朝海ひかる主演『サロメ奇譚(仮)』
芸能生活 30 周年を迎えた朝海ひかる主演の舞台『サロメ奇譚(仮)』が2022年春、東京芸術劇場シアターイースト、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演されることが決まった。
オスカー・ワイルドの戯曲『サロメ』はこれまで多くのアーティストの創作意欲を刺激し、オペラ、バレエ、映画、舞台などの様々なジャンルで上演され、またサロメを原作とした多くの翻案作品が作られてきた。今回脚本を手掛けるのは、主宰する演劇ユニット「ブス会*」を始め、近年ではTV ドラマの脚本にも活躍の場を広げ、現代を生きる女性を独自の観察眼で描き出すペヤンヌマキ。演出は、劇団文学座に所属し 2013 年に初演出以降、多くの劇団内外作品にて演出を担当する新進気鋭の稲葉賀恵が手掛ける。
王女サロメはなぜ預言者の首を求めたのか。若さゆえの無垢な欲望なのか、心に潜む闇の現れなのか、それとも―。 サロメの奇怪な望みを謎解くべく、彼女の生い立ちと彼女を取り巻く家族に焦点をあてながら、リアリティある等身大の女性としてサロメを描く。
王女サロメ役は、1991年に宝塚歌劇団月組公演「ベルサイユのばら」で初舞台を踏み、芸能生活 30 周年を迎えた朝海ひかる。宝塚歌劇団退団後は、ミュージカルのみならず、ストレートプレイや映像作品など活躍の場を広げてきた朝海の新たな一歩を進みだす作品となる。
共演には、サロメの母親に、劇団「ナイロン 100℃」に所属し、舞台を中心に映像やナレーション、 コラムニストとしても幅広く活躍している松永玲子、地下牢に幽閉されている預言者には、近年 2.5次元ミュージカルで注目を浴びストレートプレイや朗読劇など新たなジャンルで活躍の幅を広げる若手俳優の牧島 輝、ユダヤの王でありサロメの義父を演じるのは、テレビドラマや映画を中心にコミカルな役どころから味のある名脇役として活躍するベンガル。
主演:朝海ひかる コメント
この度、私の芸能30周年記念公演の演目には何が面白いか…演出の稲葉さんにお願いした所、いくつか挙げてくださりその中の最初に挙げてくださった戯曲が『サロメ』でした。私も何度か拝見しているこの作品ですが、サロメが「少女」という事もあり、完全に一観客として観劇してました。「今の私」が表現できる『サロメ』を脚本のペヤンヌさんがどう炙り出すか、稲葉さんがどう演出されるか。とても楽しみでなりません。皆様、目撃者となり様々なモノを感じて頂けたら、この上ない周年公演となります。劇場でお待ちしております。
公演日程
【東京】 2022 年 3 月中旬 東京芸術劇場 シアターイースト
【大阪】 2022 年 4 月上旬 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
◆一般発売日:来春チケット一般発売予定
◆公式サイト: https://www.umegei.com/schedule/981/