取材:記事・写真/RanRanEntertainment
東出昌大と仲野太賀、水上京香、清水葉月、菅原永二、岩松了、片桐はいりが7月19日(金)に東京・本多劇場で行われた、M&Oplaysプロデュース『二度目の夏』公開フォトコール&初日前会見に出席。東出は「気負うところもありますが、全力を出し切れればと思います」と意気込みを語った。
後列左から:菅原永二、片桐はいり、水上京香、清水葉月
前列左から:岩松了、東出昌大、仲野太賀
本作は、M&Oplaysと岩松了が定期的に行っているプロデュース公演の最新作で、東出を主演に迎えて紡ぐ大人の恋愛劇。今回の舞台は、湖畔の別荘。裕福な家庭で何不自由なく育ち、美しい妻を娶った主人公・田宮慎一郎が、次第に嫉妬という自らの感情に押しつぶされ、追い詰められていく様を、彼の周りの男女とともに描いていく。
岩松は「本を書くのは大変でしたが、稽古をして、みんなが動く姿を見ると報われるような感覚がありました。初日を迎えられることにワクワクしています」と本作への思いを明かす。東出演じる慎一郎の親友・北島謙吾役の仲野は「緊張感も高まってきていますが、(本番でも)やるべきことは変わらない。少しでも多くの人に見に来てもらえたらと思います」とコメントを寄せた。
東出と仲野は、2012年公開の映画『桐島、部活やめるってよ』以来、7年ぶりの共演。片桐は、稽古場で二人が無言でサンドイッチを分け合って食べているというエピソードを披露し、「異常に仲が良い。ちょっと危ない感じです」とその仲の良さを表現した。
また、本作のテーマが「嫉妬」であることにちなんで、これまでの「嫉妬経験」について聞かれると、東出は「ヤキモキする思いはいっぱいありますが、でもそれは圧倒的に何か自分が足りていない結果だなと思います」と持論を展開。さらに、本公演を宣伝したいという思いから、仲野と「SNSやってないから、知ってもらえないのかもしれない」という話し合いのもと、「もっと知ってもらおうと思ってチラシを路上で配り回っていました」という。チケットを売るためにも「SNSができないから、地道にやっていくしかない」と人気俳優とは思えない宣伝の仕方を公言し、報道陣を驚かせた。
一方、仲野は「10代の頃は人に嫉妬してばかりで、嫉妬にまみれた青春時代だった」と振り返る。さらに、「高校生の時に、あまりにも仕事がなかったから、自分で映画を作ろうと思ったことがあった。でも、本を書ける人がいなかったから、自分で…と思って筆をとったんですが、あまりにも才能がなくてすぐにパソコンを閉じました。だから、物書きの方の才能には嫉妬します」と嫉妬にまつわる思い出を語った。
M&Oplaysプロデュース『二度目の夏』は以下の日程で上演。
【東京公演】7月20日(土)〜8月12日(月・祝) 本多劇場
【福岡公演】8月17日(土)〜18日(日) 久留米シティプラザ ザ・グランドホール
【広島公演】8月20日(火) JMSアステールプラザ大ホール
【静岡公演】8月22日(木) 静岡市民文化会館 中ホール
【大阪公演】8月24日(土)〜25日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【名古屋公演】8月27日(火)〜28日(水)日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
【神奈川公演】9月1日(日)湘南台文化センター市民シアター