山田孝之、村西とおるを演じる!Netflix『全裸監督』ワールドプレミア
8月8日(木)よりNetflixで全世界独占配信されるオリジナルシリーズ『全裸監督』のワールドプレミアが、7月24日(水)東京・豊洲PITで行われ、主演の山田孝之のほか、共演の満島真之介、玉山鉄二、森田望智、伊藤沙莉、冨手麻妙、後藤剛範、板尾創路、小雪、リリー・フランキー、國村隼、石橋凌、そして武正晴総監督の総勢13名が登壇した。
本作は、80年代を駆け抜けた《放送禁止のパイオニア》村西とおる(山田孝之)と仲間たちの青春と熱狂を描いたもの。挑戦的な作品、役柄をオファーされた際の気持ちを尋ねられた山田は「『絶対に面白くなる』とワクワクしました。海外に行くと“セリザワ!”(『クローズZERO』での役名)と呼ばれることが多いのですが、これからは“ムラニシ!”と呼ばれたいです。いい機会をいただきました」とコメントし、会場の笑いを誘った。
本作で文字通り“体当たりの演技”を見せ共演者も圧倒した新星・森田は「恵美は表舞台に進んでゆく役ですが、その裏にあるきっかけや思いは忘れずにいようと常に心がけていました。最初はAV業界に進む恵美の気持ちがわかりませんでしたが、私と場所が違うだけで、彼女にとってはそこが輝ける場所なんだと理解してからは考えが変わりました」と、演じる際の気持ちを正直に打ち明けた。
チーム村西の中で紅一点のメイク担当・順子を演じた伊藤沙莉は「毎日がすごく楽しかったです。撮影の合間に健康について話たり、本編とは真逆なとても平和な撮影現場でした」、村西の初監督作品で女優を務めた奈緒子役の冨手麻妙は「チームワークが本当に素晴らしかったです。“キレイ”、“カワイイ”、“セクシー”を飛び越えて、女性に対するリスペクトを持って撮影していただいていました。“女性の裸”への概念が変わる作品だと思います」と、チーム村西が実際にも結束力が強く、女性へのリスペクトを持った最高の撮影現場であったと語った。
村西を追い詰める刑事・武井を演じたリリーは自身の役どころについて「刑事らしくない刑事の役を演じました。“村西とおる”は僕にとってポップスターなので、どんな役でもやろうと思っていたのでオファーをいただけて嬉しかったです。あるAVコンテスト企画の名誉総裁を何年か務めていたので、ドラマという形でAVを描けて、且つ、世界中の人が同じタイミングで観ていただけるのは嬉しいです」と本作への出演の喜びを明かした。
國村隼は村西たちに近付く新宿歌舞伎町のヤクザということで、スタジオに作られた巨大な歌舞伎町セットでの撮影について「我々役者は、セットに入った時にフッとその気になれるかが大切。『全裸監督』の撮影現場は、その時代の空気が見事に再現されていて、素晴らしいセットでした」と、スタッフの尽力に賛辞を送った。
業界最大手ポセイドン企画社長・池沢役の石橋は、あらゆる手段で村西を妨害する恐ろしさと、娘に甘い家庭的な一面を持つ役どころについて「池沢を通して、80年代の物欲や金銭欲にギラギラした熱を表現できればと思い演じました。僕には悪党か危ない男の役しかオファーが来ないのですが(笑)、実際の村西さんと池沢のモデルとなった人物はそこまで対立関係ではなかったということでしたが、ドラマの中ではより敵対するキャラクターとして役作りをしました」と語った。
本作のメガホンをとった武総監督は撮影を通して、山田と森田の変化を一番に肌で感じることがあったという。それに対し山田は「村西さんご本人とお会いして、スイッチを入れて話す、相手によって表現を変える部分は意識して表現しました」と村西とおる本人との対面により得た感覚を役作りに生かしたことを明かし、森田は「自分ではそこまで変化することを意識していませんでしたが、恵美のように私自身もこの現場で素晴らしいキャストの皆さんに囲まれて、たくさんのことを吸収できたと思います」と感謝を述べた。
最後に監督から「女性へのリスペクトなくして、これからの作品は作れないと思います。今作でも出演してくれた女優陣は本当に体を張って演じていただいていますし、スタッフたちもどうしたら女性の生き生きとした姿が描けるかを考えて取り組みました。女性の方にもぜひ見ていただきたいです。そして、この題材を選び作品にすることはとても難しかったですが、これを機に日本も難しいことを面白くすることに挑戦していければと思います」と力強く語った。
アダルト業界で真剣に自身の道を切り拓いた若者たちを熱く描いた本格エンタテインメント『全裸監督』は、8月8日(木)から、Netflixにて全世界独占配信される。
公式サイト:https://www.netflix.com/全裸監督