ブルース・リー生誕祭
2011☯ETERNAL LEGEND
シネマート六本木にて 11 月26 日(土) ~ 12 月9 日(金)
昨年、生誕70 周年を迎えたブルース・リー。70 年代に世界中を熱狂させた大ブームからも、早くも30 年以上の時が流れようとしています。ブルース・リーは、もはや過去のヒーローなのでしょうか?
映像技術の進化により、高度なアクションは誰もが手にできるものになったといえます。それでも、今観てもなお、ブルース・リーの生身のアクションと、一分の隙もない肉体は、デジタルが作り出す映像への驚きや驚嘆を、遥かに、易々と、凌駕するのです。
また、初期の作品でみせる笑顔やユーモラスな演技からは、人間味も感じ取ることができます。ブルース・リー伝説は、永遠に、風化することなく続いてゆくでしょう。
ブルース・リー未体験という方にこそ、是非ご覧いただきたい特集上映です!
【上映作品】
ドラゴン危機一発 唐山大兄/The Big Boss
©2010 Fortune Star Media
Limited. All Rights Reserved.
監督:ロー・ウェイ
出演:ブルース・リー、マリア・イー、ジェームズ・ティエン、ハン・インチェ、ノラ・ミャオ
[1971 年/100 分/広東語/配給:ツイン ※デジタル上映]
〈イントロダクション〉 アメリカで武道家として注目を集め、TVドラマでも人気を得たブルース・リーが、香港に凱旋し製作された渡米以降初の主演映画。大スクリーンに戻って来たリーが、これまでにない華麗な武術アクションを披露、社運をかけた新興映画会社ゴールデン・ハーベストの期待を遙かに上回る大ヒットを収め、東南アジアのほぼ全域で興収記録を塗り替えた。ブルース・リーの魅力は、荒削りな脚本、低予算な製作状況などの悪条件をものともせず、老若男女全ての観客から大拍手で迎えられた。全編タイ・ロケの中で躍動するリーの若々しい勇姿と若手中心のキャストによる溌剌とした演技は「香港映画の新風」を感じさせるムードに溢れている。特に、素朴な物語の中で光る一輪の花、マリア・イーの初々しく可憐な美貌も忘れがたい。
ドラゴン怒りの鉄拳 精武門/Fist Of Fury
©2010 Fortune Star Media
Limited. All Rights Reserved.
監督:ロー・ウェイ 出演:ブルース・リー、ノラ・ミャオ、ティエン・ファン、橋本力、ボブ・ベイカー
[1971 年/106 分/広東語/配給:ツイン ※デジタル上映]
〈イントロダクション〉 前作の興奮もさめやらぬ中、製作されたブルース・リー主演第2弾。クラシカルな復讐劇で、20 世紀初頭、戦時下の上海が舞台。恩師の仇討ちのため暴走するリーの鬼気迫る表情、ノラ・ミァオとの甘いラブ・シーン、コミカルな変装場面など、彼の新たな側面が観られる作品で、『ドラゴン危機一発』の記録をアッサリ更新した。リーのさらに磨きがかかった闘技、特に映画では初公開のヌンチャクの妙技と独特の気合い(怪鳥音)は、観客の熱狂をさらに盛り上げた。迫害された中国人の怒りを爆発させたこの作品のモチーフは、中国語圏映画の古典的スタンダードとなり、以降、ジャッキー・チェン等による続編、ジェット・リーやドニー・イェンなどのリメイク版が無数に作られているが、本家ブルース・リー主演作を凌ぐ作品は登場していない。
ドラゴンへの道 猛龍過江/The Way Of The Dragon
©2010 Fortune Star Media
Limited. All Rights Reserved.
監督:ブルース・リー
出演:ブルース・リー、ノラ・ミャオ、チャック・ノリス、ウォン・インシック
[1972 年/99 分/広東語/配給:ツイン ※デジタル上映]
〈イントロダクション〉 主演2作で大成功を収めたブルース・リーは、自身の会社コンコルド・プロダクションを設立。まだ世界市場で通用するとは思えない中国語映画全体のレベル・アップを試みた。自ら製作・監督・脚本に挑み、撮影監督には日本人名キャメラマン西本正を招聘、敵役には旧知の空手家チャック・ノリス、ボブ・ウォール、そして韓国合気道のウォン・インシックを揃え、格段に優れた本物による武道アクションを展開させる。もっとも、前半はリーの素顔を思わせるコミカルなシーンの連続で、気の合ったノラ・ミァオとのやりとりも楽しい。クライマックス、コロシアムの死闘とのコントラストは見事である。全体のムードは明るく爽快で、「復讐」の概念から解放された痛快無類の本作は、さらに前2作の興収記録を更新するスーパーヒットとなった。
燃えよドラゴン 龍争虎闘/Enter The Dragon
©1973 Warner
Bros.Entertainment Inc. ALL
RIGHT RESERVED.
監督:ロバート・クローズ
出演:ブルース・リー、ジョン・サクソン、ジム・ケリー、シー・キエン、アンジェラ・マオ、ボブ・ウォール
[1973 年/102 分/英語/配給:ツイン ※ディレクターズカット版、プリント上映]
〈イントロダクション〉 極東から世界規模に広がりつつあるブルース・リーの人気に、ハリウッドが着目、ワーナー・ブラザースから主演映画製作の企画が持ち込まれる。リーは、この新作のため製作中であった『死亡遊戯』を一旦中断、全精力を傾けた。中国語映画の未来、そして東洋人俳優の可能性が試される本作で、彼はこれまで以上の凄まじいアクションと風格ある演技を披露。自らアクション部分を監督し、当初『Blood and Steel(血と鋼)』、『Han’s Island(ハンの島)』と題されていたB級映画を『Enterthe Dragon(ドラゴン登場)』のタイトルで世界公開させるクオリティに仕上げ、地球規模で空前の大ヒット、大ブームを巻き起こす。公開はリーの死後となったが、今なお映画界、格闘技界のみならず世界中の人々に影響を与え続けるリー畢生の名作である。
ブルース・リー死亡遊戯 死亡遊戯/Game Of Death
c2010 Fortune Star Media
Limited. All Rights Reserved.
監督:ロバート・クローズ
出演:ブルース・リー、ギグ・ヤング、ディーン・ジャガー、コリーン・キャンプ、ヒュー・オブライエン、ダン・イノサント
[1978 年/100 分/英語/配給:ツイン ※デジタル上映]
〈イントロダクション〉 『燃えよドラゴン』完成後、製作再開の時点でブルース・リーが急逝、クライマックスのみ残されたフィルムを世に出すべく製作された“最後のブルース・リー映画”。リーの弟子で全米プロ・バスケット・ボールのスーパースター、カリーム・アブドゥル・ジャバール、フィリピン武術の達人ダン・イノサント、韓国合気道の大家・池漢載らとのリーの激闘を生かすために新たな物語が作られた。ハリウッドからディーン・ジャガー、ギグ・ヤングなど実力派俳優を揃え、ヒロインには新人コリーン・キャンプを抜擢。武術指導を引き継いだサモ・ハンが心血を注いだ追加アクション場面とともに、ブルース・リー最後の闘いを盛り上げる構成となっている。無論、登場しただけで雰囲気が変わるラスト、十数分ながら映画数本分の価値があるリーの勇姿とその笑顔は最高だ。
【公式HP】http://www.cinemart.co.jp/ theater/special/bruce-lee ※近日オープン
c 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.
「燃えよドラゴン」 c1973 Warner Bros.Entertainment Inc. ALL RIGHT RESERVED.
※シネマート心斎橋でも12 月に開催予定
※デジタル上映 ※スケジュール、イベント、プレゼントなどの最新情報は公式HP にてご確認ください。
当日料金:一般・大高1300 円、シニア1000 円
サービスデー:月曜男性、水曜女性、木曜会員1000 円
前売券:1100 円 劇場窓口・チケットぴあにて販売 (11/5 予定)
シネマート六本木 地下鉄六本木駅3 番・5 番出口より徒歩約2 分
TEL:03-5413-7711 URL:www.cinemart.co.jp