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2017年1月16日 12:26

映画『沈黙−サイレンス−』日本だけの特別映像・公開!

スコセッシ、主要キャスト、遠藤龍之介氏(原作者長男)らの熱いコメントが到着!

メイキング映像満載、完成までの28年の想いが溢れる

『沈黙-サイレンス-』日本だけの特別映像・公開!

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世界の映画人たちに最も尊敬され、アカデミー賞®にも輝く巨匠マーティン・スコセッシ監督が戦後日本文学の金字塔と称される遠藤周作の「沈黙」を遂に映画化した。人間の強さ、弱さとは? 信じることとは? そして、生きることの意味とは?混迷を極める現代において、永遠のテーマを深く、尊く描いた、スコセッシの最高傑作にして本年度アカデミー賞®最有力作品の公開を前に、いよいよスコセッシ監督が16日に来日する。それに先駆け、本作の特別映像がYouTubeで公開された。

スコセッシが原作と出会ってから28年、いくつもの困難を乗り越えての夢の一大プロジェクトには、主演のアンドリュー・ガーフィールドを筆頭に、アダム・ドライバー、リーアム・ニーソン、日本からは窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシらが結集。

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スコセッシ監督は「原作を読み終えてすぐ、映画化しなければならないと思った」と率直に感じるほどの感銘を受けたと語る。しかし、あまりに深く壮大なテーマであるため、様々な準備、困難を乗り越えるため28年の歳月を要したのだという。スコセッシ監督は、常に「遠藤周作ならどうするだろうか?」ということを念頭に置いてアプローチをした。

アンドリュー・ガーフィールドは、「あらゆる人が正しく、あらゆる人が間違っている。この映画の答えは1つではない」と「沈黙」の奥深さを肝に銘じ、主人公ロドリゴを体現した。アダム・ドライバーは自分が演じた宣教師たちを「勇敢なのではない。ただ信じる者のために立ち向かうほかなかっただけだ」とキャラクターを分析する。リーアム・ニーソンは「決して宗教を持つ人だけに問うテーマではない。今自分がなぜ、何のためにここにいるのか、を問いかけるんだ」と、本作の普遍性が現代人に訴えかける作品であることを力説する。

窪塚洋介は「声なき声を聞くために、自分の心の深い所へ潜っていく。そのきっかけとなる作品になれば。神は沈黙しているけど、その“沈黙”の中にこそ答えがある」と語る。浅野忠信は「日本が舞台で日本がテーマでも、人が持っている葛藤が全て」と、国境を越えた強いメッセージを代弁する。LAプレミアに参加した塚本晋也は「ようやくこの日が来たのか。まだ現実なのか夢なのか不思議な感じがする」と、数多くの困難を乗り越えて完成した本作の日本公開を間近に、感慨を新たにコメントを寄せている。

遠藤周作の長男、遠藤龍之介氏は「父は私によくこう言いました。世の中に絶対的な善、絶対的な悪はほとんどない。悪の中にも善はあるし、良き事の中にも悪しき事がたくさんある」と周作ならではの哲学を語る。遠藤周作門下の作家・加藤宗哉氏は「久しぶりに心が震えた。スコセッシ監督に感謝したい」と、原作に最大の敬意を払って完成した本作に打ちのめされた。

28年間、決して揺るぐことなく映画化を願い続けたスコセッシに、各キャストは最大の賛辞を贈る。長きにわたって変わることがなかった映画化への情熱、現場での姿勢、役者とのコミュニケーション、全てにおいて彼はピラミッドの頂点にいる監督だ。スコセッシの熱意によって突き動かされたキャスト、スタッフたちとともに作り上げた『沈黙−サイレンス−』は、まさに今見るに値する作品なのだ。

映像の結びは、遠藤周作や「沈黙」を生んだ日本文化に最大の敬意を表したマーティン・スコセッシ監督の言葉で結ばれる。いよいよ1月21日(土)、その情熱の集大成が日本全国の大スクリーンで公開される。

『沈黙-サイレンス-』は、1月21日(土)より全国ロードショー

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