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2024年4月23日 21:46

草彅剛「僕の代表作です!自分の持っているものをすべて出し切れた」 映画『碁盤斬り』完成披露舞台挨拶

映画『碁盤斬り』の完成披露試写会が4月23日(火)に都内劇場で行われ、舞台挨拶に主演の草彅剛、共演者の清原果耶、中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼、そして白石和彌監督が登壇して作品についてのクロストークを繰り広げた。

本作は、ある冤罪事件をきっかけに、娘と引き裂かれた男が、愛するものを守るために、武士としての誇りを賭けて仇討ちに挑むリベンジドラマ。ヒューマンドラマあり、アクションあり、ロマンスありのエンタテイントメント作品。

草彅が演じるのは、ぬれぎぬを着せられ妻を亡くした浪人・柳田格之進。満席の会場を見渡し、「ワクワク、ドキドキしています」と晴れやかな表情を見せる。頑固な武士役を演じた草彅だが「楽しかったですね。自分の持っているものをすべて出し切れて、幸せな環境で映画が作れたと思います」と力強く語った。完成作品を観て「僕、ちゃんとやってるな-」と感じたようで自画自賛。京都撮影所での撮影を振り返り、「(スタッフ、キャスト)みなさんがこだわりをもっていたので撮影は大変でしたが、みなさんのおかげで演じきることが出来ました」と感謝しきり。そして、「僕の代表作です!」と胸を張った。

草彅の娘・お絹役を演じた清原は「ず―っと、いつかは草彅さんとご一緒したいと思っていました。草彅さんは父上の佇まいで現場にいてくださったので、その背中を支えられたらいいな、追いかけたいなと感じていました」と噛みしめながら熱い思いを伝えた。そんな清原の言葉に草彅が「ありがとう……」と照れる場面もあった。

碁を差すシーンが多かったという國村は「格之進の性格を、碁を通して伝えています。そんなところも楽しんでください」と話す。

生真面目で純朴な萬屋の手代・弥吉役を演じた中川は「ピュアでまっすぐな子。僕にぴったりな役(笑)」と笑顔でコメント。

“トラブルメイカー”の役と紹介された萬屋の番頭・徳次郎役の音尾は「今や白石和彌監督作品と言えば、“音尾琢真が出ている”というセット売り。今年もお歳暮送らなくちゃ―」とめっちゃ笑顔だった。

斎藤は草彅とのアクションシーンを振り返る。「今回の僕の役は最低のくそ野郎の役。正義の反対は悪ではなく、もう一つの正義だなと思って演じた」とコメント。二人の迫力ある立ち回りシーンに大注目だ。

小泉と草彅は29年ぶりの共演となる。小泉は「今回、主役としてすべてを引き受けている草彅さんの姿を見て、感動しました。私も何か役に立ちたいと思って演じました」と話し、草彅からは「うれしいお言葉をありがとうございます。キョンキョン大好きです」と感謝の言葉があった。当日みんなから褒められてばかりの草彅はずっとご機嫌だった。

時代劇を初めて手掛ける白石監督は「新しい時代劇をどう撮れるんだろう、という緊張と不安がありました。今回は美しい映画を撮りたいなと思いました。是非注目して観てください。僕が感じた幸せをスクリーンに閉じ込めました」と仕上がりに手ごたえたっぷり。

終盤、撮影中のエピソードを聞かれた草彅は、共演者たちについて「音尾さんは、カメラ小僧になってめっちゃ写真を撮っていましたね。清原さんと中川くんは囲碁ばっかりやっていたな。國村さんとのシーンを撮った日はすごく寒かった。(斎藤)工くんはすごくかっこよくて……。いつも元気な市村さんに健康法を聞いたら『親が元気なんだよ―』と言われた(笑)。奥野くんはずっと空を見あげていたなぁ」と笑顔で次々と撮影時のエピソードを話すと、「みんな仲がいいんです」と和気あいあいだったことを報告した。草なぎ自身は花粉症で鼻水が止まらず、髭を生やしている役だったので直しに苦労したことを明かしていた。

最後に草彅は「僕やここに立っているみなさんの人生がこの映画に詰まっています。エンタテインメントを楽しめる作品です。ぜひ楽しんでください!」と観客にメッセージを送ってイベントを締めくくった。

映画『碁盤斬り』は、5月17日(金) より全国公開される。

 

 

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