
甲斐翔真 三浦宏規
――このコンサートでは、今年、上演された作品からピックアップした楽曲が披露されるということで、ぜひお二人にも2025年を振り返っていただけたらと思います。今年はどんな1年でしたか?
甲斐:どんな1年だったんだろう。舞台って不思議で、自分の人生を振り返っている暇がないくらい、忙しなく役や作品と向き合うので、ずっとマラソンをしているような感覚があるんです。それで、新しい作品に入るまでに少し休憩して、また走って。いろいろな苦労もありましたが、最高の瞬間をたくさん経験できた1年でした。
三浦:僕も楽しかったです。あっという間の1年でした。初めて挑戦する役柄もあって、これまでと180度違う作品にも出演できて、良い振り幅でお仕事ができたかなと思います。どの舞台も刺激的でいいカンパニーと巡り合えて幸せでした。

――ご自身の中で、今年の作品を通して変化はありましたか? 例えば、甲斐さんは今年、ミュージカル『キンキーブーツ』にご出演されており、思い入れが深い作品だったのかなと思いますが。
甲斐:そうですね。『キンキーブーツ』は自分の中で大きな挑戦でしたが、終えてみて物事をあまり重く考えすぎないようになったかもしれません。「楽観的になった」というと軽々しく聞こえてしまうかもしれませんが、「全てを楽しめばいい」というローラのマインドを学んだ気がします。そうすると、より良い発想や表現が生まれますし、自分の満足いく歌い方ができたりしたんです。舞台上で力を抜いて、自分の100% 以上のパフォーマンスを出せた。どれだけ上手く歌えても、それを2000人の観客の前で披露できなければ意味がないので、自分にプレッシャーを与えないことが、僕の中では最高の表現パフォーマンスするための術なのかなというところに行き着いたように思います。

――三浦さんは先ほどもお話しされたいように振り幅が大きかった1年だったように思います。中でも、ミュージカル『ジェイミー』のジェイミー役は新境地だったのでは?
甲斐:そうだ、ジェイミーを演じていたんだ。お互いにドラァグクイーンを演じているって面白いですね。
三浦:そうですね。ジェイミーを演じてどうだったかは分かりませんが、稽古が好きになりました。当たり前ですが、どうしても稽古は、本番の刺激には敵わないんですよ。だから、本番に思いがいきがちなのですが、今は稽古場で自分に負荷をかけられるようになって、想像力が膨らんだように思います。僕は、稽古ではいろいろなことを考えてこんでしまうことも多いのですが、例えば「通し稽古をやります」となったらすぐに切り替えられるようになりましたし、本番を想定して自分にプレッシャーをかけられるようになったんです。これまではそれがあまりできていなかったので、本番中にミスが起きたら、そのカバーをするために役から降りてしまったり、その場の楽しさでカバーしていました。ですが、ジェイミーを演じたことで、「何をやってもいいんだ」と思えるようになった。ジェイミーは、何でもありという人物だったので、演じていく中で僕のリミッターが解除された感じがして、自分で負荷をかけることもできるようになったように思います。

――では、そんな2025年を経て、2026年の目標は?
甲斐:(『ミス・サイゴン』で)過去最高のクリスを作り上げます。やっぱり演じるからには、高い目標を持たなくてはいけないと思っていますから。キャストがどんどん変わっていく中で作品も成長していくものなので、上演されているその瞬間が作品の1番上でないといけないなと僕は思っています。自分自身が演じる瞬間はこれまでで最高のクリスをお届けしなくてはいけないという責任があるので、今からしっかり準備をしていきたいと思います。
――きっと甲斐さんのハマり役になるだろうと、すごく楽しみにしています。
甲斐:軍服を着て、ビジュアル撮影をしたときに、今までで一番しっくりした感覚がありました(笑)。そうなるよう頑張ります。
――三浦さんはいかがですか?
三浦:元々舞台が好きでしたが、歳を重ねるごとにさらに舞台が好きになってきているなと思います。怖さやプレッシャーを感じることも増えてきましたが、その分、楽しいことも多くて。落ち込んだり喜んだり楽しかったり感動したり泣いたり…そうした人の心を舞台から教えてもらい、成長させてもらっている感じがします。バレエしかやってこなかった僕が、舞台上でいろいろな人と出会って、いろいろな作品やお芝居に触れて、感受性がより豊かになってきていると思うので、新しい作品に向かうときは楽しみな気持ちが大きいです。そうしてまた作品に向き合っていけることが楽しみです。

――では、お二人にとって「ミュージカル」とはどんな存在ですか?
甲斐:難しい質問ですね。仕事といえば仕事なのですが、そう感じることはあまりなくて、楽しいという気持ちの方が大きいですし…。ミュージカルでなくても仕事はいろいろとありますし、作品を作り上げるのは本当に大変なのですが、それでも自分がなぜミュージカルを選ぶのかというと、舞台の上で本物の人間が演じていて、そしてそれを本物の人間が観るという、その空間が好きだからなのだと思います。このデジタル社会の中では、そうしたことが価値があるものだと僕は思います。舞台は、何千年も前からあるものですが、形容し難い特別な魔力がある。その魔力に気づいた人が虜になって、俳優になったりオタクになったりするのかなと思います。なので、僕にとっては「魔力」です。
三浦:分からないです。でも、全てが好きです。全セクションをリスペクトしています。舞台、特にミュージカルを作るのは何から何まで大変なんです。脚本、音楽、舞台美術、照明といったいろいろなセクションがあって、それぞれプロフェッショナルな方たちが集まっている。ありがたいことにそうした現場にたくさん携わらせていただいて、さまざまな分野の方たちを観ることができました。それはすごく幸せなことだなと思いますし、やっぱり舞台は総合芸術なんだなと思います。いろいろなものが緻密に組み合わさって出来上がる芸術です。だから、イカみたいですよね。噛んでも噛んでも味が出る。
甲斐:え、イカ? 急に話が薄くなったけど、大丈夫(笑)?
三浦:ミュージカルはイカです。それで締めさせてください(笑)。
――分かりました(笑)。では、最後に改めて読者にメッセージをお願いします。
甲斐:年末はミュージカルファンの皆さんと僕たちミュージカルで頑張っている俳優たちが一緒に盛り上がれる時間になると思いますので、お時間がある方、迷っている方はぜひ来てください。「強制」です(笑)。
三浦:皆さま、「無理のない範囲」で来ていただければと思います(笑)。僕の目標は、誰よりも楽しむことです。
甲斐:楽しみすぎて、爆発しないでよ?
三浦:いいよ、爆発しても。年末だから(笑)。なので、ぜひそんな貴重な三浦の姿を見に来ていただけたらと思います。もしかしたら、見たことがないくらいの笑顔の甲斐翔真が見られる可能性もあります。楽しみにしていてください!

『カウントダウン ミュージカル コンサート2025-2026』
2025.12.31(水) 21:00開場 / 22:00開演
東京国際フォーラム ホールA
公式HP https://sunrisetokyo.com/detail/31421/

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<応募締切>
2025年12月31日 23時59分
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取材 文:嶋田真己 撮影:有田純也

