美男<イケメン>ラーメン店」に続き、韓国で今年1~3月に放送され、タイトル通りのかっこよさで熱狂的なファンを生み出したドラマ「美男<イケメン>バンド~キミに届けるピュアビート」。理不尽な大人の社会に振りまわされつつ、自分を見失わない高校生ロックバンド「眼球浄化」のメンバー。リーダーのクォン・ジヒョク(ソンジュン)、リードボーカルのチュ・ビョンヒ(イ・ミンギ)、ギターのイ・ヒョンス(エル)、ベースのキム・ハジン(ユ・ミンギュ)、ドラムのチャン・ドイル(イ・ヒョンジェ)、キーボードのソ・キョンジョン(キム・ミンソク)と彼らの女神的存在のイム・スア(チョ・ボア)、そして最大のライバルのユ・スンフン(チョン・ウィチョル)が織りなす青春ストーリー。その「眼球浄化」の雄姿に4月から日本でもMnetで会うことができる。日本初放送を記念したイベントが2012年5月8日(火)、四谷にあるハンマダンホールで開かれた。
会場のライトが消えるとスクリーンには「眼球浄化」のメンバー役のソンジュン、エル、イ・ヒョンジェ、ユ・ミンギュ、キム・ミンソクの顔が次々と映し出された。集まったファンは、それだけで「オッパー」「キャー」と歓声を上げる。そして、スクリーンが上がると、4人の姿が。ステージには右からキム・ミンソク、ユ・ミンギュ、ソンジュン、イ・ヒョンジェが並ぶ。4人ともTheバンドというようなロックテイストのブラックファッションで決めて。
ドラマでも超がつくほどかっこいい彼らが、ファンの前に登場したのだ。ファンの胸の高鳴りは最高潮になる。まずは1人ずつ挨拶。
ミンソク:(明るく元気に)みなさん、こんにちは!ソ・キョンジョン役のキム・ミンソクです。お目にかかれてうれしいですね。よろしくお願いします!!
ミンギュ:みなさん、よろしく…、キム・ハジン役のユ・ミンギュです。よろしくお願いします。
ソンジュン:はじめましてソンジュンです。よろしくお願いします。
ヒョンジェ:みなさん、はじめまして、チャン・ドイル役の…(笑)イ・ヒョンジェです。よろしくお願いします。
ソンジュン:エルはとても忙しくて、僕たちもなかなか会えないんです。地球のどこかにいるんじゃないかな?(笑)
残念ながら、「眼球浄化」メンバーの1人であるエルの来日は今回、実現しなかったが、これだけのイケメンが勢揃いして、ちょっと間違えたりもしたが、それもご愛嬌。日本のファンへの思いからだろう、日本語でのファンへの挨拶からはじまった。
いろいろと聞きたい。まずは、日本の印象などを質問!
Q1:来日はいつ?
A1:ミンソク「おととい?(横にいるミンギュに指摘されて)あれっ?昨日、日本に来ました。(笑)」
Q2:何を食べた?
A2:ヒョンジェ「お好み焼き?あっ、しゃぶしゃぶを食べました。サラダも!(会場は大爆笑)日本のサラダとても美味しいです。」
Q3:日本にはよく来るの?
A3:ミンギュ「以前、国楽(伝統音楽)をやっていて、日本にも公演で来たことがあります。そのときは観光もできず、すぐに帰国しなければなりませんでした。でも、今回はファンの皆さんとこのようにお会いできてうれしいです。」
ここで、ファンへも質問!
Q1:「美男<イケメン>バンド」観ている人?
A1:はーい!(会場中から手が上がる。大きな声で「私、観てます!!」といわんばかりに。)
でも、ちょっと少ない?声小さい?もう一度!
Q2:「美男<イケメン>バンド好きな人?」
A2:はーい!!(もっともっと大きな声で)
この様子を見た彼らもうれしそうな笑顔に。
ドラマのなかでもソンジュンは絵を描いていたが、それも自分で描いた絵だそうだ。それについては、「落書き程度のものなので、たいしたことありません。」と照れる。しかし、イケメンは何をしてもかっこいい。そこで、この「美男<イケメン>バンド」について、各自描いた絵を披露することになった。
ヒョンジェの絵披露!「大きな赤い太陽とその下には白い雲」
「僕たちは実際まだ20代で若いけど、学生ではなく、もう社会のなかにいるので、“社会の垢”がついているように思います。でも、高校生役のこのドラマを通じて、童心に戻り、本当に高校生に戻ったように満たされた明るい気分、まるで太陽のような気分になれたので、太陽と雲を描きました。」
ソンジュンの絵披露!「ビョンヒと目を黒とブルーで描いた抽象的な絵」
「僕たちの苦痛です。ここにはビョンヒと片思いしている人がいる。「眼球浄化」なので、目を描きました。感性で描きました。」
ミンソクの絵披露!「中央にメンバーの姿」
「(ハァーと一息ついて)タイトルは「無断横断」です。ここに天使がいます。先に死んじゃったビョンヒです。1人1人メンバーを描きました。下手だけど、分かるでしょ?若いからって、違法なことではなく、“前に突き進むんだ!”ということを表現しています。ちゃんと、僕が一番背を低く描いてますよ!(笑)」
いつも明るく楽しさを振りまくムードメーカーのミンソク。ほかのメンバーからするとツッコミの対象でもある。「うまいね。」というミンギュに対して、ソンジュンは「まぁまぁ。」と気のない感想を。
ミンギュの絵披露!「まつげが長い目とピンクのドットの蝶ネクタイをしたスカル」
「バンドの名前「眼球浄化」をイメージした絵です。僕は絵が下手で、本当は目をもっとキラキラさせたかったのですが…。(泣)一方で僕たちは乱暴なところ(街でけんかしたり、無断横断したり)もあるので…。かっこつけたり、音楽を楽しんでいる雰囲気も出しました。」ミンソクが「骸骨にしては奥二重でかわいい。」、ヒョンジェは「骸骨じゃなければ、ハンサム。(笑)」とコメント。
4人の画伯の絵はこれだけでは終わらない。続いて、自分の役のイメージを絵に描いてみたという。
ミンソク画伯の絵大公開!「天使?羽の生えた格闘家?いえ、天使です」
「はじめて天使を描いたんですけど、なんか羽をつけた格闘家みたいになっちゃいました。(泣)僕が演じたキョンジュンはプサン訛りでとても良い子なんです。」と。「実際の僕は調理師になりたくて、和食を専攻し、大阪のトンカツ屋さんで修行したこともあるんですよ。でも1ヶ月でくびになっちゃいまいた。(笑)」「僕にとってはじめてのドラマ撮影でした。撮影が終わって2ヶ月、ずっと一緒にいたみんなと会えないのがとても寂しい。でも、こうしてみんなで日本に来れてうれしくて抱き合っちゃいました!」とおもしろおかしくエピソードも聞かせてくれた。
ヒョンジェ画伯の絵大公開!「唇に指をあてて、静かに」
「僕が感じたままを絵にしてみました。」と言いながら、実際にその仕草をしてみる。ファンはその何ともいえない雰囲気にドキドキしたことだろう。「ドイルは寡黙で口数が少ない男ですから、こういうイメージですよね。」「僕自身はこれから歌手として日本デビューをする予定です。7月の…。」と言いよどむと、ファンからすかさず、「18日!」と助け舟が出た。「僕は元々ミュージシャンなので、ステージで音楽を演奏するととても気分が高ぶります。夢は日本ライブツアーです!」と高らかに宣言した。ただの夢では終わらず、その夢が実現する日もきっと近いだろう。
ミンギュ画伯の絵大公開!「コンサート風景、ベーシストに声援を送る女性たち」
「ドラマの中で、なんでバンドを組むの?と質問されるシーンがありました。ハジンはもてるため!と答えます。だから、ステージでベースを弾いているハジンとそれを見つめている女の子たちを描きました。」ドラマの中でもかっこいいミンギュ。なんと剣道が得意で韓国全国優勝を果しているそうだ。俳優になる前はチャンゴ奏者として韓国の伝統音楽と世界各国の音楽と融合させた音楽をめざしていたという。素のミンギュもドラマに引けをとらず、文武両道でかっこいいではないか。
ソンジュン画伯の絵大公開!「ギタリストの自分」
「髪の毛?抜けちゃいました。(笑)」「僕は…腕にこだわりが!この腕。」とウィットに富んだトークで会場を沸かせた。ニュージーランドに2年間留学経験があり、英語も堪能!そして、ドラマの中だけではなく、プライベートでもギターを弾くという。そこでアコースティックギターを手に、その“腕”ならぬ“腕前”を劇中歌の「無断横断」で披露!パリコレにも出演したことがあるという。才色兼備ならぬ秀外恵中のソンジュン。
ここでメンバー同士での質問タイム!
ソンジュン「実際、ナンパうまいの?」→ミンギュ「そんなことないよ。でも、僕が好きになった女の子とはいつも上手くいきますね。もちろん、告白は僕から。」かっこいい男は違う。
ミンギュ「ドラマの中で誰と恋したかった?」→ミンソク「僕…女の子として?(悩)正直、ドラマの中では彼女がいなくて…僕が女の子だったら。(自分でドラムロール!)ミンギュを選びます!」相思相愛になるか?!残念ながらミンギュは「僕は…。」と否定。
ミンソク「撮影中、僕に傷つけられた?」→ヒョンジェ「胸を触られました。(笑)」一番年下のミンソクは同級生役でツッコムのが楽しくもあり、ちょっとためらわれていたそうだ。でも、そんなミンソクをメンバーはかわいがっている。そんな仲の良さが画面からファンに伝わっているのではないか。
ヒョンジェ「何でみんな背が高いの?男としてはやっぱり背が重要だよね。」→この質問には一番小柄でかわいいミンソクがいじけるシーンも。そんなところが余計かわいさを助長させている。なんと、ソンジュンとミンギュは180cm後半であるにも関わらず、制作発表会で厚底を履いていたらしい。そんな2人には誰も敵わない。でも、男は背だけじゃない!
サイン入りの「美男<イケメン>バンド」のクリアファイルやOSTがファンにプレゼントされた。このOSTはソンジュン、ミンギュ、ミンソクの歌声ももちろん入っている。ミンソクは「1曲だけだけど、すれ違うスアとの関係が歌われているんです。」と自ら歌った曲を紹介。そして、彼らが座席番号が記されたボールをひく。ファンはドキドキ!席番号を呼ばれても「私?!本当?」と。彼らからのプレゼントはこれだけではなかった。あの画伯たちの絵も!ファンに手渡すときにやさしく「名前は?」と。自分の名前が入った本当に世界に一つしかない絵を手にできたファンは幸せ者だ。
その高揚感を保ったまま、ファンをバックにソンジュンの「イケメンバンド」という掛け声にファンが「ファイティン!」と合わせ、記念写真撮影。この写真はMnetのホームページやフェイスブックで公開される予定だ。
楽しい時間は瞬く間に過ぎ去る。最後に今後の予定や夢が語られた。
ミンソク:「僕たちを愛してくれる人がこんなにいるとは思わなかったです。昨日、空港に着いたときは寂しかったんです。(泣)今日、こんなに集まっていただいて、僕の“力”になります。本当に愛してる!!これからも俳優としてがんばります。そして、時期はまだ未定ですが、歌手としても韓国でデビューする予定ですので、また別の姿をお見せします!誰にも認められるエンターティナーになりたいです。個人的なことですが、幼いとき十分に受けられなかった愛を自分が父親となって、息子や娘に注ぐ良い父親になりたいと思っています。」マイクを壊してしまったり、なんと、途中でトイレに。自由奔放のように見えても、ドラマのキャラクターのようにかわいらしく、しっかりしているミンソク。
ミンギュ:「(一息ついて)今日は来ていただいてありがとうございました。ドラマもこれから佳境に入ります。ドラマと同様、僕たち新人俳優も応援お願いします。ほかの作品でまた違ったキャラクターでお目にかかります。実の姉たちが映像の勉強をしているので、いつか姉たちと共演したいです。」モデルとしても活躍し、メンバーのなかでも一際背が高いミンギュ。家族みな背が高いと思いきや、お父さんは160cm台だと発表する場面も。家族の仲の良さがアピールされた。
ソンジュン:「たくさんの方に来ていただいて、ありがとうございます。頑張った作品ですので、皆さんも楽しくご覧下さい。これからも努力をする俳優でいたいと思っています。7月に出演映画「私は公務員だ」が公開されます。良い大人になって、良い父親になりたいです。」とシャイなソンジュンは照れながらも誠実に答えていた。
ヒョンジェ:「皆さんにお会いできてうれしいです。ありがとうございます。僕たちのドラマを応援してください。これからは音楽活動に専念します。良い音楽をお届けするのが僕の役目だと思っています。バンドEDENの活動をがんばります。僕の夢は…ライブです。日本全国ライブができるようになりたいです!」ドラマのクールさと反対に日本語と韓国語を交えて、熱い思いが語られ、ファンの声援に手でハートを作ったりして応じていた。
存分に「美男<イケメン>バンド~キミに届けるピュアビート」をアピールし、そして、「ありがとうございました。またお会いしましょう!」と名残惜しそうにステージを後にした。この後、ファンにとっては至極の時間、ハイタッチ会となった。
Mnet放送予定
本放送:毎週(日)午後9:00~10:00、午後10:00~11:00
再放送:毎週(土)午前11:00~0:00、昼0:00~1:00、
毎週(日)午後7:00~8:00、午後8:00~9:00
一挙放送:6月25日(月)スタート 毎週(月)~(金)11:00~12:00
Mnet日本初放送記念 美男<イケメン>バンド~キミに届けるピュアビート 出演者来日特番
本放送:6月12日(火)19:30~20:00
再放送:6月14日(木)16:30~17:00
Mnetチャンネル情報
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