2016.03.14 取材:記事・写真/RanRan Entertainment
3月14日、ソウル市城東区にあるCGV往十里にて、映画『グローリーデイズ』のプレス試写会が開かれ、人気グループEXOのメンバー、スホ(キム・ジュンミョン)、ジス、リュ・ジュンヨル、キム・ヒチャンらが会場を訪れた。試写会後数多くのマスコミ関係者による記者会見が行われ、質疑応答が交わされた。
映画『グローリーデイ』は、20歳にして初めて旅に出た4人の青年たちの時間を止めてしまった”あの日の事件“を描く物語。スホが初の映画出演となることに加え、ドラマ『不躾にゴーゴー』や『ラブリー・アラン』などで注目されたジス、映画『ソーシャルフォビア』、そして大ヒットドラマ『応答せよ1988』で大きな人気を集めたリュ・ジュンヨル、『二度目の二十歳』や現在放送中の『ミセスコップ2』まで幅広い演技を見せるキム・ヒチャンなど、主演を務める4人がそれぞれ活躍中の若手俳優たちであるだけに期待が高まる会見となった。
初めて主演を務めたことに関してジスは「初めてシナリオを見たときは泣いてしまいました。すばらしい青春映画だと思うし、演じれる人は羨ましいなと思ったんですが、こうして良い作品に出演できて光栄でした」と感想を伝えた。スホは「初めてフィルモグラフィーに名前を連ねるというのはすごいことだと思いますし、私にとってはとても重要なこと」と話し「この映画が初のフィルモグラフィーとして挙げたい作品だと思いました」と演技に初めて挑戦した意気込みを伝えた。
既に多数の映画出演をしているリュ・ジュンヨルは今回の映画に関して「『ソーシャルフォビア』撮影後、どのような作品に出会えるだろうかと思っていたところに『グローリーデイ』のお話が来て、とても良い印象を受けました」と出演のきっかけを明かした。キム・ヒチャンは「シナリオを読んでとてもやってみたい映画だと思いました。どのキャラクターが与えられても、がんばろうと思っていました」と話し「良い仲間たちと楽しく演じられました」と伝えた。
出演者の中で唯一30代のリュ・ジュンヨルは、他の若い出演者たちとどのように交流したのかについて「本来知り合いだったかのようにみんな気楽に接してくれたし、初めてのミーティングの際に監督が「君たちはみな友達だ。友達のように過ごしてほしい」とおっしゃったので、すぐに親しくなりました(笑)感謝しています」と話し、今でも仲良く過ごしていると伝える様子も見られた。
スホは映画の中のキャラクターと同様に、青春時代に受けた傷について聞かれ「幼いころから練習生としての期間を長く過ごしてきて、沢山のアイドルたちがそうだと思いますが、デビューするのが大変だということを年を重ねるごとに感じた」と話し「早く社会生活を始めましたが、社会生活をしている大人たちは本当に大変なんだなということをよく思わされました」と振り返った。
監督はスホのキャスティングについて「2つのキャスティングの目的がありましたが、今後韓国映画の未来を引っ張っていく役者に出会いたかったということと、スターをキャスティングできるなら今までのイメージを破った姿をお見せしたかったです」と話し、スホがその2つを兼ね備えていると説明。加えて「EXOが舞台でファンに素晴らしいパフォーマンスを見せると思うんですが、貧乏なサンウ役を通して正反対の姿を見せたかったです」とキャスティングの理由を伝えた。
またスホは先に主演映画が公開された同じEXOメンバーのD.O.については「お互いについてよく知っているので、「信じているよ」と連絡をよくし合いました。信じているという言葉ほど力の出る言葉はないですね」と伝えた。
20代の純粋で未完成な青春の生き様を意味深く描く映画『グローローデイズ』は昨年の第20回釜山国際映画祭でも大反響を呼んだ。公開前から香港、日本でも先行販売されるということで大きな話題となっているだけに目が離せない作品となりそうだ。韓国で3月24日から公開する。