそんな感じもしてないんですよ。たくさんの公演をやらせていただけるので、そういう場を用意してくださった皆さんに感謝していますし、まだ実感がないというのが正直なところです」と思いを語った。
今回は、11月までの各地の公演で、佐藤のほかに中山優馬（大阪公演）、上田竜也（11月の東京公演）がライバル役で出演、さらに11月の東京公演にはふぉ〜ゆ〜のメンバーが勢揃いすることから、稽古には普段以上のキャストが参加していたが、改めて堂本は「ライバル3人が同時に来てくれて、同時に（出演するシーンで）出てくるというとてつもない稽古もありました。（佐藤）勝利もギリギリまで別の舞台をやっていたので、その中でも頑張ってくれて素敵な稽古になりましたし、いい形で初日が迎えられると思います」と振り返った。
また、中村は「私は今回２年目になるのですが、まさか最後というタイミングでまたご一緒させていただけると思ってもみなかったので光栄に思っています。最後の素敵な公演になるよう全力で頑張っていきたいと思います」、前田は「私は2013年からオーナー役をやらせていただいていますが、初心の気持ちを忘れずに、１回１回を丁寧に演じたいです。寂しいです」、島田は「長い長い前人未到の歴史を刻もうというこの作品に少しでも携わらせていただけて感謝でいっぱいです。私も寂しい思いでいっぱいですが、1回1回、目に焼き付けて、命に焼き付けてという思いで頑張ります」とそれぞれコメント。
そして、越岡は「11月には７年ぶりにふぉ〜ゆ〜が（『SHOCK』の舞台に）揃うということで、エモい気持ちになりつつも、まずはいいバトンを大阪公演に渡せるよう務めてまいりたいと思います」、松崎は「当たり前のように帝国劇場に立っていますが、これは当たり前のことではないということを自分自身に問い詰めながら１回1回頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。
そして、4・5月の帝国劇場公演、そして9月の博多座でライバル役を務める佐藤は「僕は初めて観たエンタメが『Endless SHOCK』でした。15歳でした。その時は右も左も分からず、（当時は）何ができたわけでもないですが、そこから光一くんにずっと憧れてきました。ラストイヤーに光一くんと役として肩を並べるライバル役をやらせていただけるのは光栄です。一生懸命頑張ります」と力を込めた。
新年度が始まったことから、堂本の今後についても質問が上がると、堂本は「今、ここで話せることはまだないですが。もちろん、自分としてはファンの皆さんに安心して心からエンタメを楽しんでいただけるような環境を整えているところです」と話した。さらに「4月中には決まる？」と聞かれると、「そうなればいいですけどね。慎重に動いていますので、とにかく今は、『SHOCK』に集中して、平行してまとめていきたいと思います」と明かした。
一方、佐藤もグループ名を「timelesz」に改名したばかり。佐藤は「たくさん変わったことはありますが、変えてはいけないことを大事にしたいと思っています。光一くんの背中を追い続けて、応援してくださっているファンの皆さまに楽しんでいただくという気持ちをすごく大事にしているのを感じますし、それは変えてはいけないことだと思いますので、それを大事にしています」と改めて思いを述べた。
『Endless SHOCK』は、4月11日～5月31日に都内・帝国劇場、7月～8月に大阪・梅田芸術劇場メインホール、9月に福岡・博多座、11月に都内・帝国劇場で上演。
