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2020年5月26日 07:00

加藤和樹インタビュー New Mini ALBUM「Addicted BOX」発売&全国ツアーに向けての思いを語る「みんなで乗り切って、笑顔で会いましょう」

取材:記事/RanRanEntertainment
写真/オフィシャル

2019年9月から2020年1月に発売された3曲の配信シングルを含むNew Mini ALBUM「Addicted BOX」が6月10日(水)に発売される加藤和樹。「Kazuki Kato Road Tour 2020 ~Thank you for coming! 2~」と題した全国ツアーも7月よりスタートし、この夏はアーティスト活動がますます加速する。今回、加藤にアルバムに込めた思いやツアーへの意気込み、さらには自粛が続くエンタメ業界への思いを聞いた。

加藤和樹アー写Ass

――「Addicted BOX」のリリース決定おめでとうございます! バラエティに富んだ楽曲が詰まった聞き応えのある1枚でした。どんな思いからこのようなタイトルをつけたのですか?

「Addicted」という言葉は、「病みつき」「ハマる」という意味ですが、思わずリピートしたくなるような、聴けば聴くほどハマる作品になればという思いでつけました。仰られた通り、僕も、完成した楽曲を聴いてバラエティに富んでいるというのは感じているので、飽きることなく聴いていただけるのではないかと思います。

――「片想い」「Hello」「Tell Me Why」の3曲は先行配信されているものですね。

はい。ツアーも決まっているので、ツアーをやるならアルバムを作りたい。アルバムを作るなら、その配信シングルも入れたいということで、今回のような形になりました。そのほかにも、今までに歌ったことがない曲調だったりと、新しい楽曲に挑戦したいという思いもあり、このラインナップにさせていただきました。

――全国ツアーは、アーティストデビュー以来、毎年行われていらっしゃいますよね。今年は、7月10日(金)の岡山IMAGEからスタートする「Kazuki Kato Road Tour 2020 ~Thank you for coming! 2~」と、11月17日(火)・19日(木)に東京・大阪で開催される「Kazuki Kato Live GIG 2020 ~Addiction~」の2つの公演が予定されています。ツアータイトルが分かれているのは?(※一部公演が新型コロナウイルスの影響により、発表当初より延期となっている)

「Road Tour」は僕が一人で、弾き語りなどをして回るツアーになります。「Live GIG」はバンドスタイルのライブです。セットリストも全く違うものになりますし、スタイルも変わるので、別の楽しみ方をしていただけると思います。「Road Tour」でも、日替わりで曲を変えたり、入れ替えたりするので、何ヶ所も来てくださるお客さまにも楽しんでいただけると思っています。

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――お話をお伺いしていると、加藤さんはアーティスト活動においてはライブに重きを置いているように感じますが、その辺りはいかがですか?

はい、歌を届けるという意味で、基本的にはライブありきだと思っています。もちろん、CDを買ってくださって聞いていただけるということが大前提としてあるとは思いますが、僕にとって根本には、みんなが待ってくれている土地に足を運びたいという思いがあるんです。それは、僕が中学生の時に、地元の名古屋にL’Arc-en-Cielさんが来てくれたというのがあったからだと思います。初めて行ったライブだったんですよ。大好きなアーティストが、地元に来てくれるというのがすごく嬉しくて…その思いが未だにあるから、ライブは自分の足で届けに行くものだと思っています。

――今回、2つのツアー合わせて24公演と公演数も多いですね。

僕の中では、過去最多の本数ですね。昨年、初めて一人でステージに立つ「Road Tour」を開催させていただいて、そうすることでフットワークが軽くなるということがわかりました。この形であれば、自分自身の力で多くの場所を回れるので、今回は「Road Tour」で全国を回ろう、と。僕の目標は、全都道府県制覇なんですよ。アーティストとしてデビューして14年目になりますが、実はまだ半分ほどしか行けてないんです。なので、今回は初めて行く場所を増やしたいと思って、何ヶ所か増やしています。待っていてくれている人を裏切らないように、着実に、一歩ずつでも進んでいるということを示したかったんです。

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――楽曲についてもお話を聞かせてください。「片想い」は浜田省吾さんのカバー曲になりますね。

素敵な楽曲ですよね。以前、定期的にカバーライブをアコースティックで行っていたのですが、その中で歌わせていただいたことがある楽曲です。世代が違う名曲というものをカバーすることで、これまでこの楽曲を知らなかった人にも届けたいという思いからこういう取り組みをさせていただきました。昔の楽曲は、すごくシンプルで、だからこそ伝わってくるものがあると思うのですが、僕自身もよりシンプルで伝わりやすいということをテーマに曲作りをしているので、そういう意味でもぴったりだなと思っています。僕なんかが言うのもおこがましいですが、より多くの方にこの楽曲の良さが伝えられればいいなと思います。

――先行配信された「Hello」にはどのような思いが込められていますか?

僕が歌詞を書かせていただいた楽曲です。自分から挨拶したり、声を出していくというのは、自分が前に進むために、自分を奮い立たせるためにも意味のあることだと僕は思っていて、そういった思いを伝えたくてこの歌詞を書かせていただきました。自分自身も、アーティストとしても、一人の人間としても声を発していかないといけないなという思いを込めて書いた曲です。

――「Tell Me Why」はいかがですか?

今回のアルバムのリード曲です。男女の関係を歌った歌詞で、過去を乗り越えて前に進んでいこうということをテーマに書かれています。とてもロックなサウンドで、気持ち良く歌った楽曲です。

――「Shining Star」も加藤さんが作詞された楽曲ですね。この曲にはどんな思いが込められているのでしょうか?

基本的に僕は、メッセージを届けたいという思いから歌詞を書くことが多いのですが、この曲は未来に向かって歩んでいく人に届けたいという思いで書きました。輝き方は人それぞれで、誰かと比べなくていい、きっと自分が輝ける道があるということを伝えられればいいな、と。

――なるほど。アーティスト活動においては、加藤さんは聴いている方にメッセージを、思いを届けようということを大切にされていらっしゃるんですね。

僕にとって、聴いてくれるお客さん、ファンの方々がいることが原動力になっています。そういう方たちに、自分発信のメッセージを届けるということが、僕の活動のベースですね。僕は、役者は作品のことしか伝えられないので、基本的には一方通行だと思うんです。もちろん、舞台は客席にお客さまがいらっしゃって初めて成り立つものではありますが、それはライブとはまた別物です。ライブはリアルタイムでお客さんとやりとりをして、その空気を共有する。それはライブでしか作り出せないものなんです。音楽の共有、お客さまとの繋がりを確認するという体験は一度したら忘れられないものなんです。自分が音楽に突き動かされて音楽をやりたいと思ったように、自分が伝えることによって、聞いてくれる皆さまの何かのきっかけになればいいなと思います。

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――ところで、現在、新型コロナウイルスの影響により、多くの舞台やライブが自粛となっています。そんな中、加藤さんはYouTubeチャンネルの開設や数々の取り組みへの参加など、積極的に動いていらっしゃる姿が印象に残っています。現在のエンタメ業界について、どんなことをお考えですか?

僕たち俳優は、今、仕事をすることができない状況です。ライブもできない、ミュージカルは稽古すらできないというのは、僕たちにとっては、非常に辛い状況です。僕たちにとって、歌うことや表現することは仕事で、同時に生きている証でもあるんですよ。だから、みんなこの状況でも何か立ち上げることができないだろうかと考えて動いていて、それがリモートで歌う動画だったり、SNSを使った配信だったりするんだと思います。自分たちが立ち上がって歌うことで、お客さまにも元気を与えられるし、引いては僕たちの救いにもなる。

もちろん、なんでもかんでも上げればいいというものではないと思いますよ。チャレンジのリレーもたくさん回ってきていますが、その中には、正直、「これをやって誰が楽しんでくれるの?」と思うものもあります(笑)。でも、もしかしたらそれを見た誰かが、一人でもクスッと笑ってくれるかもしれない。自粛生活に疲れている人の潤いになるかもしれない。それに、共有するという体験になるかもしれないと思うと、できる限り、チャレンジしてみようと思うんです。

共有というのは、今のこの生活でとても大事なことで、僕自身、一人暮らしで独りぼっちで家にいると、孤独を感じてすごく辛いんですよ。でも、SNSを通して、みんなと繋がっていることを確認できて、自分は一人じゃないんだと思うだけで、僕はすごく前向きになれます。今、ファンの皆さんに本当に救われていますし、笑顔をもらっています。僕がそう感じているように、皆さんも繋がっていると感じてもらって、少しでもストレス解消になってもらえればという思いでやっています。

――「#テニミュよ集え」は加藤さんの呼びかけで始まったムーブメントですよね。初代・跡部景吾役の加藤さんがスタートしたということに、胸アツなファンも多いと思います。(※ミュージカル『テニスの王子様』に出演した役者たちが、自身の演じたキャラクターにちなんだツイートを投稿する動き)

俳優仲間の中村優一くんが特撮ヒーローに出演している俳優に対して呼びかけているハッシュタグを見て、僕も参加させてもらったんです。それで、これならテニミュの俳優も同じようにたくさんいるだろうと思って、城田優くんや仲のよい俳優に「やるから良かったら参加して」と声をかけて始めたものでした。そうしたら、みんなが参加してくれて、僕自身も驚くほど多くの人が参加してくれました。みんなが繋がった瞬間を感じられたので、やって良かったなと思います。それぞれがセリフをもじってコメントをしているのも、単純に面白いですよね。きっと見てくださった方も、色々と想像しながら楽しんでもらえたんじゃないかと思います。

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――ありがとうございました。では、改めてNew Mini ALBUM「Addicted BOX」への思いをお聞かせください!

3作品連続の配信シングルが続きましたが、手元に置いておける形として発表できたことが良かったなと思います。音楽というのは、音だけではなく、ジャケ写だったりMVだったりも楽しみなものだと思うので、そういう楽しみも味わっていただけたら嬉しいです。擦り切れるくらい聴いていただければ。聴いたら絶対にハマると思います。

――最後にツアーに向けての意気込みとファンの方へのメッセージを。

今、世の中が大変な状況にありますが、それ中にあっても我々エンターテインメントに生きる人間は、いつでも動き出せるように準備をしています。今、みんなで頑張って自粛をして、そして動き出せるようになった時、ライブでみんなの顔を見たら、僕、絶対泣くと思います(笑)。安心感で。苦しみの先には楽しみがある。絶対に幸せな未来が待っているはずだから、そう信じてみんなで乗り切って、笑顔で会いましょう。僕は、それに向けて準備をし続けます。このライブが自分にとっても、みんなにとってもより楽しみなものになればいいなと思います。

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New Mini ALBUMAddicted BOX」は610日(水)発売

 Live info

■<Kazuki Kato Road Tour 2020 ~Thank you for coming! 2~>

【延期】・6月20日(土)  千葉県・柏 PALOOZA (開場16:30/開演17:00)

   →・10月30日(金)                         (開場18:30/開演19:00)

【延期】・6月21日(日) 茨城県・水戸 LIGHT HOUSE (開場16:30/開演17:00)

   →・10月28日(水)                                (開場18:30/開演19:00)

【延期】・6月27日(土)神奈川県・新横浜 NEW SIDE BEACH(開場16:30/開演 17:00)

   →・8月12日(水)                                       (開場18:30/開演19:00)

【延期】・7月03日(金)  岐阜県・柳ケ瀬 ants (開場18:30/開演19:00)

   →・11月03日(祝火)                      (開場16:30/開演17:00

【延期】・7月04日(土)  愛知県・名古屋 SPADE BOX(開場16:30/開演17:00)

   →・11月02日(月)                               (開場18:30/開演19:00)

【延期】・7月05日(日)  静岡県・浜松 窓枠(開場16:30/開演17:00)

   →・11月04日(水)                     (開場18:30/開演19:00)

・7月10日(金)  岡山県・岡山 IMAGE(開場   18:30/開演   19:00)

・7月11日(土)  香川県・高松 DIME(開場   16:30/開演   17:00)

・7月12日(日)  徳島県・徳島 club GRINDHOUSE(開場   16:30/開演   17:00)

・7月14日(火)  兵庫県・神戸 VARIT.(開場   18:30/開演   19:00)

・7月18日(土)  北海道・札幌 SPiCE(開場   16:30/開演   17:00)

・7月19日(日)  東京都・新宿 BLAZE(開場   16:30/開演   17:00)

・7月23日(木・祝) 岩手県・盛岡 CLUB CHANGE WAVE(開場   16:30/開演   17:00)

・7月25日(土)  宮城県・仙台 MACANA(開場   16:30/開演   17:00)

・7月26日(日)  福島県・郡山 HIPSHOT JAPAN(開場   16:30/開演   17:00)

・7月29日(水)  埼玉県・さいたま新都心 HEAVEN’S ROCK(開場   18:30/開演   19:00)

・7月31日(金)  石川県・金沢 AZ(開場   18:30/開演   19:00)

・8月01日(土)  長野県・長野 CLUB JUNK BOX(開場   16:30/開演   17:00)

・8月02日(日)  山梨県・甲府 CONVICTION(開場   16:30/開演   17:00)

・8月06日(木)  広島県・広島 セカンド・クラッチ(開場   18:30/開演  19:00)

・8月08日(土)  鹿児島県・鹿児島 SR HALL(開場   16:30/開演   17:00)

・8月09日(日)  長崎県・長崎 DRUM Be-7 (開場   16:30/開演   17:00)

・8月10日(月・祝) 福岡県・福岡 DRUM Be-1(開場   16:30/開演   17:00)

Kazuki Kato Live GIG 2020   ~Addiction~

【延期】・6月28日(日)  東京都・新宿 BLAZE (開場   16:15/開演   17:00)

   →・11月17日(火)           (開場   18:30/開演   19:00)

【延期】・7月08日(水)  大阪府・大阪 Banana Hall (開場   18:15/開演   19:00)

   →・11月19日(木)             (開場   18:30/開演   19:00)

◆加藤和樹 オフィシャルサイト
 http://www.katokazuki.com/

◆KAZUKI KATO official channel
 https://www.youtube.com/channel/UCFOg6faqBVo9nny1J0MEwsg

※5月25日掲載時点の情報です。

 

 

 

 

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