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2013年10月16日 16:16

キム・ダヒョン、日本初単独公演「韓国ミュージカル俳優コンサート&トーク」記者会見!

10月11日、東京・銀座のヤマハホールにて、韓国ミュージカルスター、キム・ダヒョンが「キム・ダヒョン~韓国ミュージカル俳優コンサート&トーク~」を開催した。「韓国ミュージカルの素晴らしさを一人でも多くの方に知っていただきたい」というコンセプトのもと、ピアノを中心としたアコースティック楽器の伴奏とヴォーカルのみで構成され、「音楽クオリティの高いイベント」で天才ヴォーカリストたちの魅力の世界を堪能すべく、10月よりスタートした月例イベント「韓国ミュージカル俳優コンサート&トーク」。

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韓国でミュージカル『Jack The Ripper』『太陽を抱く月』や『ヘドウィッグ』など数々の作品に出演。今年1月に日本でも初上演された『ウェルテルの恋』でウェルテル役を熱演し、その端正な容姿と繊細な表現力で観客を魅了した韓国ミュージカル界の花美男キム・ダヒョン。イベントの初演にふさわしい美しい歌声を届けた。

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イベントの前にリハーサルと記者会見が行われ、俳優としての思いや本公演に対する意気込みを語った。

ピンストライプのスーツをシックに着こなし、颯爽と登場したキム・ダヒョン。まずは、『ウェルテルの恋』から「足を踏み出すことができなければ」を感情豊かに歌いあげ、続けて『ヘドウィグ』の「The Origin of Love」を披露。そのパワフルな歌声がホールに響きわたり報道陣から拍手喝采を浴びた。

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Q:今、歌われた2曲の想いを教えて下さい。

1曲目の『ウェルテルの恋』の「足を踏み出すことができなければ」は、1月に日本で公演した作品で、その時の思いが残っている曲です。2曲目は『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』から『The Origin of Love』です。この作品は韓国で100回以上出演したくさんの思い出があります。特に20代の時には性のアイデンティティーについて悩み、考え、たくさんの涙も流しました。特に思い入れがあるのでこの作品の曲を選びました。

Q:今回はミュージカルではなくコンサートという形でステージに立ちますが、今の心境はいかがですか?

とてもワクワクしています。今日のために韓国で準備しながらも、本当に日本でコンサートをするのだろうかとこの会場に来るまで実感がなかったんです。でも、こうして今、取材を受けて話をしているうちに、ようやく実感が湧いてきました。今日は自分でもとても期待してきた公演ですし、以前「YADA」というグループで活動していた時から一度日本でコンサートをしたかったので、意味のあるコンサートだと思っています。ついにこの日が来たという思いで非常に嬉しいです。このあとのコンサートでは観客の皆さんと一つになって楽しみたいです。

Q:今回のコンサートの選曲の基準を教えて下さい。

まず、『ウェルテルの恋』は日本でも上演し、観て下さった方もたくさんいらっしゃるので選びました。『ヘドウィグ』からも何曲かありますが、韓国で上演したとき、役からについて色々と研究しました。日本の『ヘドウィグ』も観ましたが、韓国と日本ではこの作品に対する解釈も少し違っていたので、新鮮な驚きがありました。韓国で「ヘドウィグ」を演じた役者の中で私が一番美しい「ヘドウィグ」だったんじゃないかなと自負しています(笑)。日本でどのように観て頂けるか気になっています。『ヘドウィグ』をご覧になった方も多いと思いますのでこちらからも選びました。また、それ以外にも自分が出演した作品の曲や、KBSTVの『不朽の名曲』で歌った曲も披露します。

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Q:今年は『ウェルテルの恋』『Jack The Ripper』『太陽を抱く月』と話題作に続けて出演されていますが、ミュージカル俳優としての思いを聞かせてください。

ずっとミュージカル俳優になることが夢だったので、今このように活動していることは夢が叶なった気分です。ミュージカルというのは総合芸術で、歌って踊り、すべてのものを一度にライブでお見せできるという魅力があります。自分もステージで楽しみながら、観客の皆さんと呼吸を合わせて、共感していくことができたらいいなと思っています。日本でこうやって活動出来ることも嬉しいし、自分がこれから成長していくきっかけになると思います。私は創作ミュージカルにとても思い入れがあるので、日本で公演できるのはとても嬉しいことです。

また、韓流というと、ドラマや映画の俳優スター、K-POPの歌手の方々の公演がメインだと思いますが、ミュージカル俳優がこのように日本に来られるのは驚くべきことだと思います。このような機会をいただけて感謝しますし、一生懸命活動していくことで恩返しをしたいと思います。このご縁がいつまでも続くといいなと思っています。

Q:今後日本でどのような活動がしたいですか?

私は日本がとても好きなので、今度は韓国のミュージカル作品だけでなく、日本のミュージカルにも出演してみたいです。昨夜、リハーサルを終えて食事のために街を歩いたのですが、それだけでとても気分がよくて楽しい気持ちでした。また、CDもミュージカル曲だけでなく、ミュージカルとは違うジャンルの曲で、ショーケースができたらいいなと考えています。

Q:演じてみたかった曲があるそうですが、何の曲ですか?

演じてみたかったのは、『レ・ミゼラブル』のマリウス役です。係者に聞いた時「やるならば20代の俳優にしたいから」と言われてしまって。20代の役なので30代の私にはできないかなぁ・・・と(笑)。でも、外見だけは20代と言われるんですよ~(笑)。それで今日は『レ・ミゼラブル』から『Empty Chairs at Empty Tables』を歌います。

Q:今日はミュージカルではなく、コンサートです。どんなお気持ちですか?

実は今日はどうしたらいいのか今だにわからないんです。ミュージカルは演技で動きがありますが、今日はあまり動ずたったまま歌うので・・・。ただ、今日はマイクなしでも声を伝えられるような素晴しいホールなので、歌う曲の何曲かはマイクを使わずに自分の生声をお聴かせしたいと思っています。そして、観客の皆さん一人一人とアイコンタクトを取りながら楽しいステージをお送りできればと思っています。

最後に、「これからも頑張って活動していきますのでよろしくお願い致します」と挨拶したキム・ダヒョン。少女マンガの世界から出てきたような王子様といわれ、多くの女性のハートをときめかしていた彼はとてもダンディだった。今年でミュージカルデビュー10年を迎え、さらなる活躍を約束してくれたキム・ダヒョンの今後の活動に多いに期待したい。

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~韓国ミュージカル俳優コンサート&トークシリーズ~

Vol.02

キム・ジェボム

11月14日(木)会場:サントリーホール ブルーローズ

Vol.03

キム・スンデ&チョン・ドンソク

12月20日(金)会場:ヤマハホール

 

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