取材:記事・写真/RanRanEntertainment
3月6日、東京・浅草の温浴施設「まつり湯」にて「タクフェス春のコメディ祭!わらいのまち」の制作発表会見が行なわれ、演出家で主演も務める宅間孝行と共演の柴田理恵、鈴木杏樹、永井大、柄本時生が出席した。「タクフェス春のコメディ祭!」では、いままで上演されてきた「タクフェス作品」=「泣ける作品」というイメージと差別化を図り、笑いのエンターテインメントに振り切った作品を上演するという。
舞台「わらいのまち」は2011年に上演されており、6年ぶりの再演となる。田舎町の寂れた温泉旅館「まつばら」のロビーが舞台となるワンシチュエーションコメディー。暗転なし! 転換なし! ノンストップ!行き違いの連続、勘違いの交錯で話はとんでもない方向へと転がっていく……。
最初にキャスト達が旅館の従業員などの扮装で登場。取材に来た報道陣に「どうぞー、どうぞー」と笑顔でお茶や饅頭をふるまい“おもてなし”を行なった。
宅間演じる主人公に翻弄される兄弟には、08年に宅間作品『夕』で初舞台を踏んだ永井大、そして宅間作品初参加となる柄本時生。永井は宅間の演出について「まっすぐに伝えてくれる方。分かりやすく、的確に教えてくれるので大好き。毎日いい刺激をもらっています」。柄本は「とても熱く言っていただいたりもしますし、『この人は信用できるなー』って。末永く幸せなプライベートを築いていきたい。美味しいところにいっぱい連れて行ってもらいたい」と語った。今回初参加の柄本だが、宅間は「面白い顔してるなぁと思って」と、キャスティング理由を語っていた。
前作にも出ており、旅館の仲居役を務める柴田は「宅間さんはエネルギッシュでパワフル。稽古中の休憩は一切無いけれど、全身全霊で出演者たちを全員大事にしてくれる愛情の深い人。ほんとに優しい人」と大絶賛。旅館の仲居役で出演している鈴木も「宅間さんの演出はとても分かりやすい。プライベートでの付き合いも長くて安心感があるし、信頼しています」と全幅の信頼を寄せていた。
15人のキャストたちのチームワークをよくするために宅間は「お互いの連帯感を高めるために、稽古に入る前にみんなで筋トレをやって、自分と向き合うようにしている」と気合十分。ほかの出演者に辻本祐樹や佐藤祐基、岡本玲など個性豊かなメンバーも加わり、息つく暇もない抱腹絶倒の極上エンターテインメントが繰り広げられる。
【タクフェス春のコメディ祭!『わらいのまち』】
寂れた田舎町の寂れた温泉旅館「まつばら」を舞台にお送りするシチュエーションコメディ。行き違いの連続、勘違いの交錯で話はとんでもない方向へ転がっていく…。
宅間孝行作品初の「暗転なし」「転換なし」「ノンストップ」で展開される抱腹絶倒の一幕モノ。この後、手がけてゆく一幕モノの原点であり、宅間孝行の“笑い”の原点となる記念すべき作品でもあります。
出演者は、作・演出の宅間孝行と2011年にも出演していた柴田理恵以外は全て新キャスト!宅間演じる主人公に翻弄される兄弟には、2008年に宅間作品「夕」で初舞台を踏んだ永井大と、宅間作品初参加となる柄本時生が決定!さらに鈴木杏樹が旅館の仲居役で関西弁を披露します!息つく暇もない程の抱腹絶倒の極上エンターテインメントになること間違いなし!
東京公演 東京グローブ座3月30日~4月12日
名古屋公演 中日劇場4月14日~4月16日
兵庫公演 兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール4月18日~4月23日