2014年6月5日(木)ゆうぽうとホールにて、超新星のユナク主演で話題を集めているミュージカル「ON AIR~夜間飛行~」の公演が始まり、初日から熱の入ったステージが展開された。
このミュージカルの見どころは、ユナク、綿引さやか、野島直人、MR.MRなどの日韓の豪華キャストにより、ほとんど日本語の台詞を中心に公演されることは、かつてないということ、また観客がリアルタイムにステージでユナクと共演できるチャンスがあるという、これまた今までにない新しい試みに注目したい。
5人組アイドルグループのリーダーとして、熱狂的なファンを持つジェイ(ユナク)。彼は人気絶頂のなか兵役につくが、初めての休暇中にある事件を起こし、トップスターの座から転落してしまう。それから1年後東京行きの飛行機の中で、ジェイはラジオ番組のディレクター、アヤと出会う。
ラジオ番組のDJとしてカムバックすることになったジェイは、最初はぶつかり合ってばかりいたアヤに次第に惹かれ、アヤもまた・・・。
この日のサプライズは劇中、ジェイ(ユナク)が友達に電話するシーンで本当に超新星のメンバー、ソンモに直電。会話をそのまま会場に流していたが、思わぬ電話の声の主に観客からは、歓声が上がっていた。ちなみに、ソンモは「日本のうなぎが大好きだからユナクにおごって欲しい、そして自分のファンがいたら電話で挨拶してくれる?」と仲の良いトークがそのまま聴くことができ、会場は一気にアットホームな雰囲気で包まれていた。
ユナクのDJシーンでは、ファンからの質問に答える形で劇が進行。現実と劇が一体化している新しい感覚のミュージカルを実感できる。
そして、観客席から3名手をとってステージへ招待されユナクの横で一緒に演技するというビッグサプライズも!肩を組んで写真撮影もあり、思わぬプレゼントに選ばれたファンも感激の様子だった。
公演後半では、綿引さやかとユナクがそれぞれ、日本語、韓国語で平井堅の『瞳を閉じて』を情感をこめて熱唱し、クライマックスへと誘った。
最後は、ジェイがアイドルグループ「スパーク」に復帰し、コンサートでダンスしながら歌うというライブシーン。MR.MRのジン、テイ、リュ、ドヨンと共にユナクが真っ白な衣装に身を包み、会場の観客にスタンディングを促し、大盛況のうちミュージカルは幕を閉じた。
カーテンコールでは出演者が観客席まで行き、ポスターを全員に配るプレゼントや、ユナクとの握手会が開催され、ファンも大満足の公演であった。
とにかく、相変わらず流暢なユナクの日本語を安心して聴いていられるので、ゆったりと楽しめるミュージカルであると共に、共演者との息もぴったりだと肌で感じられる公演だった。