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2021年12月16日 16:16

【前編】阿部純子インタビュー!今江大地(関西ジャニーズJr.)主演『大阪環状線 大正駅編〜愛のエイサー プロポーズ大作戦〜』

取材:記事/RanRanEntertainment・写真/オフィシヤル

今江大地(関西ジャニーズJr.)が主演する舞台『大阪環状線 大正駅編〜愛のエイサー プロポーズ大作戦〜』が2021年12月11日(土)~25日(土)まで大阪松竹座で上演される。本作は、2016年から関西テレビで放送された1話完結のオムニバスドラマ「大阪環状線」の舞台化作品、第二弾である。2019年の『天王寺駅編』に続き、今回は「大正駅」が舞台。廃部の危機に直面した高校の吹奏楽部の顧問を務める亮太(今江大地)と幼馴染の美咲(阿部純子)を巡る人間模様を描く。出演はほかに小柴陸、陰山泰、上杉祥三、そして小川菜摘。

本作が初舞台となる阿部純子に舞台にかける意気込みと作品の見どころを聞いた。

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――阿部さんにとって初舞台ですが、お気持ちはいかがですか?

今まで挑戦したことがないことの連続だったので最初は緊張したんですが、今はスタッフさんや出演者の皆さんに支えていただき、頑張っていこうという気持ちになっています。

――数々の舞台の中で、初舞台に大阪松竹座の舞台を選ばれた理由は?

私は大阪出身で、大阪松竹座は何度も小さい頃から足を運んでいた場所だったんです。まさか自分がお声をかけていただけるなんて思っていなくて。自分の生まれ育った町で初舞台を踏ませていただける機会は二度とないチャンスだと思ったので、ぜひやらせていただきたいとお願いしました。

――舞台に挑戦しようというお気持ちはもともと持っていらしたのですか?

ありました。今までも舞台をよく観ていましたしミュージカルも好きです。でも、自分が出演する日が来るなんて正直夢にも思っていなかったのですが、出たいなと願っていたら不思議とそんなお話をいただけました。

――脚本を読まれて、どのような感想を持ちましたか?

作品の中で、エイサーを踊ったり、家族の愛情、友情、幼馴染との愛の物語であったり、様々なものが盛り込まれていて、読んでいるだけで気持ちが明るくなりほっこりするような物語だなと思いました。

――2019年の『天王寺駅編』に続いて、今回は大正駅編ですが、大正駅と聞いて思い浮かぶことはありますか?

沖縄の街並み、お料理屋さんが美味しいというイメージがあります。まだ、実際には行けていないんです。時間をみつけて行こうと思っています。

――大阪環状線に馴染みはありますか?

大阪の中心なので、環状線は大阪に戻ってきたと実感できる場所ですね。

――「愛のエイサープロポーズ大作戦」という副題も気になりました。題名を聞いていかがでしたか?

どんな物語なんだろうとワクワクしました。最初は自分がエイサーを踊ったりとか、沖縄民謡を歌うことを知らないまま読んでいたので、歌うんだと思って(笑)。

――歌う場面があるのですね?

沖縄の民謡を歌わせていただいて、エイサーを踊らせていただきます。今、実際に先生に稽古をつけていただいて、取り組んでいます。独特の歌い方で、ポップスを歌う声の出し方とはまた違うみたいで、“民謡ってこう歌うんだ”と思いながらやっています。

――沖縄のエイサーは人気がありますが、どんな歌を歌われるのですか?

「安里屋ユンタ」と、「ダイナミック琉球」という歌を歌います。

――実際に沖縄の方から指導を受けているのですか?

沖縄出身の方に教えていただいています。

――吹奏楽部という設定がありますが?

私が演じる美咲の幼馴染(亮太)が高校の先生で、吹奏楽部の部活顧問をしているんです。その部活が廃部になってしまうかもしれないという危機に陥っていて、今どうするかということで、みんなで盛り上げていこうという場面になります。私は演奏しませんが、主演の今江大地さん(亮太)の高校の吹奏楽部員たちはトランペットとかホルンとかトロンボーンとか、練習をされています。

――演じる美咲についてはどのような女性だと捉えていますか?

彼女は意志が強くて自分の気持ちにまっすぐな女性だなという印象があります。女優という仕事をしていて、自分のあるべき姿を全うしようとする気持ちもありながら、自分の原点、大正駅の街にもどってきて、本当は自分はどういう気持ちなのか、自然体に戻って自分の気持ちに向き合う、そこで葛藤するのがひとつの見どころなのかなと思います。

――美咲像は浮かんでいますか?ご自身に近いところはありますか?

私自身も自分の気持ちに真っ直ぐなところがあるので、そういうところは共通するのかなと思っています。大阪に戻ってきて、安心する場所という気持ちになったりとか、立ち返る場所なので、そういうところは共通しているなと思います

――ご実家が今も大阪にあるのですか?

はい。住まいは東京なのですが、実家は大阪です。

――やはりほっとする場所なのですね。

そうですね。大阪弁を聞くとほっとします(笑)。

――今回の公演に向けて準備されていることは、エイサーの練習、歌の練習の他に何かありますか?

今回初舞台で、初で歌を歌って、ダンスをするのですが、10月からボイトレをしていて、どういう風に声を出せばいいのか土台から教えていただいているので、すごく勉強になっています。

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――関西テレビの大阪環状線シリーズの演出を手掛けた木村弥寿彦さんが前回の大阪松竹舞台『大阪環状線 天王寺駅編』に続いて今回の舞台も演出されるのですね。

はい。私は(関西テレビの大阪環状線シリーズ)「桜ノ宮駅」に出演したのですが、木村さんが監督で入っていらして、また別のドラマでもお世話になり、今回3回目です。すごく安心感があります。

――木村さんからはどんなお話がありましたか?

まだ抜き稽古だけなのですが、木村さんはいつも役作りを任せてくださるところがあって、ポイントポイントで「こうしたらいいんじゃない?」と提案してくださるので、まず私が持って行った美咲を見せてというような雰囲気を感じています。これから本稽古が始まるので、これからかなと思っています。

――今回の共演者の顔ぶれをご覧になっていかがですか?

まだお会いして一週間しか経っていないのですが、まだまだ、学ぶことばかりで私が足を引っ張らないように頑張らないという気持ちになっています。皆さん和気あいあいとしていて、「楽しくやれたらいいね」と今江さんにも声をかけていただきました。初めてのことばかりでいろいろと慣れないことに挑戦して、こうしよう、ああしようと考えることはあると思うのですが、皆さんと作り上げていく舞台なので楽しんでいこうと思っています。

――現時点での今江大地さんの印象は?

昨日、初めてお芝居を一緒にさせていただいて、今回は高校教師役なのですが、ほんとに立っている姿がいつも素敵で、お芝居していても笑かしてくれる、ほんとに素敵な方なので、私も一緒にお芝居楽しくできたらいいなと思っています。

――美咲はIT業界の社長と婚約をしているという設定ですが、どんな男性なのですか?舞台に登場するのでしょうか?

はい!間違いなく突っ込みどころが満載なので、そのシーンが楽しみです。お金持ちなので、いろいろなものごとをお金で解決しようとする男性です。美咲自身は自分の職業が女優だからこそ、どういう風な人とお付き合い、どういう風にファンの方から見られるか考えながら付き合っています。

――女優役の難しさは感じていますか?

そうですね。自分が改めて女優役を演じるのは挑戦だなと思います。歌もダンスもするので。それも含めて新たな挑戦だなと思っています。

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舞台『大阪環状線 大正駅編~愛のエイサー プロポーズ大作戦~』

日程:2021年12月11日(土)~25日(土)
会場:大阪松竹座
演出:木村弥寿彦(関西テレビ)
脚本:小林弘利

出演:今江大地(関西ジャニーズjr.) 阿部純子
   小柴陸(AmBitious/関西ジャニーズJr.) 伊藤真央 堀くるみ 彩木咲良 寺田もか
   井上拓哉 間慎太郎 小寺真理(吉本新喜劇)あだち理絵子 シルク
   陰山泰 上杉祥三
   小川菜摘

協力:箕面自由学園高等学校吹奏楽部
主催:松竹株式会社 関西テレビ放送
製作:松竹
公式サイト https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/202112/

【ストーリー】
12月某日、大正駅前で音楽教師の亮太(今江大地)は幼馴染の美咲(阿部純子を待っていた。顧問を務める吹奏楽部が廃部の危機に直面。なんとか存続の道を模索していた亮太はクリスマス公演を盛り上げる為、東京で人気女優となった美咲にゲスト出演をお願いしようと考えていたのだ。
そして亮太にはもう1つ目的があった。IT社長との婚約を発表したばかりの美咲に秘める想いを伝えたい。実は美咲も素直に伝えられない気持ちを抱えていた・・・。クリスマス公演を成功させるため吹奏楽部とエイサーのコラボレーションに奮闘する2人は、互いに思いを伝えられないまま公演当日を迎えてしまう――。

 

 

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