狂言×歌舞伎×日本映画界のトップが競演する痛快エンターテインメント
映画『花戦さ』
秀吉に「ギャフン!」と言わせたけったいな男
“池坊専好”の奇想天外な「戦さ」が始まる!
野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市という、狂言×歌舞伎×日本映画界のトップが競演する痛快エンターテインメント映画『花戦さ』。本作は、信長、秀吉といった戦国武将と関わりを持つ千利休とも親交があった、池坊専好という実在した京都の花僧の物語。戦国時代、時の天下人である秀吉に専好が単身立ち向かう姿を痛快に描く。
この度、公開された特報は、「わしゃ、勝つつもりでいるけどな、この戦さ。」と自信たっぷりに主人公の花僧・池坊専好(野村萬斎)が語るシーンから始まる。その戦さの相手はなんと、豊臣秀吉(市川猿之助)。当時の秀吉は謁見することすら叶わない、天下人。その秀吉に対し、打ち首になる可能性を恐れず立ち向かい、驕り高ぶる彼に、「ギャフン!」と言わせたけったいな男、それが池坊専好である。
彼に秀吉は吠えるが、織田信長(中井貴一)は褒め、前田利家(佐々木蔵之介)が案じ、千利休(佐藤浩市)が慕う、という。そんな摩訶不思議な男の奇想天外な戦いとは?刃(やいば)ではなく「花」を手に、専好にしか成しえない「戦さ」とは?
さらに、専好にいきなりお経を唱えられ驚くヒロインの天才絵師・れん(森川葵)、専好の幼馴染の町衆・吉右衛門(高橋克実)の姿も見られる。それぞれのキャラクターの生き生きとした表情からもうかがえる痛快な展開を楽しみに待ちたい。特報のナレーションは、専好の兄弟子・専伯(せんぱく)役を演じた山内圭哉が担当。山内と言えば、NHKの連続テレビ小説『あさが来た』(15~16年)で両替屋加野屋の大番頭を演じ、お茶の間の注目を集めたことが記憶に新しい。
本作の脚本は、「JIN-仁-」「ごちそうさん」「天皇の料理番」など、数々の笑って泣ける名作ドラマを生み、2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」も手掛ける、森下佳子。監督は、情感あふれる作品づくりに定評があり、藤沢周平原作の「山桜」や「小川の辺」など、時代劇でもその手腕をみせた篠原哲雄。音楽は、スタジオジブリ作品、北野武作品などを中心に、日本の映画音楽界を牽引する巨匠、久石譲。また題字を、力強いタッチで世界的にファンを広げる金澤翔子が、そして劇中絵画を、その作品が大英博物館に所蔵展示された小松美羽が担当。日本を代表する若き女性アーテ
<あらすじ> 16世紀後半、織田信長が本能寺で倒れたのち、天下人の座は豊臣秀吉へ引き継がれ、戦乱の時代が終わりを告げようとしていた。だが秀吉の圧政は次第に人々を苦しめていく。そんな中、町衆の先頭に立ち、秀吉に真っ向から戦いを挑んだ僧がいた。その名を池坊専好。華道池坊の歴史に名を連ねる花僧たちの中、ひときわ名手の誉れ高い専好が、天下人に対して武器としたのは、刃ではなく、命ある花の美しさだった―。
映画『花戦さ』
【出演】野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市、高橋克実、山内圭哉、和田正人、森川葵、吉田栄作、竹下景子
【脚本】森下佳子【原作】鬼塚忠「花戦さ」(角川文庫刊) 【音楽】久石譲【監督】篠原哲雄
【配給】東映c2017「花戦さ」製作委員会
2017年6月3日(土) 全国ロードショー!