2014.10.29 取材:RanRan Entertainment
10月29日、東京・六本木アカデミーヒルズ49 スカイスタジオにおいて、アジア各国で実績を得た第一級の作品の日本での提供を目的に立ちあげられた日活と東宝東和の共同プロジェクト:GOLDEN ASIAレーベルの第2弾となるインド映画「チェイス!」の主演アーミル・カーンとヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ監督が初来日、記者会見が行われた。
アーミル・カーンは「日本に来られて、とても嬉しいです。」と、笑顔であいさつ。アクションシーンにもスタントをほとんど使わずに体当たりで挑戦、「身を削って作った作品なので、多くの方に見ていただけて嬉しいです。」と、映画のヒットを心から喜んでいる様子。一方、「オハヨウゴザイマス」と日本語であいさつをしたヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ監督。そんなヴィジャイ氏には、記者から同映画がヒットした理由質についての質問が。「インド映画はエンタテインメント性が豊かなところが魅力だと言われていますが、この映画はエモーショナル(情緒的)な部分が国を超えて共感されたのではないかと思います」と、クリエイターの目線で作品を分析した。
以前から、日本には強い興味があったというアーミルとヴィジャイ氏。「仕事が終わったら、東京を満喫したいと思っています」(アーミル)。「黒澤明監督や三池崇史監督の映画の世界観が好きで、よく見ています」(ヴィジャイ氏)。さらに、アーミルは「機会があったら日本映画への出演や共同制作の可能性も探りたい」と語った。
また、お互いの印象を問われた2人は、「国民的スターなのに、気取ったところがまったくない」とヴィジャイ氏がアーミルを誉めれば、「ビジョンが明確で、現場をいい空気にしてくれる」とアーミルもヴィジャイ氏を絶賛。強い信頼感が垣間見られたひと幕もあった。
会見後、実際に映画に登場するBMWのモンスターバイク「K1300R」とともに、スチール撮影を行ったアーミルとヴィジャイ氏。「日本でも、たくさんの方に見ていただけたらうれしいです」(アーミン)というメッセージを残して、会場をあとにした。
同日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズ SC2で行われた舞台挨拶にも登壇したアーミル・カーンとヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ監督。2人が登場すると、客席からは大きな声援が。盛り上がる会場の様子に、「アイシテマス」と日本語であいさつをしたアーミルも、少し興奮気味。続けて、ヴィジャイ氏も「みなさんの愛を私たちに与えてください」とスピーチし、さらに会場を賑わせた。
舞台挨拶では、記者会見では語られなかった撮影エピソードも披露。スリス満点のアクションシーンや、バイクを使った撮影の舞台裏なども語られた。そして、最後には、「この映画をきっかけに、これからもインド映画と触れ合ってください」(ヴィジャイ氏)、「日本でも、もっともっと自分の出演作を見ていただけるように頑張ります」(アーミル)と、今後の抱負で言葉を結んだ。
各国で歴代インド映画興収No.1!マジックとダンスを融合したショーを繰り広げるサーカスのスター:サーヒル。だが、その裏の顔は腕利きの金庫破りだった!変幻自在のバイクを駆使した手口に挑むインドNo.1刑事ジャイとアリ。しかし、そこにはサーヒルの仕掛けた人生最大のトリックが待っていた・・・。インド国宝級名優アーミル・カーンを迎え、驚異のアクロバット・チェイスが絢爛豪華に開幕!
『チェイス!』
監督・脚本:ヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ
出演:アーミル・カーン『きっと、うまくいく』、カトリーナ・カイフ、アビシェーク・バッチャン
提供:日活 配給:日活/東宝東和
原題DHOOM:3/2013/インド/151分(インターナショナル版)/シネスコ/ドルビーデジタル
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12月5日(金)TOHOシネマズみゆき座他全国ロードショー