取材:記事・写真/RanRanEntertainment
元宝塚歌劇団星組トップスター柚希礼音のソロコンサート『REON JACK3』が、10月19日(金)東京国際フォーラムCにて開幕した。初日直前にはマスコミ向けの囲み会見とフォトコールが行われ、本番さながらのパフォーマンスが披露された。
柚希のソロコンサートはこれが3度目。今年は大貫勇輔、大村俊介(SHUN)、YOSHIE、クリスティアン・ロペスらスペシャルダンサーを、「ゲスト」ではなく、もっと深くコンサートに参加してもらう形で招き入れているという。
囲み会見の場で、柚希は一年半ぶりとなるソロコンサートについて「ファンの皆様が楽しみにして待ってくださっていると知り、とても嬉しい」と笑顔を見せ、ファンの想いに応えていけるパフォーマンスを見せたいと意気込みを見せていた。今回は昨年の『REON JACK2』よりさらにパワーアップしているそうで、「早く皆様に観ていただきたいと思います」と胸を張った。
柚希は「カッコイイからカワイイまでいろいろなものがかなり盛りだくさんに入っている」と今回の見どころを語り、「カワイイ」の部分について、「すんごいドレスを着るんです!」と力を込めるとその表現に報道陣から思わず笑い声が。柚希のパフォーマンスといえば、カッコイイイメージの方が強い事もあり、「カワイイ」の部分をもっと聞き出そうと記者から次々と質問が飛んでいた。「(自分の楽屋に)掛かっている衣装(ドレス)が、自分の物とは思えない。色といい、形といい……」と話す柚希。今回カワイイドレスを衣裳の一つに選んだ理由について「『REON JACK』の間にいろいろな体験をした事によって、自分自身がどんどん変わっていっています。ですので、今できる今の自分自身をいろいろな場面で表現したいと思ったんです。そして今なら(ドレスを)着られるかな、と思って」と胸の内を明かす。が、いざ着てみると、「最初は歌っていても自分自身が照れてしまうのでダメだったんですけど、今から初日は照れずに行きます!」照れを必死で抑えようとする柚希の姿に報道陣から再度笑いが起きていた。
オフィシャル提供写真
来年で芸歴20周年を迎える柚希。「(宝塚の)初舞台から20年も経ったのか、と驚いています。目の前にある事を必死にやっていたら、20年経ったという感じですね。宝塚で17年、退団して普通の女性に戻ってからはまだ3年で、20年というよりは新人の気分です」と謙虚に語り、来年の過ごし方については「ミュージカルやストレートプレイだったり、いろいろなことを勉強したいと思います。そしてファンの方々に感謝をお伝えしたり、今まで避けてきたものに挑戦したり、という1年にしたいです」とすでに何かを準備しているような笑顔を見せていた。
フォトコールでは、作詞をポルノグラフィティの新藤晴一、作曲を本間昭光が手掛けた「アラート feat. NAOTO」と、宝塚時代にやった「Feeling Good」の2曲を披露。「アラート feat. NAOTO」は赤を基調にしたライティングの中、大人の女の色気を放ちながら激しく踊り、「Feeling Good」は大貫たちと共に、細身のスーツ姿で長い脚を跳ね上げ、その脚を階段に大きくかけるなど、「トップスター柚希礼音、復活!」と思わせるクールなパフォーマンスを見せていた。
柚希礼音ソロコンサート『REON JACK3』
10月19日(金)~21日(日)東京国際フォーラム ホールC
11月8日(木)~11日(日)大阪・梅田芸術劇場メインホール