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2025年5月14日 15:44

奥平⼤兼「原作ファンの⽅々に“良い映画だった”と思ってもらえる作品」 出⼝夏希「バカ可愛いミッキーを演じました」 映画『か「」く「」し「」ご「」と「』完成披露イベント

映画『か「」く「」し「」ご「」と「』の完成披露イベントが5⽉13⽇(⽕) に都内劇場で行われ、W主演の奥平⼤兼、出⼝夏希をはじめ、佐野晶哉(Aぇ! group)、菊池⽇菜⼦、早瀬憩、そして中川駿監督が登壇した。

本作は住野よるの同名⼩説を映画化、“少しだけ⼈の気持ちが⾒えてしまう”男⼥5⼈の、純度100%の尊い⽇々を描く⻘春ラブストーリー。

「⾃分なんて」と引け⽬を感じている主⼈公・⼤塚京を演じた奥平は「今⽇初めて皆さんに映画を観ていただくということでちょっと緊張していますが、映画を観てくださるみなさんが少しでも楽しめるような話が出来たらと思います」と笑顔。撮影を振り返り「⾃由に気楽にやっていたのが記憶に残っています。ミッキー(出⼝)の前だと⾃信がなくなっていくという部分は、⾃分も学⽣時代に特定の⼈に対して消極的になる経験があったので、その時を想像して演じました」と述べた。

ヒロインではなくヒーローになりたいクラスの⼈気者・三⽊直⼦(通称:ミッキー)役の出⼝は「作品に⼊る前に住野先⽣からそれぞれお⼿紙を頂いていて、私だけ⼀⾔『バカ可愛いミッキーを演じてください!』と書いてありました。その⼀⾔ですべてがわかった気がしました」と納得の表情。三⽊の幼馴染で京の親友・⾼崎博⽂(通称:ヅカ)役の佐野は「ヅカはド陽キャでスクールカーストの上の上にいるような奴。でも嫌な奴じゃなくて、みんなと仲が良い。それは他⼈の気持ちが少しだけ⾒えてしまうから。誰とも分け隔てなく仲良くなれてしまうからこその悩みもあって、深みのある役どころです」と紹介した。

マイペースで予測不能な⾏動を取るミッキーの親友・⿊⽥⽂(通称:パラ)役の菊池は「予測不能な⾏動でみんなをかき回すキャラと思われがちだけれど、パラを解釈する中で愛おしく感じる感覚がありました。私が菊池⽇菜⼦としてめっちゃ⼈間であるように、パラもめっちゃ⼈間。演じる上では認めなくない⾃分の⼈間らしさを認める作業が必要でカロリーも⾼かったけれど、⾃分として成⻑できたと思います」と自信を覗かせていた。

内気な性格で、ある⽇学校に来なくなる宮⾥望愛(通称:エル)役の早瀬は「私は今⾼校⽣なので、エルが学校に来れなくなるきっかけは理解できます。誰かにとって些細な事でも誰かにとっては重要な事だったりするので、同世代ならではのリアルが切り取られていると思いました」と分析した。

撮影時の“かくしごと”を事前にフリップに記載して発表。中川監督は佐野との「筋トレ」といい「撮影現場に5キロの重い器具を持ち込んで合間に筋トレしました」と報告すると、佐野は「今、僕の腕はムッキムキのバッキバキです。脱いだらすごいです!脱がないけれど(笑)」と胸を張っていた。

早瀬は撮影現場では常にエルに成り切っていたそうで「ちょっぴりおとなしくしていました。本当はもっと明るいです」と照れ笑い。

菊池はアクションシーンの⾃主練として「公園で物⼲し竿をぶん回す。⻑いものが家には物⼲し竿しかなかったので、夜中に近所の公園でぶん回していた」と告⽩。幸い誰にも⽬撃されなかったそうだが、共演者からは「危ない!捕まるよ」と⼼配されていた。

佐野は「中川さんからのプレゼント」といい、とある場⾯で良い演技を披露したことから筋トレ器具をご褒美にプレゼントされたそう。「僕が東京にいる時に実家に届いて、おばあちゃんが5キロのダンベルを担いで家の中に運んでくれたそうです」と笑わせた。

⼀⽅「この映画の取材でかくしごとを聞かれ過ぎてネタがない!もう全部さらけ出しちゃっています」と悲鳴を上げる出⼝がひねり出したのは「でんぐり返し」で「劇中のアクション練習で後ろ向きのでんぐり返しをしたら途中で⽌まって、みんなの前で固まって恥ずかしかったんです」と⾚⾯。出⼝同様にネタが尽きた奥平に⾄っては「喫茶店に⾏った。おいしかったなぁ〜」と“かくしごと”か微妙なラインのエピソードを発表し、⾃らでんぐり返し⾃爆した出⼝から「私がこんなに暴露しているのに…これはない」とツッコまれる⼀幕も。

最後に中川監督は「タイトルにもあるように、この5⼈は何らかのかくしごとを持っています。それが何か、そしてなぜ彼らはそれを隠さなければいけなかったのか。そこに想いを巡らせて観ていただくと深い味わいの作品として、楽しんで頂けると思います」とメッセージ。

出⼝も「映画を観ていただければ、本作のキャッチフレーズ“純度100%”の意味が分かると思います」、奥平は「原作ファンの⽅々に“良い映画だった”と思ってもらえる作品だと思っています。フィクションだけれど、5⼈の気持ちや⾏動は決してフィクションではなくて、現実に⽣きる僕たちの気持ちや⾏動だったりするので、ぜひ⾃分に当てはめて観て欲しいです。住野よるさんは『⾃分が⾃分であることを肯定してくれるような作品』 だと仰っていました。まさにその通りだと思うので、そんなところを含めて純粋に温かい作品として楽しんでください」と呼び掛けていた。

映画『か「」く「」し「」ご「」と「』 5⽉30⽇(⾦) 全国公開
配給: 松⽵    ©2025『か「」く「」し「」ご「」と「』製作委員会 ©2017住野よる/新潮社

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