歌手、俳優、MC、バラエティとマルチな才能で活躍し、韓国の“国民の弟”と呼ばれ圧倒的な人気を誇るイ・スンギが、6月1日、日本武道館にて『イ・スンギ Japan First Live“希望”』と題し、待望の日本初のワンマンライブを開催した。
今年3月、日本でCDデビューを果たし、日本デビュー曲“恋愛時代”はオリコン・シングルデイリーランキングで1位を獲得したイ・スンギ。韓国アーティストの中で、日本メジャーデビューから史上最速で実現された武道館ライブに、8,000人のファンが集結し熱狂した。
天井に届きそうなほど、客席の最上階までグリーンのペンライトで埋め尽くされた日本武道館。スンギがステージ中央に登場すると、“チングジャナ~友達だから~日本語Ver.”でライブがスタート!いきなり総立ちとなったファンの大歓声に包まれた。
続けて披露した日本デビューシングル曲“恋愛時代”では、CDにも参加した仲里依紗が、スペシャルゲストとして登場。CDさながらの掛け合いを見せ、二人見つめあって「恋をしようってこと?」のセリフに会場から黄色い声が上がった。「イ・スンギさんは、とっても素晴らしいオーラが出ていて、私もファンになっちゃいました。」と微笑んだ仲里依紗に、スンギがお礼の花束を贈り「今度、韓国に来てくれたら美味しいものをごちそうします。」と言うと、「えぇー!」とジェラシーの声。
“Slave”“Tonight”と続いて、全21曲を2時間半に渡って熱唱。“言いにくい言葉”“すべてを君に”などバラード曲をしっとりと歌いあげれば、“結婚してくれないか”“どうかしていたんだ”では可愛いダンスを見せ、「これはダンスじゃなくて、振り付けですからね~。」とはにかみ、キュートな笑顔をみせるスンギ。あっという間にスンギワールドに引き込まれていった。
また、「日本初のコンサートのために何か特別なことをしなくては。」と、ドラマ『The King 2Hearts』(今年9月日本でもMnetにて放送決定!)で、スンギ演じるジェハのテーマ曲“愛が泣く”をファンの為に初披露。その他、主演ドラマのOSTをドラマダイジェストの映像とともにプレゼント。
「コンサートでは、バンドのみなさんの旋律をひとつひとつ味わってほしい。僕の息づかいひとつひとつを感じて、メロディがみなさんの心の中に入っていくように心を込めて歌います。」と語る。生バント、コーラス、ダンサーを引き連れ、特別にスペシャリストのピアニストやギタリストも用意し、時にはパワフルに、時には語りかけるように、1曲1曲を大切に歌う姿は、まさにエンターテイナーのイ・スンギだ。
途中、衣装チェンジでスンギがステージを留守にすると、スクリーンに「ミニスンギ」というスンギそっくりなキャラクターが登場し、掛け声の練習を指導する演出も。会場からは「可愛い~!」との声が聞こえ、本家のスンギが嫉妬しそうなほどの盛り上がりを見せた(笑)。
“花のように”では、ファンも一緒になってジャンプ!ジャンプ!スンギがステージの端から端まで駆け巡り、続く“Smile Boy”で、会場のボルテージはMAXに。
アンコールでは、2004年の韓国デビュー曲“ネヨジャラニカ~僕の彼女だから~”を歌い、「日本のファンの皆さんには、なかなか日本でのたくさんの活動ができなくて申し訳なく思っています。いつも応援してくれてありがとうございます。今日こんな素敵なステージに立たせて下さり、武道館をいっぱいに埋め尽くしてくれたファンの皆さんに感謝します。これからも頑張ります。」と気持ちを込めて、思いっきりの投げキッスを客席に送った。
そして、「次はソウルコンサートで会いましょう。みんな、ありがとう!」と達成感に満ち溢れた清々しい笑顔を浮かべ、大きく手を振ってステージを後にした。
最後まで、ファン、スタッフ、全ての人に心遣いをみせたスンギ。歌が上手いだけではない、彼の誠実で謙虚な人柄が感じられるコンサートだった。日本での今後の活躍にも大いに期待したい。
この日の武道館公演は、『イ・スンギ スペシャル~Japan First Live“希望”~』としてWOWOWにて放送されることが決定。今回の番組は、武道館ライブの模様だけなく、マルチなエンターテイナーとして幅広く活躍するイ・スンギの魅力を余すことなくお届け。彼のこれまでの素晴らしい功績や、スタートを切ったばかりの日本での活動の紹介。さらにイ・スンギの素顔に迫るドキュメンタリー等の映像も交えた、多彩な彼の魅力を存分に堪能できる番組となっている。
『イ・スンギ スペシャル~Japan First Live“希望”~』は7月15日(日)夜 7:30よりWOWOWライブにて放送。
<セットリスト>
- チングジャナ -友達だから-(日本語Ver.)
- 恋愛時代(with 仲 里依紗)
- Slave
- Tonight
- 僕たち別れよう
- 言いにくい言葉
- すべてを君に
- 結婚してくれないか
- どうかしていたんだ
- 今から愛する
- 愛が泣く
- どこへでも
- 願って恨んで
- 愛さない
- もう一度だけ
- Crazy for you
- 花のように
- Smile Boy
- 旅に出よう
~アンコール~
- チングジャナ -友達だから-(韓国語Ver.)
- ネヨジャラニカ -僕の彼女だから-