12月18日、映画『パディントン2』日本語吹替版完成披露試写会が東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、日本語版の吹替を務めた松坂桃李、古田新太、三戸なつめ、斎藤工が登壇した。
本作は、イギリス人作家マイケル・ボンドによるロングセラー児童小説をポール・キング監督が実写映画。2016年に公開された『パディントン』の続編となる。パディントン役は、前作に引き続き松坂が、ブラウンさんを古田が、ジュディを三戸が吹き替えており、今作の新キャラクターである落ち目の俳優“フェニックス・ブキャナン”(ヒュー・グラント)の吹替を斎藤が務めている。
2年ぶりに帰ってきたパディトンについて松坂は「待ってましたぁ~!」という感じでしたね。前作を観終わったときに、2があるだろうな……という期待があったんです」と続投に喜びのコメント。
ブラウン家の父・ヘンリー役を務めた古田は本作を観て、「パディントンが文明を恐れてたのに、すっかり都会に慣れてたね。あと困ったのは、お父さんがふざけだしたことだね……。期待していただきたい!」とアピールする。ジュディ役を務めた三戸は「前作でパディトンの悪口ばっかり言っていたジュディが、今作では一生懸命パディントンと向き合っていて、お姉さんになっていて微笑ましいんです」とジュディの成長ぶりに目を細めた。
今回初参加で、落ち目の俳優ブキャナン役を務めた斎藤は「この作品の魅力は、パディントンがブラウン一家と一緒にいないときこそ、相手のことを思いやる『絆』みたいなものがしっかり描かれているところ。そんな部分に対してどう敵対するかに専念できましたね」と言及した。
パディントンがルーシーおばさんへのクリスマンプレゼントを買うためにアルバイトを始める……という本作にちなんで、過去のバイト経験を問われた松坂は「スーパーの青果コーナーで野菜を売っていました。料理経験がないのでお勧めの調理方法を聞かれたら、『煮たらいいんじゃないかな』とアドバイスしていました」と意外なバイト経験を告白した。また、松坂が「パディントンがバイトをするとしたら何がいいのかな?」と斎藤に尋ね、斎藤は「体毛を生かしたい。ヌルヌルプロレスみたいな……」と答えて会場に笑いを誘った。古田は「洗車のバイトはどうかな?」と提案していた。
イベント終盤にパディトンが登壇。客席から「かわいい~」と温かな拍手が起こった。この日、巨大な飛び出す絵本がパディントンからキャストたち贈られ.た。絵本を開いた松坂は、「パディントンの世界っていちいちオシャレですね!」と大掛かりな仕掛けにびっくり。古田も「すごいですね~」と目を見張り、三戸は「めちゃめちゃ可愛いです」と大喜びだった。
最後に松坂は「疲れやストレスを抱えたままこの映画を観に来てほしい。それをパディントンが癒してくれます!」と客席に向かってメッセージを送ってイベントは終了した。
映画『パディントン2』は、1月19日より全国ロードショー。