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2022年5月11日 14:00

2年越しの上演に朝夏まなと「心を解放し、楽しく観られる作品に」 ミュージカル『モダン・ミリー』製作会見

写真:撮影/RanRanEntertainment

ミュージカル『モダン・ミリー』製作会見が10日、東京都内で行われ、朝夏まなと、中河内雅貴、実咲凛音、廣瀬友祐、保坂知寿、一路真輝、演出の小林香が出席した。

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小林香(演出・翻訳)保坂知寿 廣瀬友祐 朝夏まなと 中河内雅貴 実咲凜音 一路真輝 

 

本作は、1967年に公開されたミュージカル映画『モダン・ミリー』を舞台化した作品。1920年代のニューヨークを舞台に仕事と恋に頑張る主人公ミリーの姿をハッピーに描く。2020年4月に上演予定だった本作だが、新型コロナウイルスの影響を受けて全公演中止に。今回、豪華キャストが再度集結し、上演が決定した。

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小林は、「(中止になった時)劇場には全ての衣装やセット、照明も出来上がって、役者を迎えるだけになっていました。突然、中止になり、さよならを言うこともままならない状況でした」と2020年の公演中止を振り返り、「この作品を再び紡げることは感慨深いです。公演が中止になった時にキャストに向けて『これは中止ではなく、大幅な延期です。なので再びお会いできることを楽しみにしています』という、お手紙を書いたのですが、ついにお届けできる日が来て嬉しく思います」と改めて本作への思いを語った。

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また、主人公ミリー・ディルモント役の朝夏は「やっと劇場に入れるという時に止まってしまって、やるせない気持ちと切ない気持ちと、でも、どこか仕方ないかという気持ちもあって、なんとも救いようのない思いでいっぱいだったんですが、香さんの『大幅な延期』という言葉を信じて、こうして公演できることが嬉しいです」と万感の思いを込めた。そして、「この2年間で、色々な作品に携わり、成長できていたらいいなと思っています。2年前は必死で役を作っていて、腑に落ちないところもあったので、今回の挑戦ではそういうところまでしっかりと作っていきたい」と意気込んだ。

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ミリーと出会い惹かれていくジミー・スミスを演じる中河内は、「この作品はとてもハッピーな作品なので、自分自身も辛い時にもこの作品の楽曲を聞き直し、心が救われたこともありました。きっとこのミュージカルを観てくださるお客さまの心をハッピーにしてくれると思うので、元気になって明日への活力となる作品を作り上げたいと思います」と語った。

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ミス・ドロシー・ブラウン役の実咲は「2年ぶりの再演と聞いた時に、まず『メンバーの方は変わらないんですか?』と確認しました。その時に皆さん変わらないと聞けて、本当に嬉しくて…久しぶりにお会いできてただただ嬉しいです」と笑顔。トレヴァー・グレイドン役の廣瀬は「いいのか悪いのか、この作品の記憶が全くなくて…」と本音を漏らして笑わせると、「劇場に来てくださるお客さまと一緒に共有することを強く強く願っています。素敵な作品になるよう努力していきたいと思います」とコメントした。

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マジー・ヴァン・ホスミア役の保坂は「まだまだ油断はできない状況ですが、みんなでできる限りを尽くして、私たちの作る『モダン・ミリー』の世界を楽しんでいただきたいと強く思っています。この2年の時間が、みんなに色々な作用を起こしていると思うので、新しい『モダン・ミリー』をお届けできたらと思います」と話し、一路は「(この作品は一路にとって)コロナ禍が始まって初めての公演中止だったので、あの時のショックはかなりダメージとして残っています。私は鮮明にこの作品について覚えていて、朝夏さんのタップ、廣瀬くんの不思議な役作り、保坂さんの可愛らしい歩き方、全て忘れていないんです。だから、そこに輪をかけて自分の役をもっともっと掘り下げたいと思っています」と思いを述べた。

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劇中のおすすめシーンを聞かれると、朝夏は「この作品の魅力の一つがタップ。タップのシーンは全て見どころです。中河内さんとも踏みますし、実咲さんとも踏みます。大人数でタップを踏むシーンはスカッとすると思うので、注目して観てもらいたいです」とアピール。実咲は、「プロローグの場面で、『Overture』から作品お世界に引き込んでくれます。楽曲も良いし、お衣装もモダンでスタイリッシュで、目でも耳でも楽しめるので、ぜひそこは引き込まれて欲しいです。それから、初めの方の場面で、朝夏さんと一緒に歌わせていただく場面があります。宝塚時代は、私は朝夏さんの相手役でしたが、その時は朝夏さんは男役として手を出していました。でも、今はその出し方も違うので、すごく新鮮に感じながら(2年前は)稽古をしていました。そういう面でもお客さまにも新鮮さを感じていただけると思います」と見どころを明かした。

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会見の最後には、朝夏は「いろいろな思いが詰まったこの作品の2022年版をお客さまと共有し、一緒に作れたらと思います。心を解放し、楽しく観られる作品になっているので、ぜひお越しください」と呼びかけた。

ミュージカル『モダン・ミリー』は、9月7日~26日に都内・日比谷シアタークリエ、10月1日・2日に大阪・新歌舞伎座で上演。

 

 

 

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