取材/RanRanEntertainment
ドラマイズム『REAL⇔FAKE Final Stage』がMBS/TBSほかにて現在放送中だ。2019年9月からスタートした本ドラマシリーズは、芸能事務所の垣根を超えたユニット「Stellar CROWNS(ステラクラウンズ)」を取り巻く、真実(REAL)と嘘(FAKE)を描くミステリードラマ。Final Stageの最終回を31日に控え、出演者の荒牧慶彦、佐藤流司、松村龍之介、和田雅成が取材に応じ、見どころや撮影の思い出を語った。
(左から)佐藤流司、松村龍之介、荒牧慶彦、和田雅成
――ついにFinal Stageです。改めて、今シーズンの見どころを教えてください。
荒牧:これまでのStageでもミステリー要素がたくさんありましたが、Final Stageが一番ミステリーしていると思います。謎が明確に提示されて、その謎をみんなで解決に導いていくという王道ストーリーです。「Stellar CROWNS」のメンバーにも疑わしい人がたくさんいるので、視聴者の皆さんも推理をしながら楽しんでいただけるんじゃないかと思います。
佐藤:右に同じです(笑)。まさしく荒牧くんが言った通りですが、それに加えて、新キャストが増えたり、豪華なゲストの方々に来ていただいたりしているので、彼らがどう物語に関わってくるのかに注目していただければと思います。
松村:ある洋館を舞台にしているので、閉ざされた場所で起こる事件という緊迫感もあります。「Stellar CROWNS」のメンバーは、First Stageからずっとご一緒しているので、より絆が深まっているので、そこも見どころです。
和田:今回は、メンバーみんなが顔を合わせて撮影するシーンが多かったので、それぞれのキャラクターのポジションがより明確になっていると思います。そういう意味では、キャラクターについてもより深く知れるFinal Stageになっているんじゃないかなと思います。
――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
荒牧:和気あいあいとしてました。今はコロナ禍ということもあって、初対面の方が多いと、なかなか距離を縮めるのが難しいのですが、このシリーズは見知った仲間たちなので、撮影していない時の方が和気あいあいとしているくらいでした(笑)。
――そこでは、どんな会話をされていたのですか?
荒牧:「ワンピース」クイズをしてました。
和田:それしかしてないくらい、ずっとやってたよね(笑)。
佐藤:俺はずっと芝居について考えてましたけど(笑)。
――シリーズを通して同じキャラクターを演じてきましたが、今、振り返ってみて、それぞれのキャラクターとの共通点や、逆に全く違うというところはどんなところですか?
和田:征行は、「Stellar CROWNS」のリーダー役なのですが、その彼の立場と自分がどんどんリンクしていくような感覚はありました。最後には、みんなのことがすごく愛おしくなっていましたね。何事にも熱い男なので、そういうところも共感できるところでした。
松村:黎士郎は、人に寄り添う人物ですが、僕もどちらかというとそういうタイプだと思います。“誰かのために”とか、“誰かの邪魔をしないように”と考えて動くことが多いので、そういったところは似ているように思います。似てないところは、ハッキング技術です(笑)。経験がないので。
和田:あるだろう(笑)?
松村:それは、言わないくださいよ…じゃないですよ! やったことないんですから(笑)。
佐藤:そもそも当て書きということもあって、俺はほぼ一緒だなと思います。強いていえば、ボケの量が翔琉は少ない(笑)。
荒牧:翔琉は全然、話さないもんね(笑)。
松村:確かに、そこは圧倒的に違いますね(笑)。
荒牧:僕はそれほど凪沙との共通点ないんですよ。僕だけ当て書きじゃないらしいんです。確かに凪沙のかわいらしいキャラクターは演じやすいですし、演じていても楽しいのですが、僕自身に似ているかと言われたらそうでもないと思います。
――キャラクター同士の関係性は、普段の皆さんと共通点はありますか? 1話のバーベキューのシーンは、かなり自然体なのかなと感じましたが。
和田:近いと思います。やっぱり僕たちのことを分かった上で(脚本を)書いていただいていますので。
松村:僕も近いと思います。
佐藤:俺は、プライベートは全員に敬語なんで、違うかな(笑)。
和田:嘘つくなよ(笑)。
――アドリブもあったんですか?
和田:ありました。1話で悠輔(植田圭輔)が紘希(猪野広樹)に脅かされた後、“イー”という顔をするのですが、それを見て僕が「なんだ、その顔」って言ったのも、テスト(リハーサル)でやったのが採用されたものでした。
――撮影で印象に残っているシーンや、苦労したシーンは?
松村:自分は染谷(俊之)さんが演じる守屋と一緒に洋館にいたので、外でのロケは少なかったのですが、お三方(荒牧、佐藤、和田)は、外での撮影シーンが多かったので、寒くて大変だったと思います。
荒牧:特に夜の森のシーンは寒かったですね。僕自身が大変だったのは4話のシーンなので、ネタバレになるので今は伏せます(笑)。
佐藤:俺は、4話のとあるシーンで自分の頭をぶっ叩いたシーンが大変だったかな。その日、一日頭痛が止まらなかったです。やりすぎて(笑)。
松村:本番から、何テイクもやっていたもんね。毎回、本気で叩いてたから大丈夫かなって思ってました。いい音がしてましたが。
荒牧:印象的だったというか、見ていてハラハラしたのは、翔琉と征行が言い合いになって、それに対して守屋が怒鳴るというシーンです。
和田:守屋が「落ち着けよ」って言ったら、二人がスッと落ち着く(笑)。
荒牧:そう(笑)。
佐藤:(守屋が)一番強いんじゃないかって。
――では、今回の撮影を通して、実はこんな一面があったという、お互いの新たな発見はありましたか?
佐藤:これ以上、新たな一面を発見できたら、それは隠し事を暴いたレベルになるので、さすがにもう(笑)。
和田:のすけ(松村)がめちゃくちゃ嘘つきってことかな。
松村:えー(笑)?
和田:撮影中、次の日の撮影の入り時間とかを聞いていたんですが、全部嘘をつくんですよ(笑)。
松村:いやいや、マネージャーのごとくPDFまで送って教えていたじゃないですか(笑)! 僕は先輩方のかわいい一面を今回は見られたなと思っています。まーしーさん(和田)は、しっかりしていて男らしい感じですが、時々、天然な面があったり…。
和田:そんなの出したことないよ。
松村:ないですね(笑)。
和田:ほら、今のが嘘です(笑)。
佐藤:俺、一つありました。(撮影中に滞在していた)ホテルに大浴場があったんですが、荒牧くんが「昨日、大浴場に行った」と話しているのを聞いて、「この人、大浴場に行くんだ」と思いました。
全員:あははは(笑)。
和田:確かに大浴場に行かなそうなイメージはある(笑)。 しかも、意外なのが、荒牧はタオルで隠さないんだよ(笑)。
松村:何で知ってるんですか(笑)。
和田:俺は隠すんだけどね。前に、(荒牧と)そんな話をしたことあって(笑)。
荒牧:したね(笑)。
――荒牧さんが「行かなそう」だと思った理由はあるんですか?
和田:顔です。「俺、シャワーでいいや」ってタイプなんじゃないかなって。
佐藤:裸の付き合い苦手そうですし。
――なるほど(笑)。ドラマとしてはFinal Stageで一区切りがついた形になると思いますが、この4人に植田さんを加えた「Stellar CROWNS」のメンバーで、今後何かできるとしたら、どんなことがしてみたいですか?
荒牧:この作品のスタッフの皆さんにとてもよくしていただきましたし、とても楽しい時間を過ごせたので、また同じチームで何かできたら嬉しいです。
佐藤:Final Stageの1話でバーベキューのシーンがありますが、撮影用に用意していただいたものなので、実際にはできなかったんですよ。なので、改めてバーベキューをしたいです。
和田:キャンプいいよね。
松村:僕は、温泉に行きたいです。大浴場の話もありましたが、結局、今回の撮影では誰とも(浴場では)会えなかったんで。
和田:ボーリングのようなアクティブなことをしたいです。みんなでスポッチャ。
荒牧:コロナ禍でお酒を飲む機会もないから、みんなで気兼ねなく、普通にお酒も飲みたいよね。
――5人で飲む機会は、今までなかったんですか?
荒牧:First Stageの時に1回あったよね?
和田:あの時は流司がいなかった。来て欲しかったよ。みんなですごくくだらない話をして盛り上がったんですよ。あれは楽しかったので、今度は流司も入れてみんなで飲みたいですね。
(場面写真・オフィシャル提供)
ドラマイズム『REAL⇔FAKE Final Stage』は、MBS毎週火曜24時59分~/TBS毎週火曜25時28分~放送中。最終話は、1月31日に放送。
TBS放送後、TVerで1週間無料見逃し配信。
公式サイト: https://realfake-official.com
©「REAL⇔FAKE」製作委員会・MBS
<文・写真/嶋田真己>