2017.01.28 取材:記事・写真/RanRan Entertainment
松坂桃李と菅田将暉が兄弟役でダブル主演する映画『キセキ -あの日のソビト-』が初日を迎え、都内で行なわれた上映後の舞台挨拶に松坂と菅田、共演者の忽那汐里、横浜流星、成田凌、杉野遥亮、平祐奈、そして兼重淳監督が登壇した。 観客約500人が「キセキ」を大合唱する中、キャスト陣が客席の後方より登場。大きな拍手と声援で迎えられた。
本作は、一切顔出しをしないという異色のボーカルグループ・GReeeeNが、夢を全力で追いかけた実話を基に、代表曲「キセキ」が誕生するまでの秘話を描いた青春ストーリー。
松坂は「ついにこの日(初日)が来ましたね。たまらない気持ち。お客さんが歌っているなか、登場するは初めて。感動しますね」と感無量な様子。菅田も「ちょっと泣きそうになった」としみじみ。「キセキ」のイントロを聞くと緊張する体になってしまったことも明かしていた。
親の反対に屈せず音楽活動を続けてきた主人公の生き方にちなみ、家族は夢を応援してくれているのかという質問が振られると、菅田は「うちのオヤジは大賛成。僕よりも前に出る人(笑)。バラエティ番組とかで子どもの頃の写真が必要だと言われると100枚単位で用意する人なんです」と苦笑しながらも嬉しそうに告白した。そのお父さんは、作品を観て「良かったで~」と言ってくれたという。
一方、松坂は「父が厳しくて、最初は猛反対された。いまは、ほんのり応援してくれていると思う……」と話した。作品は母親が観てくれたことと明かし、「あんた、かっこつけんのやめなさいと言われた。髭とか髪の色とかかな~」と手厳しい感想に首をかしげていた。
「ソビト」とは、自由に新しいことに挑戦することで、GReeeeNが、作った言葉。人生の想いが詰まっている。当日は、GReeeeNの音楽プロデューサーを務めるJINからメッセージが届いており、松坂が読み上げた。「この作品を観た人の背中を少しでも押すことが出来たら……。世界のどこかの奇跡の手助けができたら……。私も、仲間たちと力を合わせ、これからもソビトとして走り続けます!」
メッセージをもらった菅田は「嬉しいですね。GReeeeNさんやジンさんはほんとにあったかい」。松坂は「ジンさんは気持ちのまっすぐな人。一緒にいて和らぐ人」と感謝の気持ちを伝えていた。
最後に菅田は「いろいろな方のおかげで公開を迎えることができました」と感激の様子。松坂も「不思議な力がもらえる作品です」と映画の魅力をアピールした。
厳格な父のもと、医者になることが必然と教え込まれてきたジンとヒデの兄弟が、さまざまな人との出会いにより、音楽プロデューサーとアーティストになるまでの道のりを描く。
映画『キセキ -あの日のソビト-』は全国公開中!
<STORY>
歯医者も歌も、どっちも本気!前代未聞の覆面ボーカルグループ!
誰もが知る名曲誕生にまつわる“軌跡”と“奇跡”を描いた“輝石”の物語。
厳しい父の反対を押し切り家を飛び出したミュージシャンの兄ジン。父の想いを受け、歯医者を目指す弟ヒデも、仲間と共に音楽の魅力に引き寄せられていた。音楽に挫折し、弟たちの才能を知ったジンは、そんな彼らに自らの夢を託すことを決意する。
歯医者はやりたい、歌もやりたい。でも恐ろしい父親には絶対に言えない――。彼らが取ったありえない秘策。それは前代未聞の顔出し無しのCDデビューだった・・・。
【タイトル】『キセキ ―あの日のソビト―』
(C)2017「キセキ ―あの日のソビト―」製作委員会
出演:松坂桃李、菅田将暉、忽那汐里、平祐奈、横浜流星、成田凌、杉野遥亮、早織、奥野瑛太、野間口徹/麻生祐未、小林薫
監督:兼重淳脚本:斉藤ひろし「秘密」」「黄泉がえり」
音楽:GReeeeN
プロデューサー:小池賢太郎
音楽プロデューサー:JIN
製作: 「キセキ-あの日のソビト-」製作委員会
製作プロダクション:ジョーカーフィルムズ
配給:東映
公式HP:http://kiseki-movie.com/
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公式Instagram: @kiseki_movie
公式facebook: facebook.com/kiseki.sobito