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2025年7月16日 15:06

シンガーソングライター・K、「出会いが詰まった大切な20年間」 「K 20th Anniversary LIVE」インタビュー

2025年3月にデビュー20周年を迎えたシンガーソングライターのKが、1年をかけて全国各地を巡るLIVEツアー「K 20th Anniversary LIVE」を開催中だ。3月2日には20周年イヤー第一弾シングル「SPRINGOUT!!!」、7月5日には第二弾シングルもリリース予定。Kに20周年を迎えた気持ちやツアーへの想い、シングルの聞きどころなどを聞いた。

――20周年ツアーがスタートしました。改めてこの20年にどんな思いがありますか?

20年、早かったです。デビューした当時は、ここまで長く日本で音楽活動できると考えていませんでしたし、ここまでたくさんの方たちに出会うことができると思ってもいなかったです。ファンの皆さん、応援してくださる皆さんとの出会いがあったからこその20年ですし、そうした出会いが詰まった大切な20年間だったと思います。

――この20年の中で、Kさんにとってのターニングポイントとなった出来事は?

まずは、日本でデビューするきっかけとなったオーディションです。僕は韓国で先にデビューをしたのですが、自分が思い描いたスタイルでの活動ができないでいました。デビュー前から作曲などをしていて裏方になりたかったということもあり、このまま裏方になるか、軍隊に行くかと悩んでいたのですが、日本でアーティストを探しているというお話を聞いて、これが最後のチャンスだと思ってオーディションを受けたのがターニングポイントになりました。もし、そこで挑戦していなかったら日本で活動をすることができていたか分かりませんし、こうして20周年もなかったと思います。

その後も、どれもこれもターニングポイントだったと思いますが、軍隊に行ったということも大きな出来事でした。こうして応援してもらい、歌を歌わせてもらっていた生活から離れて、何もないところに飛び込むというのは、まさに日本に来てこの世界に初めて飛び込んだ時と同じような不安がありました。それくらい自分には大きな変化でした。

――日本でのオーディションを受けたことで、思い描いていたアーティスト活動はできたのですか?

そうですね。ただ、自分の望むスタイルというのもどんどん変わっていくので、今の活動を当時から望んでいたということではないです。僕が日本でアーティスト活動をしたいと思ったきっかけは、アーティストの考え方をすごく尊重してくれる環境だったからです。Kというアーティストを「この形に当てはめよう」ではなく、「Kが得意とするものや似合うものを探してあげよう」というスタンスだった。僕はそこに惹かれて、日本に住みたい、日本でアーティスト活動をしたいと思いました。なので、デビュー当時と今では活動スタイルは変わっているかもしれませんが、自分の考えを守りつつ、守られつつ、ここまで走ってこられたように思います。

――なるほど。入隊がもう一つの大きなターニングポイントだったということですが、兵役から戻ってきた時というのは、それまでの活動の続きをスタートするという感覚だったのでしょうか? それともリセットして新たなスタートだったのでしょうか?

両方ありました。韓国の国民にとって軍隊に行くというのはすごく大きなイベントです。それまで経験したことがない生活を経験することによって新たな発見がありますし、そこで学ぶものもあります。僕は軍楽隊というバンドに入って、そこでテナーサックスを吹いていました。軍隊に行くまではスタッフの方たちがセッティングしてくれて弾くだけの状態でステージの上に立ち、終えたらそのまま帰っていた生活でしたが、軍隊に入ってからは慰問公演であちこちに行っても全て自分たちでセッティングして、電源を自分で入れてお客さんの前に立つという生活に変わりました。高校生でバンドをしていた頃に戻ったような生活をしていたので、それもまた新鮮で、改めてリスタートしたような感覚もありました。

――Kさんはいつ頃からアーティストになることを夢見ていたのですか?

子どもの頃からアーティストになりたいと思っていたわけではないですが、僕の父親は音楽が好きで、常に音楽が流れている家庭で育ちました。そうしたこともあり、高校1年生になってバンドに興味を持ったり、弾き語りやピアノを弾く人に憧れるようになって。そのときのクラスメイトで教会に通っている子がいて、「うちの教会にくれば、毎週日曜日にバンド演奏も聞けるし、練習もできる」と教えてくれて、音楽をしたい気持ちで教会に通い始めたのが、本格的に音楽に触れたきっかけでした。それから、バンドを組んだり、自分でも曲を作ったりし始めたので、そこからスタートですね。

――幼い頃から音楽が身近にあったんですね。では、デビュー当時と現在で、Kさんの中で最も大きな変化や成長は?

言葉です。デビュー当時は、それこそ日本語を一言も話せなかったので、通訳さんがいらっしゃって、僕の言葉を代弁してくれていましたが、それだとなかなか的確に伝えることができないんですよ。それをとても苦しく感じていたので、たとえ言葉を間違えても、自分の思いは自分で伝えたいと思い、頑張って日本語を覚えました。もちろん失敗することもたくさんありましたが、自分の言葉で表現しようとしたことは大事なことだと思いますし、今、当時の自分を褒めてあげたいです。

――3月には20周年イヤー第一弾シングル「SPRING OUT!!!」が発売されました。これはどのような楽曲になっていますか?

僕が曲を作るときは、詩や曲を書いてアレンジをしていくうちにタイトルが決まるのが通常の流れですが、今回はきっちり4つのテーマを掲げてライブを行うというところからスタートしています。第一弾シングルは、「SPRING OUT」という言葉を聞いたときに、パッと浮かんでくるメロディーやアレンジに集中して曲作りをするという初めての試みをしました。春らしい音やメロディーを探したり、キュンとするメロディーをつけるためのワードを探したりする作業から曲を作りました。

――そうすると7月にリリース予定の第二弾シングルは夏をイメージした楽曲になるということですね。

そうです、夏のイメージです。僕にとっての夏のイメージは東京の夜です。夏の夜にふっと吹くそよ風が大好きなんです。夜にドライブするのも大好きなので、今、そうしたイメージの楽曲を製作中です。きっとこれまでの自分にはない楽曲になるのではないかと思いますので、楽しみにしていただけたらと思います。

――「SPRING OUT!!!」のC/W「Snooze」はKさんの楽曲では初めて韓国語を使われています。

これまで意識して入れていなかったわけではないですが、ハングルを使うとなんだか裸にされる感じがしてちょっと恥ずかしいんです(笑)。特にお仕事をしているときは、日本語の方が圧倒的に話しやすい。歌詞も同じで、日本語の方が書きやすいのですが、今回は自分の素も出していきたいと思い、初めて使うことにしました。今回はそれほど多くない言葉ですが、もしかしたらこれからは少しずつハングルを出していくかもしれません。

――日本語になるとワンクッションが入るから話しやすいのかもしれませんね。

そうなんです。すごく気取った言い方をしてしまうと、役者に近いのかもしれません。役を通して話していれば恥ずかしくないけれど、素になるとすごく恥ずかしい。日本語で話していても僕自身ではあるのですが、自分の中でどこかスイッチが入る瞬間があるのだと思います。

――そして、現在、「K 20th Anniversary LIVE」ツアーの真っ最中です。今回のツアーは「Spring Out!」「Summer Breeze!」「Fall in Love!」、そしてこれから発表になる冬のツアーと季節で区切られています。現在、そのうちの「Spring Out!」を終えられたところですが、これまでのツアーの感想を教えてください。

以前に47都道府県を回るツアーを行ったことがあるのですが、そのときも、生まれも育ちも違う人たちが集まって、同じ空気を吸って、同じ音楽を聴いて、同じリズムに乗って、その時間だけは1つになって、想いが繋がっていくという瞬間を感じました。そこで出来上がったストーリーが、隣町にいくとまた全く雰囲気を変えて、新たなストーリーが生まれる。それがツアーの面白いところだと思います。何かハプニングが起こったり、考えてもいなかった物語が生まれたりすることもあって、そして、そこには必ず出会いが生まれる。だからツアーって楽しいなと思うんです。音楽でしかできないものもそこにはある。この後のツアーも、またいろいろな物語が生まれるのを楽しみにしたいです。

――公演ごとにセットリストも異なるそうですね。

そうなんです。特に弾き語りライブは、あまり決め込まないように心がけています。先ほどお話ししたように、その日によって会場の雰囲気やお客さまも変わるので、「今の雰囲気だったらこの曲がいいかも」という曲を演奏したいと思っています。なので、セットリストは会場に入ってから変える場合もありますし、ステージに上がって考えるときもあります。今回のツアーでは、そうした弾き語りスタイルの公演とバンド編成での公演があります。バンドの場合は、さすがにセットリストは事前に決まっているのでその場の雰囲気で変更するということではないんですが。

――では、7月5日からスタートする「Summer Breeze!」のコンサートはどのようなものになりますか?

僕のイメージはバラードだと思っている方もたくさんいらっしゃると思いますが、ライブではこんなにも汗をかくんだという曲も多いんですよ。実際、僕もびしょびしょになるくらい汗をかきながらライブをしています(笑)。心地よく聞いていただく曲もありますが、最終的には大盛り上がりで、楽しかったという記憶が残って欲しいと思っています。夏なので、特に熱いライブにしたいですね。アップテンポな楽曲や皆さんに参加していただく曲をたくさんお聞かせできればと思っています。

――まずは20周年の記念イヤーを走り抜けることだと思いますが、Kさんの今後の活動の目標や未来について思い描いていることを教えてください。

間違いなくこれからも日本で活動が続いていくので、もっとたくさんの方に自分の音楽を聞いてもらい、ライブを見てもらいたいという気持ちは常にあります。韓国に生まれて韓国で育ちましたが、20歳の時に日本に来て、21歳デビューして、20年が立ちました。これから、日本で過ごした期間の方がどんどん長くなっていきます。そうしたこともあり、韓国に行ってライブをするというのも夢の一つです。これまでは「from Korea」でしたが、今度は「from Japan」としてライブができたらいいなと思います。

――ありがとうございました! 最後に読者へのメッセージをお願いします。

20年間、積み重ねてきたものがこのツアーに全て詰まっています。これまで僕の音楽を聴いてくださった方、そして応援してくださった皆さまへの恩返しをする1年にしたいと思っています。デビュー当時にライブに来てくれて、そこからずっとライブに来られなかったという方も中にはいらっしゃると思いますが、ぜひ足を運んでいただき、「これだけ成長したんだ」と感じていただけたら嬉しいです。たくさんの方と会えるツアーになればいいなと願っています。

ツアー情報
K 20th Anniversary LIVE
「Summer Breeze!」
【日時】7/5(土)  開場/17:00 開演/18:00  【会場】長野JUNKBOX
【日時】7/6(日)  開場/16:00 開演/17:00  【会場】金沢GOLD CREEK
【日時】7/13(日) 開場/16:00 開演/17:00  【会場】京都FAN-J
【日時】8/2(土)  開場/17:00 開演/18:00     【会場】いわきSONIC
【日時】8/3(日)  開場/16:00 開演/17:00    【会場】仙台RETRO Back Page
【日時】8/9(土)  開場/17:00 開演/18:00    【会場】広島Live JUKE
「Fall in Love!」
【日時】9/20(土) 開場/17:00 開演/18:00    【会場】名古屋SPADE BOX
【日時】9/21(日) 開場/16:00 開演/17:00     【会場】大阪Shangri-La
【日時】9/27(土)・ 28(日)開場/17:00 開演/18:00   【会場】札幌musica hall café
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【料金】¥8,800(税込)
【お問合せ】 STUDIO PURSUIT  info@studiopursuit.com
K オフィシャルサイト:https://k-official.jp

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取材:文・撮影/ 嶋田真己

 

 

 

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