2024年11月22日 05:00

松山ケンイチ＆染谷将太「共演者の破壊力がすごくて笑いを堪える日々でした」『聖☆おにいさん THE MOVIE～ホーリーメンVS悪魔軍団～』完成報告会

映画『聖☆おにいさん THE MOVIE～ホーリーメンVS悪魔軍団～』の完成報告会（神々たちの降臨祭）が11月21日(木) に都内で行われ、W主演の松山ケンイチ、染谷将太、共演の岩田剛典、勝地涼、白石麻衣、川口春奈、山田孝之、窪田正孝、藤原竜也、そして福田雄一監督が登壇。当日は、カーペットアライバル＆サウンドバイツ＆ステージ挨拶という豪華なイベントとなり、招待された約400名のお客様も大いに楽しんでいた。

神の子イエス（松山）と仏の悟りを開いたブッダ（染谷）が東京・立川の風呂なし６畳一間アパートでふたり暮らしをしながら下界でバカンスを満喫している日常を描く――そんな大胆で斬新な描写で、大人気のギャグ漫画「聖☆おにいさん」が原作。

冒頭、松山は「イエス役、そして来年1月期にドラマ『クジャクのダンス、誰が見た？』で松風役をやらせていただきます松山です。この作品はとにかく笑える作品ですので、ぜひぜひご覧になっていただきたい」と挨拶。

染谷も松山にならって「12月は染谷月間。1週目に『劇場版ドクターX』が公開。お医者さんやった後の2週目には映画『はたらく細胞』で細胞をさせていただきます。そして、3週目には『聖☆おにいさん』の公開となります」と自己宣伝した上で「（イエスと）二人のんびりとバカンスをしてたんですけど、皆様の破壊力がすごくて、ただただ笑いを堪えている、そんな日々でした。本当に面白いので劇場で笑い飛ばしばしていただきたいです」と続いた。さらに、この後もキャスト全員が年末年始に出演する演目を紹介しての挨拶が続いた。

そして、福田監督は「まさかこんなバカげた映画にこんなに豪華なキャストが集まるとは思ってなかったんで、本当に贅沢だことだなと思います。感動がない涙もない映画です。ただ、お笑いはあります。そういう映画にこの面子が集まってくれるのは奇跡だと思うので、本当に贅沢に遊ばしていただきました。ぜひ観てください」と笑顔で語った。

撮影を振り返って、イエスを演じた松山は「最初は二人のシーンが多かったので、平和でしたね。ここにいらっしゃる豪華キャストの方々が撮影に参加してきた時からとにかく大変だった」、ブッダ役の染谷も「笑いがこらえられなかった。完成を観ても、笑っていたし、奥から監督の笑い声が聞こえて、さらに笑ってしまった」と振り返った。さらに松山は「最初は岩田君と白石さん演じるミカエルと弁才天。そこから怒濤だった。岩田君のラップが急に始まった。衝撃でした」と驚いていた。「弁才天はブチ切れてましたね」と染谷。福田監督は「台本になかったからね」と頷き、「そこから、帝釈天役の勝地君が来て、日本一可愛い悪魔・マーラ役の窪田君･･･」と怒濤のストーリーが展開されていく。

ラップを踊った岩田は「何なんでしょうね。福田組3回目ということで、自分でも何かしなきゃみたいなプレッシャーと戦った作品でもありました」と説明した。

ブチ切れていたという白石は「私の役が芸術や音楽のことになるとすごい気合いが入ると役柄。監督からは初日に『とにかく大声！それだけ』と、言っていただいたので、ちょっと意識して弁才天を演じたらあんな感じに。とにかく岩田さんに着いていくのに必死でした」とその訳を説明した。

勝地は「今回は1日しか撮影に行ってないんですけど、ガンちゃん（岩田）に圧倒されちゃって、マジで俺あんまり爪痕残せなかった」とがっかり。松山は岩田の凄すぎる演技について「今の俳優って台本にないものも全部持ち込むのが普通なのか」と思ったそう。それほど衝撃的な演技を披露した岩田は「公開された後もどうか僕のファンの方々は僕のファンのままでいてください」と切望した。

女子―ズ・レッドを演じた川口は「初めて、戦隊モノの衣裳を着させていただきました。やりたかったです。でも、ヘルメットが重いのでびっくりしました」との感想。

マーラ役の窪田は山田から出演依頼があったそう。「以前から聖☆おにいさんは知っていたし、漫画もドラマも見てたので純粋にやりたいという感覚でしかなかった」と振り返った。山田は「ちゃんと正式に依頼してますよ。メールでオファーするのは福田監督ぐらい」と笑わせ、自身の出演については「プロデューサー陣から出た方がいいんじゃないですか？みたいになった」と軽い出演理由を明かした。

堕天使・ルシファーを演じた藤原は「とんでもないもの、あり得ないものを持たされてた。しれっと、誰も何も言わなくて、とんでもない現場だなと思いました。僕の積み上げてきたものを一瞬にして崩された。僕もこれでほぼ終わりだろうなと思いながらやらせてもらいました」と苦笑。福田監督は「一番喜んだのは僕です。みんな面白かったので、本当に救われてました」とキャスト全員に感謝していた。