
ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』が3月9日(月) に東京・シアタークリエで初日を迎える。8日(日) には囲み会見と公開ゲネプロが行われ、囲み会見には小林亮太・渡邉蒼(ミッキー役Wキャスト)、山田健登・島太星(エディ役Wキャスト)、小向なる(リンダ役、東山義久(ナレーター)、瀬奈じゅん(ミセス・ライオンズ役)、安蘭けい(ミセス・ジョンストン役)の7名が出席した。

小林・渡邉・山田・島 4人への質問。ミッキー、エディを演じてどのような絆が生まれたか?
小林:稽古しているときは、全体的に一緒に時間を過ごしてきたので、個人的な感覚としては、階段を下りながら歌ったりとか、この四人が男子学生のようなノリで、楽しくそして作品を作るために遠慮なくいられたかなと思っています。
渡邊:一幕は7歳として進行し、特にその年代としての友情が描かれていて、笑ったり、嫉妬し合ったり、(友情が)リアルに育まれているような気がします。
山田:ペアの亮ちゃん(小林亮太)をすごい信頼しています。(舞台ではこれから)何が起こるか分からないですけど、大丈夫だろうという感情が今芽生えています。よろしくお願いします。
島:僕は(渡邉)蒼くんとは、いつもキャッチボールをして遊んだりして、すごく楽しい毎日を過ごしています。その空気感をお届けできるかと思います。

ミッキー同士、稽古を重ねてきて、それぞれの印象は?
小林:21歳の蒼くん演じるミッキーは自分と比べて可愛いです。稽古序盤は、みんな自分をさらけ出すのが得意じゃなかった中で、蒼くんはどんどん僕らに心を開いてくれた。その点が彼の演じるミッキーにすごくいいように作用しているので、超魅力的なミッキーになっています。
渡邉:(小林演じるミッキーは)最初からずっとカッコよかった。ミッキーはすごくやんちゃな子で、エディやリンダはお母さんの前でミッキーのことを好いてくれるんだけど、街の人にとっては厄介な子。でも、なんでこんなに人に好かれるんだろうという魅力を100%体現している印象があります。そりゃ(小林演じる)ミッキーは好かれるよ、僕も好きになるわというのを、稽古で見ながら感じていたので、それをちょっとだけ真似させてもらいながら、楽しい日々を過ごしました。

エディを演じて、お互いの印象は?
山田:太ちゃん(島)のエディを見ていて、自分では思いつかないような角度で芝居をする。いいな!と思う瞬間がいっぱいあって、狙ってできるような天性の才能を感じました。言語化するのはちょっと難しいのですけど、例えば、ナイフが怖くてナイフから逃げるというシーンでは、普通逃げるはずなのに、なぜか彼は両手を広げて寄っていくんです。どういう思考回路なんだろうと思うけれど、太星くんのエディは説得力があって、めっちゃ分かりやすかった。信頼しています。
島:僕は健登のエディが大好きで、健登の演じるエディがそのままエディなんじゃないのかと思います。健登健人のエディを見て、勉強になるし、ダブルキャストの意味を考えて、自分の魅力もどんどん出さねばと焦りもありました。でも、健登という力強い味方が隣にいてくれたから、自分も迷うことなく、自分のエディを作り上げてこられた。健登のエディは素敵だと思います。

小向への質問。ミッキーとエディに愛されるリンダとして、この4人にどんな感情が湧いてくるか?
小向:エディの2人は本当に全力。稽古場では天井が低かったので、思いっきり手や頭をぶつけて、でも何事もなかったかのように芝居を続けるのを見ていると頑張っているな、愛おしいと応援したくなる。一方、ミッキーの2人は真面目で繊細なところがすごく印象に残っていて、稽古の前後にすごく細かく確認している姿を見て、本当にこの作品を大切にしているのが伝わってきた。稽古場では笑いも絶えず、島くんが歌いながらこけちゃって、蒼くんが吹き出した。憎めなくて愛おしい人たちです。私自身も一緒にやる人たちによって全然違う感覚を覚えるので、観に来てくださる方もぜひ両チームとも見ていただきたいと思っています。

東山への質問。ナレーターとはどんな役回りか?
東山:ときには牛乳配達員、そしてときには産婦人科医、男子校の先生・・・。果たしてその実態は天使か悪魔か?というような、キャストに寄り添い、そしてお客様との橋をつなぐストーリーテラー。この舞台の紙芝居のおじさんみたいな感じです。登壇されている皆さんの後ろで演じたり歌ったりすることがあるんですが、ジョンソンさんの気持ちで観てもらってもいいし、覧になっているお客様がジョンソンさんを責める言葉を僕が代弁しているのかもしれないし、そういう見方で楽しんでもらえたらと思っています。


ミセス・ジョンストン(ミッキーとエディの実の母)を演じる安蘭、ミセス・ライオンズ(エディの育ての母)を演じる瀬奈への質問。2組の息子たちの印象?
安蘭:それぞれに全然違う色があるんですけど、それをちょっと言うと種明かししちゃうような感じがするので、具体的には言えないけど・・・。お稽古では、7歳をやるのに恥ずかしがっている感じが見受けられて、私も7歳に思えるのかしらと思ったんですけど、抱きしめたりすると、急に可愛い子供のように思える。本当に息子みたい。逆に2幕になると大人になる。それが不思議で・・・。
瀬奈:最初は確かに照れくさかったです。でも、今は全く!
瀬奈:最近はどこのカンパニーに行っても、女性で一番年上とかいうことが多くて、なかなかアドバイスとかいただけないけれども、とうこ(安蘭)さんはいろいろ気づいたことを言ってくださるので、本当にありがたい。この年になって、こうやってこの年になって共演できるっていうことがこんなに奇跡なのだなと感じております。


この作品の魅力は?
小林:各国でいろんなプロダクションで上演され、その線路がずっと失われずにいる。1960年代リバプールの物語ではあるけれど、それをどこまで僕ら俳優が自分事として捉えて実感を持って演じられるかが、すごく深め甲斐のある戯曲だと思います。作っている側も、今の時代にどう合わせて作っていくかを日澤さんと全員で模索してきたことでもありますし、あとは音楽の紡いでくれる部分がすごく情感深い。すごく心を豊かにしてくれる作品だと思います。
渡邉:各年代ともスピーディーに進んでいくんです。7歳の頃は特に何もないけれど、14歳の頃にはそんな悩まなくてもいいことを必死で悩んだりして、それが20代になっていくと、悩んでもどうしようもなくなってくる。一貫して人間の痛みみたいなものが描かれながらも、その形がどんどん変わっていくのがすごく面白い。演じる国の人、演出する国の人、それぞれの価値観によって全然変わると思う。だから間違いなくシアタークリエだけの『ブラッド・ブラザーズ』が出来ていると思うので、今まで続いてきたんだろうし、これからももっともっと何十年も続いていくんじゃないかなと思っています。

ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』
【東京公演】2026年3月9日(月)~4月2日(木) シアタークリエ
【大阪公演】2026年4月10日(金)~12日(日)サンケイホールブリーゼ
スタッフ 脚本・音楽・歌詞:ウィリー・ラッセル
演出:日澤雄介
キャスト ミッキー 役(Wキャスト):小林亮太/渡邉蒼
エディ 役(Wキャスト):山田健登/島太星
リンダ 役:小向なる
サミー 役:秋沢健太朗
ナレーター 役:東山義久
ミスター・ライオンズ 役:戸井勝海
ミセス・ライオンズ 役:瀬奈じゅん
ミセス・ジョンストン 役:安蘭けい
菊地まさはる、白鳥光夏、菅井理久、田代明(スウィング)、千葉由香莉、花咲まこと(スウィング)、平山トオル
公式サイト https://www.tohostage.com/blood_brothers/index.html
公式SNS @toho_stage













写真撮影:ランランエンタメ編集部/一部写真提供:東宝演劇部

