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松本零士の代表作『銀河鉄道999』をミュージカル化した『銀河鉄道999 THE MUSICAL』が、4月8日(金)から日本青年館で上演される。本作は、1979年公開の劇場版をモチーフに宇宙への旅立ちから別れまでを、オリジナルストーリーを加えながら“完全版”として描く。脚本・作詞を高橋亜子、演出を小山ゆうな、音楽監督をゴダイゴのミッキー吉野が担当。そして、中川晃教が2018年・2019年の舞台『銀河鉄道999』より星野鉄郎役を続投する。中川に公演への意気込みや鉄郎の役作りについてなどを聞いた。
――鉄郎役は実に3度目となりますね。ご出演が決まった時はどんな思いでしたか?
俳優としてさまざまな役を演じさせていただきましたが、鉄郎は運命を感じる役どころです。今回、3回目にしていよいよミュージカルという形で上演されるので、これまでの経験を本作に生かしたいと思っています。集まってくださったキャストの方々、スタッフの方々の力が一つになったときに生まれる感動があると思うので、それを目標に挑んでいきたいと思います。
――2月には制作発表も行われました。その中で、中川さんは鉄郎のテーマ曲である「マイ・ディグニティ」を歌唱披露されましたが、この楽曲にはどんな思い入れがありますか?
この楽曲は、1月に行われた「Japan Musical Festival」というミュージカルフェスで初めて歌わせていただき、その後に制作発表で歌わせていただきました。どちらも編成が違っていて、制作発表では(本作の)音楽監督を務められるミッキー吉野さんがキーボードを弾いてくださったスペシャルバージョンでした。実はその後に、井上芳雄さんがMCを務めていらっしゃる「グリーン&ブラックス」というWOWOWの番組でも歌わせていただいているので、開幕前に3回も歌わせていただいているんです。とてもおしゃれでかっこよく大好きな曲です。ミュージカルナンバーとしても、たくさんの方々の耳になじんでいただけたのかなと思うと、お客さまを舞台の世界により誘えるのではないかと思っています。
――鉄郎という人物をどのように捉えていらっしゃいますか?
彼は、目の前で悲しんだり、苦しんでいる人がいると、まるで自分のことのように寄り添って、助けようとするおせっかいなところもあります。そうして人と関わって人に影響を与えていく。一生懸命に物事に向き合っていても答えが出ないこともたくさんありますが、それでも鉄郎は絶望することなく、再び未来へ向かって歩こうとする。決して足を止めない。与えられた時間を精一杯生きることの先に幸せがあると感じていると思います。
――これまでの2作は“音楽劇”でしたが、今回はミュージカルという形での上演です。ミュージカルになったことで、どんな変化がありますか?
正直なところ、それはやってみないと分からないというのはありますが、一番違うのは脚本の書かれ方だと思います。これまでの音楽劇では、音楽は象徴的な存在で、物語と分断したところに存在していても成立しました。ですが、今回は、まず、それぞれのキャラクターが持っているナンバーがある。そして、楽しいナンバーもあれば、悲しいシーンに立ち会うナンバーがあったりと、それぞれのシーンに合った楽曲もあります。鉄郎は人間の体から機械の体になりたいという夢を抱いて999号に乗り込み、旅をする中で「何が本当の幸せなのか」を考えますが、それも「大宇宙の謎」という楽曲として表されています。なので、今回のミュージカルでは、今作品が持っているテーマ性が、うまくミュージカルとして脚本の中に集約されていることを感じました。きっと、こうしたナンバーの積み重ねで、「ミュージカルだからこそ感じられる999」というものがあるんだろうと思います。
――では、共演者の方々の印象をお聞かせください。メーテル役の花總まりさんとは本作が初共演になりますが、花總さんの印象は?
とてもステキな方です。歌声もさることながら、お芝居も、お人柄も素晴らしい。しっかりとされているのにユーモアもあって、稽古場ではキャストの皆さんを気遣われてさりげなく声をかけてコミュニケーションをとっている姿を拝見しています。包容力のある方という印象があります。
――花總さんが演じるメーテルは、優しさの中にも強さがあるメーテルになるのではないかと想像しているのですが、中川さんから見てどんなメーテルだと感じていますか?
おっしゃる通り、そういう部分があると思います。その強さも、さまざまな場面で感じます。例えば、悲しい時の強さ、嬉しい時の強さ、それから苦しくて立ち止まってしまいそうになった時に見える強さもある。さまざまな強さを持っていて、でもどこかに憂いを帯びた空気がある。花總さんも「誰もが『メーテルはこうだね』と思うキャラクター像を大切に演じていきたい」とおっしゃっていましたが、まさにそれを体現されているように思います。僕たちは今、「2.5次元ならぬ2.8次元を目指そう」と言って稽古に臨んでいますが、花總さんのメーテルは本当に舞台上にスッと劇中のメーテルが現れたような、夢を見ているかのような気持ちになれます。
――機械伯爵役の佐藤流司さんとも初共演となりますが、佐藤さんの印象はいかがですか?
今回、流司くんは機械伯爵とプライダーという2役を演じるんですが、鉄郎にとってプライダーはとても大事な出会いのひとつです。彼との出会いが後(のち)に「有限の人生をどうやって生きるのか」という気づきを与えてくれます。流司くんもプライダーという役が大切な役だということは認識していて、果たさなければいけない役割に対する緊張感を持っていらっしゃるのを感じました。最初の稽古の時に、気取らずに、でも気負いを感じました。彼は、幼い頃から空手をやっていたそうで、もしかしたらそうしたバックボーンから生まれるたたずまいなのかなとも思います。とても男らしくて頼りがいがある方で、小さなつまずきにもきちんと反応しながら、「どういうふうにつまずいて、どういうふうに転んで、どういうふうに立ち上がればいいんだろう」ということを綿密に考えていることを感じます。俳優としても魅力的で、刺激をいただいています。
『銀河鉄道999 THE MUSICAL』は、
4月8日(金)〜18日(月)に、東京・日本青年館ホールで上演。
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