トップ > PICK UP > 【前編】工藤美桜インタビュー 映画『まくをおろすな!』で歌って踊って、殺陣に初挑戦!

2023年1月16日 14:46

【前編】工藤美桜インタビュー 映画『まくをおろすな!』で歌って踊って、殺陣に初挑戦!

取材・撮影/RanRanEntertainment

『仮面ライダーゴースト』と『魔進戦隊キラメイジャー』で二大特撮もののヒロインを務め、注目を集める工藤美桜が出演する映画『まくをおろすな!』が2023年1月20日から公開される。

本作は、演劇ユニット30-DELUX(サーティーデラックス)で2020年に上演した舞台を原案にした超デラックスミュージカル時代活劇。これまで数多くの舞台に立ってきたふぉ~ゆ~の越岡裕貴が、映画初出演にして初主演を果たす。工藤は、越岡演じる主人公・ブン太こと紀伊国屋文左衛門とバディを組む、モン太こと近松門左衛門役で出演。詐欺師稼業に勤しむ二人が、誰も死なない赤穂浪士の討ち入りをプロデュースしていく。

今回は工藤に本作の見どころや撮影の裏話、さらには俳優業への思いなどを聞いた。

20221103-MioKUDO_71s


――本作への出演が決まった時の心境から聞かせてください。

最初に「時代物のミュージカル要素がある映画を撮りたい」というお話をお伺いし、「それってどんなもの?」と(笑)。私自身、歌やダンスが得意というわけでもないので、どうして私にこのお話をいただけたのか分からなかったのですが、それでもぜひ挑戦したいと思い、お引き受けさせていただきました。お話をいただけたこと自体が嬉しかったですし、どんなものができるのかワクワクしました。

――歌とダンスだけでなく、本作では殺陣もありましたね。殺陣は初挑戦だったそうですが、撮影はいかがでしたか?

細かい所作一つひとつに気を遣わなければならず、想像を絶する難しさでした(笑)。それほど細かいところまで気を遣っているからこそ、カッコよく見えるんだなと再確認しました。撮影前には、もちろん基礎を教わり、お稽古もさせていただいたのですが、それだけでは習得できるものでもなく…撮影中も、撮影がお休みの日にも現場に行って朝から晩まで練習をしていました。

20221103-MioKUDO_76s


――ご自身の殺陣に点数をつけるとしたら、何点ですか。

うーん…どうでしょうか(苦笑)。ギリギリ合格ラインを超えていればいいなと思っているので、よくて50点かな(笑)。

――歌とダンスはいかがでしたか? 先ほど、得意というわけではないとお話されていましたが。

戦隊シリーズに出演していた時にも歌やダンスを披露する機会があったのですが、みんなから下手と言われていたので、自信がないんです(苦笑)。今回も、越岡さんの横で踊らせていただいたので、ドキドキしました。越岡さんは当然、とてもお上手なので、その横で苦手なダンスをお見せするのはよくないと思って、ダンスも何度も練習しました。歌は楽しく、モン太らしさを考えながら歌わせていただいて。自分なりに楽しくできたかなと思います。

20221103-MioKUDO_53s


――とても華やかで素敵なシーンになっていました! では、脚本を読んだ時に、この作品のどんなところに面白さがあると感じましたか?

歌って踊るシーンのある映画はこれまでにも観たことはありましたが、日本映画にはそれほど多くないと思います。特にこの作品は、江戸時代を舞台にしていますが、現代と融合した世界観なので、そこが面白くもあり、難しいところでもありました。モン太の個性をどう出したら面白くなるんだろうと考えながら演じました。

――モン太はどんな人物ですか?

喜怒哀楽がすごくはっきりしています。みんなの前では、明るく振る舞おうと決めているので、常に溌剌としていますが、実はすごく繊細で不器用。不器用なりに何でも頑張ろうとする健気さもあって、そこが可愛らしくもあり、お茶目さにもなっていると思います。それから、「物語を書く」という好きなことに対しては一生懸命で、物語を書いている時は特に輝いています。ブン太とはまた違った繊細さを持っているので、そこもうまく表現できたらと思っていました。

20221103-MioKUDO_44s


――工藤さんご自身との共通点はありましたか?

マイペンや筆のケースを持ち歩いていたり、自分のお仕事に対してこだわりが強いというのは似ているところかなと思います。

――なるほど。では、主演の越岡さんとは本作が初共演になりますが、越岡さんの印象は?

すごく頼りになるお兄さんです! お芝居はもちろん、殺陣も歌もダンスもできる大先輩なので、現場では「こうしたらいいよ」とか「自信を持ってやればいいよ」など、たくさんアドバイスをしてくださいました。私は心配性で、現場では「緊張する」「どうしよう」と何度も言っていたので(笑)、優しくお声がけしていただけて安心しました。そうしたお気遣いがありがたかったですし、この方がバディで本当に良かったと思いました。

――撮影で特に印象に残っているシーンは?

たくさんあるのですが、ネタバレになってしまうので(笑)。(物語冒頭の)心中コンサルタントになりすますシーンは、最初に撮影したシーンでしたし、モン太が別人格になりきりながらお芝居をするという演技が必要だったので、試行錯誤しながら臨んだ印象が残っています。

20221103-MioKUDO_42s

最新情報は、作品公式HP(https://www.makuoro.com)にて

映画『まくをおろすな!』

<出演>
越岡裕貴(ふぉ~ゆ~) 工藤美桜
寺西拓人 原嘉孝 高田翔 室龍太
竹中直人 岸谷五朗
緒月遠麻 坂元健児
田中精(30-DELUX)  椙本滋 清水順二(30-DELUX) ほか

<監督>清水順二(30-DELUX)
<脚本> 竹内清人
<音楽>杉山正明

<あらすじ>
ブン太こと紀伊国屋文左衛門(越岡裕貴)は、モン太こと近松門左衛門(工藤美桜)とバディを組み、「人生の幕は自分でおろすな」と、心中希望のカップルに芝居を打たせ助けている。
溜まり場「どっぐかふぇ」で、芸人・犬屋敷郎府(室龍太)などと交流を深めている時、アルバイトに来たヤスベーこと堀部安兵衛 (寺西拓人)が赤穂浪士で、吉良上野介義央(岸谷五朗)への仇討ちを目論んでいることを知る。
寺坂吉右衛門(高田翔)ら赤穂浪士が江戸に集結する中、ブン太はモン太と共に一計を案じる。
しかし、討ち入りの裏には、10年前に南町奉行の大岡越前守忠相(原嘉孝)と、諸国を巡って情報収集していた松尾芭蕉 (竹中直人)が戦った反乱軍による企みがあった。しかも、それによってブン太の秘密も明らかに・・・。

◆「まくをおろすな!」公式Twitter            @maku_wo_orosuna
◆「まくをおろすな!」公式Instagram   @maku_wo_orosun

映画『まくをおろすな!』 2023年1月20日(金)より全国公開

 

 

トップ > PICK UP > 【前編】工藤美桜インタビュー 映画『まくをおろすな!』で歌って踊って、殺陣に初挑戦!

Pick Up(特集)

error: コンテンツのコピーは禁止されています