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2016年11月24日 17:12

『古都』公開直前!葉山奨之、スピンオフ短編作品「Matcha!!!」初お披露目!

『古都』公開直前!葉山奨之、スピンオフ短編作品初お披露目!

映画『古都』コラボレーション企画

オリジナルショートフィルム先行上映会&新山詩織スペシャルライブオフィシャルレポート

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11月26日(土)京都先行公開、12月3日(土)より全国公開される松雪泰子主演映画『古都』と「ネスカフェ原宿DAY」とのコラボレーションイベントとして、映画『古都』スピンオフ短編作品「Matcha!!!」の特別上映会、俳優の葉山奨之、シンガーソングライターの新山詩織、Yuki Saito監督によるトークショー、そして新山詩織によるスペシャルライブが11月21日に行われた。

短編作品「Matcha!!!」は、本編『古都』で呉服屋の娘・舞(橋本愛)のいとこで、葉山奨之演じる、ブライダル会社の息子で裕福な今時の若者・水木真太郎が主人公の物語。本編では、悩む舞の背中を押す存在だが、短編では自らの将来に悩み葛藤する姿、そしてタイから京都へ旅行に来た・ジャスミンとのほのかな恋愛模様が描かれる。

2作品のメガホンをとったYuki Saito監督は「『古都』と「Matcha!!!」は180度違う作品。川端康成の文芸小説「古都」は、過去に2度映像化されているが、今作は現代の古都を舞台に、伝統をいかに次の世代へと継承していくかがテーマにした」と紹介。「松雪さんを始めとした豪華俳優陣と、葉山くんや橋本愛さんなど“現代の象徴”として登場する若い世代の俳優陣の競演が叶った。一番撮りたかったのは、目に見えない精神や情感を伝えること、その場でしか感じられない“物語”、“宿命”を映像に落とし込むため、オールロケーションにこだわった」と力強くアピールした。2年間の「京都体験」を脚本に落とし込む作業は、50稿以上にも及んだという。

大阪府出身の葉山は、意外にも京都へは修学旅行など観光でしか訪れたことがなかったそうで、「撮影で行った、青蓮院の美しさに感動しました。」と京都のすばらしさを再発見したと話し、新山は「私は抹茶が大好きなのでそのイメージも強いですが、京都は行った分だけどんどん好きになっていく街です」と今作を通じての京都体験を語った。

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エンディング曲に中島みゆきの「糸」を採用した理由について、Saito監督は「日本人のDNAを呼び起こす力がある。どうしても作品の最後に流したい、縦糸と横糸がより合わさって物語が出来ていくイメージにぴったり重なった。」と想いを明かした。さらに、「切なくて、奥に意志があって、希望が伝わる声」と新山の声を絶賛すると、葉山も「心をリラックスさせるような歌声」と重ねた。新山は「「糸」は学生時代からずっと聞いてきた曲なので、映画を通して、ますます自分たちの世代に聞いてもらえるといいなと思う。原曲の糸が力強く、言葉一つ一つに深みや意味がある曲なので、自分らしさを出しながらも歌詞を大事に歌いたいなと思った」と笑顔を浮かべた。

「Matcha!!!」は、本編の『古都』では「宿命」や「伝統」を文芸作品らしく重たく描いているのに対し、良い意味で「日本文化」の入り口になるようなライトさが特徴だ。Saito監督は、文芸作品を老舗の呉服屋に例え、「いきなり呉服屋さんで着物を買うのは敷居が高いけど、“レンタル着物”や“抹茶”ならチャレンジできる。京都を若者目線で描いた本作をきっかけに、文芸作品にも興味を持ってもらえれば」と独自の比喩をさく裂させた。また、タイトルにもなった、「抹茶」は新緑の京都や、葉山たちのようなキラキラした若い世代を指しているそうで、オーディションでの葉山の様子を振り返り、「挑戦心に溢れていて、関西というバックグラウンドもあり、「何か残してやろう」という本質で勝負しようとする気概が伝わって来た」と明かす。監督の言葉を受け葉山は、「生意気だったんですね」と照れながらも、「1年半前はまだ成人していなく、オトナが嫌いという雰囲気が感じ取られたのかも」とはにかんだ。真太郎というキャラクターについても、「役者志望」として10代の内に将来を決めた自身とリンクする部分が多かったと分析した。

新山は「Matcha!!!」について、「随所にキュンと心つかまれるシーンが多かった」とコメントし、主題歌「名前のない手紙」については、「学生時代に好きな人に当てて書いたポエムが元になっている。身近にいるからこそ伝えられない想いをイメージしたのでそれを感じて欲しい」と語りかけた。

最後にYuki監督は、「見ていただいた方の口から口へ。京都の精神性を伝えていきたい」と挨拶し、葉山も「「Matcha!!!」は京都の良い部分がたくさん映っているので、これを観て僕のオススメの冬の京都へ行ってみてほしい」と自信をのぞかせた。

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そして、スペシャルライブでは新山による「恋愛」をイメージした選曲の元、「午後3時」「恋の中」「Snow Smile」のほか、「Matcha!!!」の主題歌である「名前のない手紙」、『古都』のエンディング曲「糸」が披露され、優しく、時に切なさも感じさせる透明感ある歌声で会場中を魅了した。

現在、11月26日(土)京都にて実施される舞台挨拶回チケットが絶賛発売中。

映画『古都』は11月26日(土)京都先行、12月3日(土)全国公開。

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