広瀬すず主演の最新作『ゆきてかへらぬ』が、2025年2月21日(金) より全国公開される。本作は実在した女優の長谷川泰子と、詩人の中原中也、文芸評論家の小林秀雄という男女3人の壮絶な愛と青春が描かれる。『探偵物語』や『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』の根岸吉太郎監督が16年ぶりにメガホンを取り、『ツィゴイネルワイゼン』や『セーラー服と機関銃』の田中陽造が脚本を手掛けた。
長谷川泰子役の広瀬すずに加え、新たに泰子を交え、女と男、男と女、男と男、複雑で歪な関係ながらも共に壮絶な青春を駆け抜けた、未完の若者たち――中原中也役を木戸大聖、小林秀雄役を岡田将生が演じることが解禁。まだ芽の出ない女優、20歳の長谷川泰子は、のちに不世出の天才詩人と呼ばれることになる17歳の中原中也と出逢う。どこか虚勢を張り合うふたりは、互いに惹かれ、一緒に暮らしはじめる。その後東京に引っ越したふたりの元を、中也の友人で、のちに日本を代表することになる文芸評論家、小林秀雄が訪ねてくる。偶然ともいえるその出逢いが、やがて 3 人の運命を狂わせていく――
木戸は「詩人・中原中也という大役をいただき、根岸監督の演出を受けることができたのは、本当に貴重な経験で、今後の俳優人生に活かせることを沢山教わりました」、岡田は「約40年前に書かれたこの脚本に、一目惚れしました。そして今しかないという奇跡的なタイミングで、小林秀雄を演じる機会をもらうことができました」と、それぞれ本作に熱いコメントを寄せている。
特報映像: https://youtu.be/Zb2G8NsqlrE
本作の特報映像も解禁。ドビュッシーの「月の光」をBGMに、メリーゴーランドやボートで遊ぶ泰子、中也、小林の姿から始まる。その3人の姿に「私たち、神経と神経で繋がろうとしましたの」という泰子の意味深な台詞が重ねられ、中也とはあどけない笑顔を交わし、小林とは激しく求めあう、男2人の間で揺れ動く泰子の姿や、一方で兄弟のように肩を寄せ合い、詩を朗読する中也と小林の姿が映し出されていく。後戻りできない青い春を必死に駆け抜けた若者たちの、複雑に揺れ動く心情と 歪な関係性が垣間見える映像となっている。
映画『ゆきてかへらぬ』
2025年2月21日(金)より、TOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開
配給:キノフィルムズ ©︎2025 映画「ゆきてかへらぬ」製作委員会