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2018年7月28日 17:15

舞台「野球」開幕! 安西慎太郎「僕たちの全力プレイを見て欲しい」

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

安西慎太郎が主演する、舞台「野球」飛行機雲のホームランの初日挨拶(始球式)と公開ゲネプロが27日(金)にサンシャイン劇場で行われ、安西と多和田秀弥、永瀬匡、小野塚勇人、松本岳、白又敦、小西成弥、伊崎龍次郎、松井勇歩、永田聖一朗、林田航平、村田洋二郎、田中良子、内藤大希、藤木孝、作・演出の西田大輔が登場した。

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(後列)田中良子 村田洋二郎 永田聖一朗 伊崎龍次郎 白又敦 松本岳 小西成弥 

松井勇歩 林田航平
(前列)西田大輔 小野塚勇人 多和田秀弥 安西慎太郎 内藤大希 永瀬匡 藤木孝

本作は、戦況が深刻化した日本を舞台に、甲子園への夢を捨てきれない、予科練に入隊した少年たちの、野球への憧れや「生きたい」という希望を描いた作品。敵国の競技であるとして野球が弾圧され、甲子園が中止になった1944年、少年たちは「最後の一日」に、出身校同士で紅白戦を行う。甲子園優勝候補と呼ばれた強豪・伏ヶ丘商業学校。そして実力は未知だが有力と思われる会沢商業学校。2校の生徒たちは、様々な思いを抱え、グラウンドへ立つ…。

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本作は、戦況が深刻化した日本を舞台に、甲子園への夢を捨てきれない、予科練に入隊した少年たちの、野球への憧れや「生きたい」という希望を描いた作品。敵国の競技であるとして野球が弾圧され、甲子園が中止になった1944年、少年たちは「最後の一日」に、出身校同士で紅白戦を行う。甲子園優勝候補と呼ばれた強豪・伏ヶ丘商業学校。そして実力は未知だが有力と思われる会沢商業学校。2校の生徒たちは、様々な思いを抱え、グラウンドへ立つ…。

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会沢商業学校の投手・穂積均を演じる安西は、「作品の時代背景としては(戦時下ということなど)いろいろとありますが、この劇場、お客様、舞台上の僕たち、舞台袖、全ての空間を表現していますので、僕たちの全力プレイを見て欲しい」とあいさつ。対する伏ヶ丘商業学校の投手、唐澤静役の多和田は、「この時代、限られた時の中で、少年たちが大好きだった野球というものに打ち込む姿、熱意、輝きをこの舞台を通して、お客様と一緒に体感できるように頑張っていきたい」と思いを語ると、「(作・演出の)西田さんが『新しい演劇ができている』とおっしゃっていたのですが、自分もその実感があるので、フルパワーで初日からやっていきたい」と意気込んだ。

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会沢商業学校・岡光司役の永瀬は「毎日、この日が最後だという思いを持って、一球一球、全力で死んでいきたいと思います」と話し、伏ヶ丘商業学校・菱沼力役の小野塚は「細かい技術や技のうまさは捨て置いて、僕たちの熱量と1日に青春をかけた男たちのストーリーを存分に感じていただければ嬉しい」とアピール。

会沢商業学校の島田治人役を松田凌とWキャストで務める内藤は、「Wキャストなので、皆さまよりも早く、客席で見させていただきましたが、めちゃめちゃ面白かったです」とニヤリ。

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さらに、作・演出の西田は「演出している作品は冷静であることを心がけていますが、それさえ忘れられるぐらいの俳優の熱と製作陣の熱意が嘘のないお芝居を作ってくれたと思います。一球を落としたらお芝居が終わってしまうような緊張感と覚悟を持って、たった1日の野球の試合に臨みます。演劇でしかできないことを作り上げてきました」と語り、自信をのぞかせた。

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ゲネプロでは、西田による圧巻の演出に目を奪われる。多くのファンが気になっていたであろう「野球の試合」シーンは、投手と捕手、そして打者の立ち位置をスピーディーに入れ替えることで、多面的に、そして立体感を持って再現され、飽きさせない。さらには、客席や舞台袖も使い、劇場全体がグラウンドになったかのような感覚を抱かせる。

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また、ストーリー展開も秀逸。「戦争」をテーマにすれば、感動シーンを盛りだくさんに入れ込み、ここぞとばかりに泣かせることも可能だが、西田は人物の心情を大切に描き、大げさではなく真摯に描いている。時代がたまたま戦争中だった。そんな描き方だ。しかし、その描き方ゆえに、強い共感性を生んでいる。
もちろん、それらはキャストたちの圧倒的な熱量を感じる演技があってこそ。安西の言葉通りの、全キャストによる「全力プレイ」が全編に渡って展開されている。
なお、この日の舞台挨拶では、ストーリーにちなんで安西による「始球式」も行われた。ステージ上で実際に白球を見事なフォームで投げて見せた安西は、拳を高く突き上げ、会場を大いに沸かせた。

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舞台「野球」飛行機雲のホームランは、7月27日(金)~8月5日(日)に東京・サンシャイン劇場、8月25日(土)~26日(日)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演。

 

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