2024年8月10日 20:50

藤吉夏鈴（櫻坂46）、髙石あかり・久間田琳加らに向けて「皆さんすごく男前、どしっと構えている感じがかっこよかった！」映画『新米記者トロッ子私がやらねば誰がやる！』公開記念舞台挨拶

映画『新米記者トロッ子私がやらねば誰がやる！』の公開記念舞台挨拶が8月10日(土)にテアトル東京で行われ、藤吉夏鈴（櫻坂46）、髙石あかり、久間田琳加、中井友望、綱啓永、そして小林啓一監督が登壇した。

本作は、日本大学藝術学部・映画学科在籍中に原案の宮川彰太郎が授業の課題で制作した1つの企画書からスタート。母校の不祥事を目の当たりにし、子どもが大人に対抗するヒヤヒヤ感や何かを成し遂げようとする熱量を詰め込んだその企画書が原案。高校の新聞部を舞台に、部員たちが社会のはしっこから大人たちの闇に迫る、“正義”や“善悪”を考えさせる痛快な社会派エンターテインメント。

藤吉が演じたのは主人公の私立櫻葉学園高校新聞部・新米記者“トロッ子”こと所結衣。初の映画出演で主演を演じ「1年くらい前に撮った作品が世の中に出るということが初めてなので、すごく不思議な気持ちですし、こうして皆さんに観てもらえて、幸せな気持ちです」と笑顔で語り、一番忘れられないシーンについて「（髙石演じる）かさねとのシーンはすごく印象に残っていて、涙が出そうになる瞬間があって、すごく貴重な感情だった」と振り返った。

新聞部の部長の杉原かさねを演じた髙石は「それまでにかさねと結衣（藤吉）というだけではなく、藤吉さんと私との関係性が積み重なっていって、言葉では言い表せないほどの空気感だった。最後のシーンでは監督から『台本にないセリフを好きなタイミングで発して』と言われたんです。だから私達の周りで感じた瞬間にセリフを発したし、目を合わせてお互いが感じ取ろうとしている雰囲気だったので、今思っても鳥肌が立つような空気感だったと思います」と共感していた。

文芸部の部長西園寺という独特でカリスマ性のあるキャラクターを演じた久間田は「今までにない役どころだったので、監督と話し合いながらセッションを重ねて作っていきました」と難しい役柄だったことを吐露。小林監督は「（久間田は）見るからに明るいポジティブな感じなので、冷たい感じになったら面白そうだな」と配役の決め手を明かした。

新聞部副部長の春菜を演じた中井は「周りのキャラクターが強いので、（春奈は）この中で一番普通な女の子かな。かさねが加速していくので、それにつられて2人はどんどん前に行くので、春菜がほんの少しでも減速させられるような存在になれたらいいのかなと思って演じました」と自身の役柄を説明した。髙石は「一人ひとりキャラクターもそうですけど、中身の人間も全然違う人間だったからこそ、すごくいいバランスで、撮影現場もいい距離感だったと思います」と振り返っていた。そして藤吉は「皆さんすごく男前で、どしっと構えてらっしゃる感じがすごくかっこいいなと思いました」と総括した。

西園寺の元同級生松山秋を演じた綱は「今までおちゃらけた明るい役ばっかりやっていて、何かを抱え何かを持ってそうな役をずっとやってみたかったので、すごく楽しかったです。それこそ小林監督と相談しながらできたことがすごく印象的でした」と小林監督にも感謝していた。

イベント後半は、公式Xで募った質問に答えるコーナー。「小林監督の特長的だと思った役づくり、印象的だったエピソードありますか？」。真っ先に髙石は「小林監督は画のこだわりが半端じゃない。印象的だったのが、中井さんが“ぱっと顔を上げる2秒ぐらいのシーン”で13カットぐらい撮っていた」と明かすと、小林監督が「光の当たり方（が気になった）」と説明。久間田は「綱くんとの回想シーンのときに、教室に木漏れ日が差し込むシーンは美しかった」と納得。中井は「前作から女の子をすごくかわいく撮る。今作を観てもみんなかわいい」と発言すると、「みんな素材がいいから」と答え、会場は大爆笑となった。そして藤吉は「（小林監督が）ずっと隣にいてくださって、ずっと話している感じ。いろいろご指導くださって、幸せでした」と感謝していた。

この後は、“最近身近に起こったスクープを見出し風に書いていただく”というテーマで発表。『164』と記入したフリップを示した久間田は「（今まで）ちょこっとだけ身長のサバを読んでいたんですけど、身長が伸びて、公式プロフィールの身長にたどり着きました」、『体、改造！』と書いた綱は「以前から筋トレしたいと4年ぐらい言い続けていて、結局できてなくて･･･。何を改造したかというと、ホクロを２つ取って体が綺麗になりました」と報告。さらに『杜撰な自己管理見出した打開策とは！』と書いた中井は、家の鍵を3回無くし、対策としてキーホルダーを5個買ったことを報告。髙石は『ここは仕事場？仕事中にポップコーンを爆食い』を説明、『○○デビュー』と書いた藤吉は宇多田ヒカルのレコードを聴くためにレコードプレーヤーを購入したことを披露した。

さらに映画タイトルにちなみ、“新米ということで、新たにチャレンジしたいことは？” 綱と久間田は『スポーツ（観戦）』、髙石は「お米が好きでいろいろな新しいお米にチャレンジしたい」という『新米チャレンジ』、中井は『バンジージャンプ』で髙石、綱、小林監督もやってみたいと興味を示した。そして藤吉は『家具作り』。「おうちの近くで歩いて10分ぐらいのアンティークショップに行って、机をそのまま持ち帰るくらい、ハマっている。今度は作る側もやってみたい」と意欲を示していた。