取材:記事・写真/RanRanEntertainment
ミュージカル「50Shades!~クリスチャン・グレイの歪んだ性癖~」のフォトコールと囲み取材が11月15日(金)、新宿FACEで行われ、浜中文一と水崎綾女、シルビア・グラブ、野口かおる、青木さやか、福田転球、演出の河原雅彦が登壇した。
野口かおる シルビア・グラブ 青木さやか
河原雅彦 水崎綾女 浜中文一 福田転球
本作は、2016年に日本で初演された、大ヒット官能小説をパロディ化したロックミュージカルの再演。主人公クリスチャン・グレイ役を初演に引き続き浜中が続投し、「若く有能だが心から人を愛せないサディストの青年実業家」というキャラクターを熱演する。
浜中は、開幕に向け「皆さんに楽しんでいただけるのが一番だと思います。あとはやるだけです」と力強く語る。今回のキャストでは唯一、初演時から引き続き出演するが、「こういった作品なので、(初めて出演するキャストたちは)どこかためらったりされるのかと思いましたが、本読みの時からすごい完成度だった。いろいろな意味で、前回を上回っていると思います。いろいろな見どころがあるので、見逃さずに観てもらいたい」と自信をのぞかせた。
本作がミュージカル初出演となる、アナ役の水崎は「放送禁止用語のセリフが多いので、ここでしか楽しめないと思います」とコメント。放送禁止用語には苦労もしたそうで、「台本を読んで、(意味が)分からないエロティックな言葉がたくさんあったので、(インターネットで)検索したら、それからエッチな広告に追いかけられるようになったのが辛い。ほかの仕事場でセリフや歌の練習をしていたら、スタッフさんにこの子、大丈夫かなって思われた」と苦笑いで吐露すると、野口が「私、(水崎を)いやらしい目でしか見てないです。(劇中で)おっぱいを触らせてもらってますが、すごく気持ち良かった」と横槍を入れ、会場を爆笑させた。
また、河原は「福岡の会場以外では、この作品はお酒を飲みながら観劇できるんです。日本のお客さんは真面目だから、お酒を控えたりするんですが、飲んでないと観ていられないと思います(笑)。本場のアメリカでは酔っ払いながら、ギャーギャー騒ぎながら楽しむ作品なので、心をオープンにして楽しんでいただければ」と本作の見方を伝授。本作におけるエロ以外のメッセージ性について問われると、「そんなもの必要ないです」と断言。「エロくて楽しければいい。お勉強になるお芝居もとても素敵だと思いますが、こういうものもあっていいんじゃないかというマイノリティーの叫びです」と本作への思いを語った。
会見の最後には、浜中が「女性の方はノーパンで来てください! お待ちしております!」と茶目っ気たっぷりにメッセージを贈った。
ミュージカル「50Shades!~クリスチャン・グレイの歪んだ性癖~」は、以下の日程で上演。
東京公演:11月15日(金)~24日(日) 新宿FACE
大阪公演:11月29日(金)~12月1日(日) Zepp Namba
福岡公演:12月3日(火)~4日(水) ももちパレス