トップ > 舞台 > 阿部サダヲ・出演、松尾スズキ作・演出 COCOON PRODUCTION 2024『ふくすけ 2024-歌舞伎町黙示録-』 7月、THEATER MILANO-Za にて上演決定

2024年2月8日 12:16

阿部サダヲ・出演、松尾スズキ作・演出 COCOON PRODUCTION 2024『ふくすけ 2024-歌舞伎町黙示録-』 7月、THEATER MILANO-Za にて上演決定

上段左から:阿部サダヲ、黒木華、荒川良々、岸井ゆきの、皆川猿時、松本穂香
中段左から:伊勢志摩、猫背椿、宍戸美和公、内田慈、町田水城、河井克夫
下段左から:菅原永二、オクイシュージ、松尾スズキ、秋山菜津子

 

阿部サダヲ・出演、松尾スズキ作・演出のCOCOON PRODUCTION 2024『ふくすけ 2024-歌舞伎町黙示録-』が、7月9日(火)~8月4 日(日)まで東京・THEATER MILANO-Za にて上演されることが決定した。本公演は京都・福岡でも上演される。

本作は、毒と哀切にまみれた松尾スズキ伝説の代表作で、12年ぶりの上演となる。薬剤被害によって障がいを持った少年“フクスケ”をめぐり、様々な境遇の登場人物たちが、底なき悪意と情愛に突き動かされながら、必死にもがき生きる姿を毒々しくも力強く描いた壮大な人間ドラマ。12 年ぶり4 度目の上演となる今公演では、サブタイトルを“歌舞伎町黙示録”と題し、台本をリニューアル。フクスケが入院する病院の警備員コオロギと、盲目のその妻サカエの夫婦を軸に、物語は展開する。

出演は、『ふくすけ』役には3 度目の出演となる阿部サダヲ、松尾の舞台作品に初参加となる黒木華岸井ゆきの松本穂香内田慈、大人計画からは阿部に加え、荒川良々皆川猿時伊勢志摩猫背椿宍戸美和公、さらに町田水城河井克夫菅原永二オクイシュージと松尾作品の神髄を知り尽くした面々が顔をそろえる。松尾作品のミューズとして世界観を体現する秋山菜津子、そして自身の作・演出作品には久々の登場となる松尾スズキも出演。中毒性を倍増させる魅力的なキャスティングと、2024年版として配役を新たに、パワーアップしての上演となる。

とある病院の怪しい警備員コオロギは盲目の妻サカエに歪んだ愛情を抱き、サカエはコオロギを献身的に愛していた。そんなある日、コオロギの勤める病院に、薬剤被害で身体障がい児として生まれ、長い間監禁されていたフクスケが保護される。彼を監禁していた大富豪のミスミミツヒコは逃走し行方不明・・・。

松尾は「『ふくすけ』は、20代の終わり、初めてギャグ中心ではなく、ストーリーとキャラクターを煮詰めて考えた作品です。当時、初進出のスズナリでお客さんが列をなしていた光景が忘れられません。新しくできた劇場の場所が歌舞伎町であると聞き、迷いなく歌舞伎町が舞台のこの芝居の再演を思いつきました。今回、新たな設定として、やはり自分が演じていたコオロギという役に思い入れがあって、コオロギが主役の話も見てみたいなと。ここまで毒毒しい芝居は最近見ないと思います。歌舞伎町の毒と芝居の毒、それが相乗効果となって逆に美しい、みたいな芝居を目指します。お楽しみに!」とのコメントを寄せた。今回の気になる配役は、春先頃にビジュアルと共に発表予定。

COCOON PRODUCTION 2024 『ふくすけ 2024-歌舞伎町黙示録-』
東京公演: 2024年7月9日(火)〜8月4日(日)  THEATER MILANO-Za
京都公演: 2024年8月9日(金)~15日(木) ロームシアター京都メインホール
福岡公演: 2024年8月23日(金)~26日(月) キャナルシティ劇場

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