2015.01.17 取材:記事・写真/RanRan Entertainment
1月17日、映画『神様はバリにいる』の初日舞台挨拶が新宿バルト9にて行われた。
バリで撮影を行ったという本作。魅力はなんといっても豪華俳優陣。本日は主演の堤真一をはじめ尾野真千子、ナオト・インティライミ、菜々緒、玉木宏に加え李闘士男監督が上演を心待ちにする観客の前に登壇した。
男性陣はスーツ、女性陣は肩を出したフォーマルな装いでステージ上に並ぶと大きな拍手が沸き起こった。
バリでの撮影のエピソードを尋ねられた堤は、「みんなでご飯とか行ったんですけど、本当によく歌いましたね。僕普段歌をうたわないんですけど、ナオト・インティライミがいると何故か歌っていました。」と、映画さながらに現場以外でも楽しい雰囲気であったことを明かした。
また、共演経験がある尾野からは「今日、久しぶりにみんなに会えると思って行ったら、これ(堤真一)が、おまえもう来んでいいから!菜々緒さんいるから来んでいいから!って。酷くない?」と言われ「本心や」とバッサリ。同じ関西出身ということもあり、夫婦漫才のように息ピッタリな掛け合いを見せた。
また、玉木演じるリュウと菜々緒演じる香奈は元恋人同士という関係性。撮影時のエピソードとして「ホテルのプールでの撮影だったんですけど、そのプールがすごい汚かったんです」と口を揃えた。玉木の恋人役とのことで「彼女役ができて嬉しかったです。素敵な男性でびっくりしました。」と言う菜々緒に堤が「なんやねんそれ!惚気て!」とツッコミを入れる一幕も。
映画初出演となるナオト・インティライミはその感想を聞かれると、「すごいことですよ。初めての試合で本田とか香川と一緒にワールドカップに出るようなものです。」と、豪華出演陣の中でのプレッシャーや緊張感を得意のサッカーに例えつつ明かした。
質疑応答では「自分の中で大切にしているジンクス」について尋ねられ、ナオトは「常に準備ができているよ、という旗をあげておくことですかね。役者のお仕事も実はずっとやってみたかったのですがちょっと恥ずかしくて。でも、やりたいと旗を振っていたら監督がキャスティングしてくれたりとか。」と。また、監督のジンクスは「振り返ってみると僕、9年か10年ごとに人生が変わっていて、その時に出会う人がいたんです。その時に出会った人の言葉を素直に受け入れるようにしています。」と、今がその時期であることと共に語った。
また、映画の中で堤演じるアニキは強運の持ち主として描かれている。それにちなんで自分が強運だなと思った瞬間は?という質問には尾野が「ハトのフンが頭のてっぺんに乗った」とのエピソードを明かし、「その運やない!」とまたしても堤からツッコミが。
先日バリでの凱旋上演を行われた本作。インドネシアと日本が一緒だな、と思った点に関して監督は「菜々緒さんの撮影時、インドネシアのスタッフが50人くらい取り巻いていて、尾野さんのときは別に普通だったんだけど(笑)あと、買い物のとき絶対に(値段を)負けてくれないお店も菜々緒さんが入ってきたら半額に負けてたりとかして、美に対する感覚は全く一緒なんだなあと。」と次々とエピソードを披露し、終始いじり倒された尾野は「暴れようかな」と会場を盛り上げた。
堤からこれから映画を観る方々へコメント。「何も考えずに素直に観てください。人としてこれだけは大切で、これさえ守れば楽しくていいじゃないかというものが詰まっています。楽しくなって劇場から出てください。」
バリでの実話を基に、笑いの中に人生を成功に導くジンクスが散りばめられた本作。豪華キャスト陣が演じる個性的なキャラクターからも目が離せない。
〈あらすじ〉
婚活ビジネスに失敗し借金を背負った元起業家の祥子(尾野真千子)は、失意の中バリ島へ。そこで自称「爽やか」だが爽やかじゃない日本人の大富豪、アニキ(堤真一)と出会う。破廉恥で胡散臭そうな風貌のアニキだが、バリ島のお年寄りから子供まで様々な人たちから慕われていた。アニキを尊敬する謎めいた青年リュウ(玉木宏)も何やらワケありのよう。さらに日本からはストーカーがおいかけてくる始末。祥子は藁をもつかむ思いで、お金持ちになるコツを学ぶためにアニキに弟子入りするが・・・。
堤真一 /尾野真千子 ナオト・インティライミ 菜々緒 玉木宏
監督:李闘士男
脚本:森ハヤシ
音楽:安達練
主題歌:湘南の風「BIG UP」
1月17日より、新宿バルト9他 全国ロードショー