トップ > PICK UP > 【前編】吉田あかりインタビュー 初主演映画『ペテロの帰り道』で芽生えた女優への想い「唯一無二の個性を持った役者さんになりたい」

2021年5月21日 12:00

【前編】吉田あかりインタビュー 初主演映画『ペテロの帰り道』で芽生えた女優への想い「唯一無二の個性を持った役者さんになりたい」

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

吉田あかりの初主演映画『ペテロの帰り道』が5月21日(金)からアップリンク吉祥寺ほかで全国順次公開中だ。本作は、通信制の高校に通う女子高生・水華(吉田)が、“神様”と名乗るおじさんと出会ったことで始まる奇妙な物語。マイノリティ理解などを背景に、人生における迷いや葛藤を、微笑ましく描く。監督・脚本はオカモトナオキが務める。吉田に、映画撮影の裏話や女優業への思いを聞いた。

 

IMG_3933s


――映画初出演にして初主演となりますが、出演が決まった時のお気持ちからお聞かせください。

ただただ嬉しくて、すぐにお母さんに電話しました! 事務所で、泣きながら電話で話して…マネージャーさんを困らせました(笑)。

――脚本を最初に読んだときには、本作のどこに魅力を感じましたか?

この作品はすごく不思議な話なので、実は最初に読んだときには、よく分からないところもあって…(苦笑)。でも、何度も読むうちに徐々に理解できてきて、水華ちゃんの気持ちにすごく共感できました。

 

IMG_3944s


――どんなところに共感しましたか?

水華ちゃんは将来についてすごく悩んでいますが、私もやっぱり将来に対する悩みがあります。私は今、こうしてお仕事をさせていただいていて、やりたいことも見えてきていますが、でも、この世界でやっていけるんだろうかとか、どうやって自分を出していけばいいんだろうとか、いろいろと悩むことも多いんです。今回、この作品に出演できたことで、そういった悩みも少し解決できたように思います。

――水華を演じるにあたって意識した点は?

水華ちゃんと私は同い年ということもあり、等身大で演じようと思っていました。境遇も似ているところが多いんですよ。年相応で思春期で色々なことに悩んでいて、色々な壁にぶち当たって立ち止まってしまっていて…。なので、そういった似ているところがある分、とても演じやすい役だったと思います。でも、もちろん、私とは全く違うという部分もあります。例えば、水華ちゃんは自分の中に溜め込んでしまうタイプですが、私は周りの人に話して、相談に乗ってもらって、悩みも外に出すタイプです。そういう似ていないところもあったので、そこは演じるのが難しかったところでもありました。

 

IMG_3997s


――撮影で印象に残っているシーンはどこですか?

物語冒頭の水華ちゃんが叫んでいるシーンです。あの撮影は、初日の一番最初のカットでした。一発OKをいただいたのですが、私自身はすごく緊張してしまって…でも、その緊張のおかげで逆に何も考えずに演じられたのかもしれません。

――撮影前から緊張は大きかったんですね。

映画の主演をやらせていただけるなんて、夢のようなことじゃないですか! 嬉しくて嬉しくて、浮かれてしまっていたところはありました。ですが、クランクインの数日前に監督から直々にお手紙をいただいたんです。そのお手紙には、「女優の吉田あかりとしての力を貸してほしい」と書いてありました。そう言っていただけたのがすごく嬉しいと同時に、主演であることの自覚や緊張、不安が一気に押し寄せてきて、浮かれた気分はなくなり、集中して取り組めたと思います。

 

IMG_3974s


――実際に現場に入ってからは、監督とはどんなお話をしましたか?

今回、私は本格的に演技をするのが初めてということもあり、「私はこう思うんですが、これであってますか?」と本番前に確認させていただきました。何度も何度も “答え合わせ”をしてもらって、ずっと付き添って指導していただきました。

――本作の撮影を通して、演じる楽しさは見つかりましたか?

はい、見つかりました。自分以外の人になれる機会は、普通に生きていたら絶対ないので、それができる女優というお仕事は、本当に素敵だし、面白いし、興味深いなと思いました。

 

IMG_3956s


――では、撮影で苦労したシーンがあれば教えてください。

お兄ちゃんが一人暮らしの家から実家に帰ってきて、水華ちゃんと話すシーンです。この作品には、水華ちゃんの家族はお兄ちゃんしか出てこないんですよ。その家族の前の顔と友達といる時の顔は違うと思うのですが、家族といる時の自然体な顔を出すのはすごく難しくて、何度もやり直しをしました。水華ちゃんの普通さや素顔が出ていればいいなと思います。そのシーン以外では、アドリブのシーンも多かったので、そこもチャレンジではありました。

――作品冒頭のお兄ちゃんとテントの前で話すシーンもアドリブっぽかったですね。

そのシーンは、ほぼアドリブです。私が思いつきでお兄ちゃんに「あれやって、これやって」とお願いして、(兄役の)武田(一馬)さんが合わせて演技をしてくれました。

――劇中には神様を名乗るおじさん登場しますが、もし、吉田さんが神様と話ができるとしたらどんなお話したいですか?

自分の将来がどうなっているのか聞くと思います。これをしたいけどどうなるかなとか…。相談に乗ってもらいたいです。

 

IMG_4070s

後編~


『ペテロの帰り道』

5月21日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開

【Story】
あなたはどこへ帰るの?
通信制の高校に通い、友達もあまりいない水華は、幼い時に父親を病で失っていた。
財布を拾った事をきっかけに、「自分は神様なんだ」と名乗るおじさんに出会う。
まるで信じていないけど。時々、不思議なこともある。
同じ頃、年上の弓香とも友達になる。
おじさんと散歩する不思議な時間や今までになかった友人・弓香との時間の中で、水華は徐々に変化を迎える。
将来に悩む、大人になりかけの水華の前で、おじさんは「帰るんだ」とじっと空を見上げている。
水華はそんなおじさんが何故か気になって仕方がなかった・・・。
ある日、おじさんは忽然と姿を消す。
果たして彼は何者だったのだろうか?

【出演】
吉田あかり
東大 遊上なばな 武田一馬 向有美 宮本伊織 金野美穂 安原寛之
宮瀬彩加 真白ゆうみ 有里まりな 一ノ瀬円 本田茉利菜 本田真絆
中村ゆうじ / 岡田結実

監督・脚本:オカモトナオキ
プロデューサー:石井雅教 共同プロデューサー:遊上なばな 撮影:星野洋行
録音:古茂田耕吉 衣装:カドワキジュン子
メイク: SAYURI 編集:鈴木勝之  助監督:シェークMハリス 制作:久永光 宮本伊織 ビジュアル写真 小宮京
音楽:isao テーマソング:「バトン」三つ葉(作詞作曲isao)
©OBVERSE&REVERSE

<公式HP> https://www.obvrev.com/petros
<公式Twitter> https://twitter.com/petero_official

 

9J9A4992-2s

【プレゼント】

サイン入りチェキをプレゼントいたします!
<応募方法>
(1)ランランエンタメの公式Twitterアカウント「https://twitter.com/ranranentame」をフォローする
(2)【前編、後編】の両方の記事を、ツイート後にダイレクトメッセージで申し込む
(3)
①ご希望なさる方のお名前をお書きください。
②お名前
③ご住所
④ご年代
⑤ご意見ご希望
を書き頂きご応募下さい。

<応募締切>
2021年  6月 21 日(月)23時59分

<当選発表>
締切後、厳正なる抽選の上、当選者を決定。ご当選者様には、ランランエンタメ公式アカウントよりTwitterのダイレクトメッセージにて当選連絡をいたします。2日以内にご返信がない場合は当選の権利が移ります。
当選者発表までに少々お時間を頂戴いたします。ご了承ください。
<ご応募について>
※リツイートは、公式リツイートに限定させていただきます。
※Twitterアカウントを非公開にしている場合、リツイートを確認することができないため、応募対象外となります。
※ご応募後のキャンセル、変更、返品、お届先の変更はできかねますので、ご了承ください。
※当選結果に関するお問い合せは受け付けておりませんので、ご了承ください。
<商品発送について>
※商品の配送は日本国内のみとさせていただきます。お届け日は、指定できません。
※当選者の長期不在や、賞品お届け先ご住所や転居先が不明等の理由により、賞品のお届けができない場合は、ご当選を無効とさせていただく場合がありますので、予めご了承ください。
<注意事項>
※プレゼントの応募によりお預かりした個人情報は商品の発送にのみ使用いたします。
※ご当選の権利は第三者への譲渡や現金とのお引き換えはできません。
※ご応募いただいた時点で、本応募要項に同意いただいたものとみなします。

 

 

 

トップ > PICK UP > 【前編】吉田あかりインタビュー 初主演映画『ペテロの帰り道』で芽生えた女優への想い「唯一無二の個性を持った役者さんになりたい」

Pick Up(特集)

error: コンテンツのコピーは禁止されています