取材:記事・写真/RanEntertainment
Japanese Musical「戯伝写楽2018」のキャスト会見が11日、池袋・東京芸術劇場プレイハウスにて行われ、タレントの中川翔子が出席して、本舞台が「30代のターニングポイントになる」と熱く意気込んだ。当日は、公開ゲネプロも披露されたため、中川のほかに橋本さとし、壮一帆、小西遼生も舞台衣装で出席した。
壮一帆 中川翔子 橋本さとし 小西遼生
本作は、たった10カ月の活動期間の間に145点余の作品を残して、忽然と消えた天才浮世絵師・東洲斎写楽。「写楽は女だった……?」という大胆な着想で写楽の謎に迫りながら、喜多川歌麿、葛飾北斎、十返舎一九など、寛政の時代(江戸)に生きる芸術家たちの姿が等身大の人間として描かれる。2010年に上演され、好評を得た日本産オリジナルミュージカルの新版。今回は、演出を河原雅彦、作詞を森雪之丞が担当する。
最近は舞台出演も多く、今作でヒロインのおせい役を務める中川は「おせいは、とにかく絵を書くのが楽しいと思う女性」と自身の役柄を説明し、「人生最大の挑戦でワクワクしています。30代はスキルがあってこそ。今までとは違ってこれからは淘汰されていく。おせいを演じきれるかが、人生の大きなターニングポイントとなると思います。本当に必死です」と本舞台にかける熱い決意を語った。
そんな中川に主役の斎藤十郎兵衛役を務める橋本は「しょこたんはまっすぐな芝居をされる方。本能で芝居をする。まさに”おせい”役ははまり役です」とエールを送る。そして「出演している一人ひとりがキャラをしっかり作りこんでいるので、江戸の活気が観客に伝わる作品になっています。世界中の人が知っている写楽の絵に込めた情念というか江戸のきらびやかな世界が描かれていて、舞台セットも美しくて縁起のいい作品になっています」と作品をアピールした。
さらに、中川は「橋本さんは私にとって『伝説の男』。”プロとはこういうことか”を教えていただいた。いろんな意味で大尊敬です」と初共演を喜ぶ。
歌麿役を務める小西はきらびやかな衣装について「派手でしょう?演歌を歌いそうな感じで……」と照れながらも「派手な衣装ですが、歌麿は成功者ですからね。ちょっと恥ずかしいですが、今は気に入っています」と役作りに励んでいる様子。
花魁・浮雲役を務める壮は「宝塚を引退して3年。女心って難しいなと思う今日この頃です」と前置きし、「女の業を演じるのは難しいけれど、臆することなくしっかり表現していけたらなって……」と熱い決意を語った。そんな壮のあでやかな花魁姿に中川は「本当に綺麗。襟足に住みたいくらい」としょこたん節をさく裂させていた。稽古中は、普段無口な橋本も中川とはよくしゃべり、壮も「橋本さん、しょこたんにデレデレなんです」と暴露しつつ、「しょこたんってホントにかわいいんですよ。走り方も……」と笑顔を向けていた。
Japanese Musical「戯伝写楽 2018」は、2018年1月12日から28日まで東京・東京芸術劇場 プレイハウスで上演される。
作 中島かずき
作詞 森 雪之丞
音楽 立川智也
演出 河原雅彦
キャスト
橋本さとし、中川翔子、小西遼生
壮 一帆、東山義久(Wキャスト)、栗山 航 (Wキャスト)、池下重大
中村美貴、華耀きらり、大月さゆ
染谷洸太、馬場亮成、岩橋 大
山崎樹範、吉野圭吾、村井國夫
[東京公演] 2018年1月12日(金)~1月28日(日)
東京芸術劇場 プレイハウス
[久留米公演] 2018年2月3日(土)~4日(日)
久留米シティプラザ ザ・グランドホール
[名古屋公演] 2018年2月7日(水) 18:30開演
日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
[兵庫公演] 018年2月10日(土)~12日(月・祝)
兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
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