2014年8月20日(水)CLUB CITTA川崎にて、韓国のスリーピースバンドROYAL PIRATESが2nd ライブを開催した。
ステージに映画「KILL BILL」のテーマ曲が流れROYAL PIRATESのメンバーが現れると、会場から期待に満ちた歓声が上がった。楽器のセッティングが終わり、この日最初の曲 「Shout out」のイントロが始まると、客席は総立ちとなりゴールドのペンライトが揺れた。
デニムのシャツにジーンズのMOONが黒いギターをかき鳴らし、黒のインナーに同じくデニムのシャツを羽織ったJAMESがブルーのベースで低音を響かせ、白のTシャツでパワフルにドラムを叩くSOOYOONに会場の熱気は一気にヒートアップした。
2曲目の新曲「ソウルの田舎者」では、ステージから伸びた花道にJAMESとMOONが移動して、ファンを煽るように熱いパフォーマンスを見せ、続けて披露した「Drawing the Line」では、一段とエネルギッシュなバンドプレイで大きな歓声を呼び起こした。
「ありがとうございます!」「次の曲は、『Supernatural』です。」と紹介して聴かせた「Supernatural (Jam session)」では、歌の終わりにグルーブ感いっぱいのJam Sessionを披露した。
4曲が終わるとMCの古谷正亨氏が登場し、トークのコーナーとなった。昼に開催した1回目のステージではメンバーが緊張していたというが「僕たちは夜にエネルギーが出ます。夜の男たちです!」とMOONが答えるほど、2回目のステージでは余裕が見られたようだった。
「1回目と2回目のステージの間に、コンビニに行ったと聞きましたが?」と話を振られると「アイシテル!コンビニ。」(JAMES)「ボクも大好き。コンビニ。」(SOO YOON)とニッコリ。
休憩時間に仲良く3人でコンビニに出かけたそうだ。「最近、コンビニのもので何か新しい発見はありますか?」と聞かれると「Icecream!」と本場の発音でJAMES。「I Like Chocolate♪」とチョコレート味のアイスクリームがお気に入りの様子。「SOO YOONさんは何か買いましたか?」と聞かれると「あの、ペパロニみたいな・・・。サラミ?そう!サラミ!お酒と一緒に・・・・」と言いかけ、客席から「え~?!」と驚きの声が上がると「違います!ホテルでお酒と一緒にと思って。」と慌てて付け加えた。MOONも「ビーフジャーキー」を買ったとかで、その夜はホテルでオールナイトだったのだろうか?
最近も日本語の勉強を続けているというメンバーだが、「前に日本に来た時の方が、もっと話せたかも知れません。」(MOON)と言う。そこで、今も覚えている言葉を聞くとJAMESが「もっと、チャーシューお願いします。」と一体、どれだけの使用頻度があるのだろうか?という言葉を聞かせてくれた。更には「目が綺麗です。」という言葉を披露したが、これもよく使う言葉?
SOO YOONは「大好き」と一言。そして「別に」とどこかの女優さんが有名にした言葉も紹介。「上手ですか?」と心配げにファンに問いかけ、客席から「かわいい~」と声が上がる場面もあった。
新しいアルバム「LOVE TOXIC」については、「各メンバーのスタイルを見せてあげたいと思って作りました。メンバーみんなが書いた曲が入っています。」とMOONが自信を示した。タイトル曲の「コイニオチルトキ」はSOO YOONが、韓国のバラエティ番組「ジャングルの法則」で流れた「Betting Everything」はJAMESが、「ソウルの田舎者」と「1日が終わってしまいそう」はMOONが作った曲とのこと。8月27日には韓国で、そして、10月3日には日本で発売されるというニューアルバムが期待される。
次にそれぞれがソロで歌を披露するコーナーとなった。まずは、いつもドラムスティックを持つ手にアコースティックギターを抱えたSOO YOONが自作の英語曲「100 roses」を披露した。「好きな女性に告白する気持ちで作りました。」という通りに会場はスィートな空気に包まれた。
続いてJAMESが披露する「Betting Everything」について話したのだが、ネイティブの英語で説明した後に、今度は韓国語で話をするというちょっと面白い状況に会場から笑い声が起こった。「初めて韓国に来た時に、辛く感じた時間もありました。その時の気持ちをみなさんにストレートに伝えることによって、その時の気持ちに適応できる、受け入れることができるんじゃないかと思って作った曲です。」と歌に秘められた思いを口にした。JAMESもアコースティックギターの弾き語りでしっとりと聴かせた。
最後にMOONが「悲しい曲を準備しました。みなさん、泣くかも知れません。」と言いながら「Say something」をギターの音色に載せてしんみりと歌った。
ソロコーナーが終わると、黒いジャケットやシルバーのトップスに着替えた3人が揃ってステージに登場し、マスコミとのフォトセッションが行われた。セッションの途中、お互いの手でハート形を作る姿にファンからは「きゃー!」「かわいい!」という声が上がった。
次に抽選で私物の当るコーナーとなり、MOONが4年(!)使ったというネックピロー、JAMESが昨日も着たというお気に入りのTシャツ、まさにその場でSOO YOONが腕から外したリストバンドがそれぞれプレゼントされた。どんなものかを紹介する際にMOONが「これはすごいですよ。ほら『C』にもなるし『O』にもなるし『U』にもなります!」と力説する姿に笑い声が起きた。当選した中には遠くフロリダから来たという外国のファンもいた。
後半のライブは、新曲の「1日が終わってしまいそう」からスタート。ミディアムテンポのリズムにゴールドのペンライトを左右に振りながら、ファンも一緒に楽しむ姿が見られ、都会的な雰囲気の「On my mind」の次に「Get Lucky」では「みんな!ダンスしましょう!」とノリノリになった。
アルバムのタイトル曲「コイニオチテ(Japanese Ver.)」では「ボクたちと恋に落ちて下さい」と甘い言葉で曲紹介。ラストのパフォーマンスとなった。
アンコールの声に会場の両サイドにあるスクリーンに韓国の路上ライブの様子を映した映像が流れ始めた。「ファンと直接会えて嬉しい」と語るメンバーの映像に続いて、まさにそのファンの前に再びメンバーが登場。白と黒のROYAL PIRATESのTシャツを着た3人は、Bruno Marsのカバー曲「Locked out of Heaven」を披露。ギターやベースの演奏にエキサイトして花道に寝転んでのパフォーマンスも見せるほど、会場の雰囲気は最高潮に盛り上がった。
「次の曲が本当に最後の曲です。」と告げると会場のあちこちから「ヤダー!」「シロー!(嫌だ)」という声が上がった。「ボクもヤダ・・・・でも、聞かせてあげる曲がない・・・。」と正直で可愛いMOONの発言にキュン!としながら、ラストの曲でありファーストアルバム「Shout Out」に収録の「You」を聴いてライブが終了となった。
ライブ終了後には、ファン全員とのハグ会が開催され、お互いを肌で感じ、その存在を改めて思う時間となった。また、すべてが終わった後に会場前で、難病であるALS(筋萎縮性側索硬化症)の認知度向上のためのチャリティー活動として、今、世界中のセレブが挑戦している「アイスバケツチャレンジ」にも挑戦。次の挑戦者として韓国の朴大統領、中国の習主席、日本の安部総理を指名した。
- 10月3日(金)ニューアルバム「LOVE TOXIC」日本盤リリース!!
ROYAL PIRATES日本公式サイト http;//www.royal-pirates.jp/
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