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2023年11月3日 12:00

【前編】小池徹平インタビュー「どこを観たらいいのか困ってしまうほど、豪華なステージになる」 日本テレビ開局70年記念舞台『西遊記』

1978年に「日本テレビ開局25年記念番組」として制作され、一世を風靡した人気ドラマを45年の時を経て、新たに令和版「日本テレビ開局70年記念舞台」として企画された『西遊記』。孫悟空役の片岡愛之助、三蔵法師役の小池徹平、猪八戒役の戸次重幸、沙悟浄役の加藤和樹など、豪華キャストが集結し、堤幸彦の演出によって大型アクションスペクタクルとして作り上げる。小池に役柄への想いや見どころなどを聞いた。

――三蔵法師役でオファーを受けた時のお気持ちを教えてください。

これまで女性が演じている印象が強かったので、令和の時代になった今、舞台として、そしてまた新たな『西遊記』として、男性である自分がキャスティングされたことは非常に嬉しかったです。それに、マキノさんが書いた脚本を堤さんが作り上げていくというのがすごく楽しみでした。お二人とは舞台『魔界転生』でもご一緒していたので、信頼もありますし、間違いなく面白いものになるだろうと思いました。実際に、脚本を読んでみたら、全く新しい三蔵法師が描かれていたので、今からすごく楽しみです。

――ドラマ版はご覧になっていますか?

堺正章さんが出演していたドラマは、昔の映像を流す番組で観る機会があるというくらいの記憶しかないのですが、香取慎吾さんが孫悟空を演じたドラマ(2006年にフジテレビ系で放送)は印象に残っています。目的に向かって一行が旅をするというすごくシンプルなストーリーですが、今も変わらず面白い物語だなと思います。やはり、骨組みがしっかりした作品なので、今の時代でも、そして舞台化しても面白いものになると思います。

――全く新しい三蔵法師が描かれているということですが、今回の三蔵法師はどのようなキャラクターですか?

僕は、三蔵法師に、真面目で、清廉潔白で、人間離れした、信仰一筋のイメージを持っていたのですが、マキノさんが描かれた三蔵法師はすごく人間味があるんですよ。人間誰もが持っているような欲望や煩悩がところどころで描かれていて、コミカルさもあり、今までにないキャラクターで新しいと感じました。孫悟空との関係も師弟関係ではあるものの、ボケたり突っ込んだりするやりとりもあって、よりエンタメ性が高いキャラクターになっていると思います。なので、かしこまって観ていただくというよりは、気楽に楽しんでいただける作品になるのではないかなと思います。

――なるほど。では、そんな三蔵法師をどのように演じたいと考えていますか?

(取材当時は)まだ堤さんから何も聞けていないので、稽古が始まって、蓋を開けてみてどうなるのかなというのが正直なところです(笑)。堤さんは、いつもさまざまな角度から演出されるので、それにいかに柔軟に対応できるかっていうことが大切なのかなと、現時点では考えています。準備をしすぎたり、役を固めたりせずに、臨機応変に対応していきたいと思います。まずは自分が脚本を読んで感じた人物像を肩の力を抜いて、楽しく演じられればと思っています。

――堤さんの演出ということもあり、激しい立ち回りにも期待が高まりますが、三蔵法師の立ち回りはどのようなシーンになるのでしょうか?

本番までに変わるかもしれませんが、脚本通りであれば、僕は“唱える系”で、皆さんが暴れ回っているのを応援していることになると思います。お祈りをしながら、客観的に見ているのかなと。ただ、今回はこの贅沢なキャスティングですから、殺陣ももちろんですが、歌やダンスもあり、非常にスケールの大きなエンタメになると思います。堤さんは、最新の技術を駆使して平面の舞台を立体的に作り上げる方なので、観ている人をあっと驚かせるような仕掛けが必ず用意されています。どうなるのかは堤さんの脳を覗かないと分からないですが(笑)、僕も皆さんと同じように楽しみにしています。

――先ほどからお話にも出てきていますが、まさに豪華なキャスト陣の共演も本作の魅力の一つです。小池さんが共演を楽しみにしている方がいらっしゃいましたら教えてください。

初めての方もたくさんいらっしゃいますが、この方と選べないくらい、皆さん個性が豊かなので、どんな稽古場になるのかすごくワクワクしています。若手の方々は初めての方ばかりなんですよ。製作発表でも気合いの入ったコメントをされていたので、自分がすごく歳をとった気がしました(笑)。「そんなに頑張らないで。怪我しちゃうから」って考えてしまうんですよ(苦笑)。若いパワーはすごいですから。そのパワーはお客さまにも必ず届くと思いますし、すごく大事なことだと思いますが、ベテランの方までいる大きなカンパニーですので、肩の力を抜いてもらえればと思います。きっとお客さまもどこを観たらいいのか困ってしまうほど、豪華なステージになるんじゃないかなと思います。

――小池さんご自身も、若手の頃はそれくらい気合いいっぱいだったのではないですか?

もうあまり思い出せませんが(笑)、力が入っていたのかもしれないですね。でも、今は、なるべく力を抜いて、お客さまに楽しんでいただければいいと考えるにようになってきたかなと思います。

――堤さんの演出にはどんなことを期待されていますか?

本当に突拍子もないことをおっしゃる方なんですよ。『魔界転生』の時も色々とあって…(笑)。(『魔界転生』では)天草四郎を演じたので、ルーツを探るために堤さんと一緒に長崎の原城や天草を訪れたのですが、道中で堤さんが「ミュージカル調に歌を歌ってみたら?」と突然言い出して(笑)。冗談だろうと思ったのですが、本当に歌うことになりました。そんな経験をしているので、今回も本当に何が起こるか分からないと思っています。冗談だろうなと思ったことを本当にやってしまう方なので、油断ならないんですよ(笑)。脚本に書いてある以外のことも起こり得るので、それに柔軟に対応できるようにしたいと思いますが…怖いですね(笑)。

日本テレビ開局70年記念舞台『西遊記』は、以下の日程で上演。
大阪公演:11月3日(金祝)〜5日(日) オリックス劇場
福岡公演:11月10日(金)〜23日(木祝) 博多座
札幌上映会&スペシャルトーク:12月16日(土)・17日(日) カナモトホール(札幌市民ホール)
名古屋公演:12月27日(水)〜2024年1月2日(火) 御園座
東京公演:2024年1月6日(土)〜28日(日) 明治座

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