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2018年10月16日 11:03

原作者・三上延が大絶賛!映画『ビブリア古書堂の事件手帖』スペシャルトークショー

原作者・三上延が映画「ビブリア」を大絶賛!!

2人の共通点は“栞子”と“本へのこだわり”!?

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111日(木)より公開される映画『ビブリア古書堂の事件手帖』。その公開に先駆け、1015日(月)に東京・HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEにて、スペシャルトークショーが開催され、原作者の三上延先生、そして本作のメガホンをとった三島有紀子監督が登壇した。

映画化の経緯について三島監督は「自分が文学好きだというのをプロデューサーが知っていて、お話を貰いました。古書も好きですし、(主人公でビブリア古書堂の店主)栞子(しおりこ)さんのキャラクターも素敵だったので、お引き受けしました」とコメント。それを聞いた三上は「古書がメインで、本が重要なファクターになっているというのを(映画は)汲んで貰っていました。言葉にしづらい雰囲気もしっかり描かれていて非常に良かったです」と映画を絶賛した。

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古書堂のセットのこだわりを聞かれると、三島は「本当にそこにビブリア古書堂が存在するように作ろうと美術部と話し合い、全国の古書堂を巡ったり、置いてある本に関しても本物を借りてくるなどリアルを目指しました」と本好きの監督ならではのこだわりを明かした。実際に映画を観た三上は「背板が無い本棚というのが、空間が広く見えていいですよね」と問いかけると、三島監督は「美術部に作って貰った時には背板があったんですが、本越しに栞子さん達が見える空間にしたいということで抜いてもらいました」と制作秘話を語った。

栞子を演じた黒木華に対しての印象を求められた三上は「元々、黒木さんは好きな女優さんで素敵だと思っていたので、納得のキャスティングでしたね。実際に映画を観ても、いいもの見せて貰ったなという感じでした」と黒木の演技をベタ褒め!作品の打ち合わせの際に苦労などは無かったか?と聞かれると、三島は「三上先生と何度か打ち合わせしましたが、楽しかった思い出しかない」と嬉しそうに話し、三上も「三島監督は本当に良く本を読んでらっしゃって、僕より読んでいるかもしれない」とお互いの本好きが功をそうし、良い関係が築けたと話した。

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また、今回の主題歌であり描き下ろしで映画の世界観を彩った、サザンオールスターズの「北鎌倉の思い出」について聞かれた三上は「中学生の頃初めて買ったLPがサザンだったので、原さんが“ビブリア”と言うだけで胸が詰まる思いでしたね」とコメント。三島も「作品にお手紙を付けて桑田さんと原さんにお渡ししたんですけども、映画が目指したことが桑田さんに伝わって、桑田さんの身体を通して出てきた言葉がこの歌詞なんだ!というのが一番の感動でしたね。また、それが映画にぴったりの原さんの声で歌われていることも非常に感慨深かったです」と2人とも楽曲への思いを語った。また、三島は「曲だけを聞くのと、映画の終わりで曲を聴くのでは印象が違うと思うので、是非劇場で聞いてみてほしいです!」と映画と主題歌との合致具合についても見どころだと話した。

イベントの最後に三島が「ビブリア古書堂の事件手帖を映画化できたことは私の宝物となりました。全てのシーンにおいて“繋がった瞬間”というものを大事に作りました。人と人、人と本、人と場所、思いと思い。そうした色んなものが繋がる瞬間を見つめながら撮りましたので、そうした部分を楽しんで頂けたらと思います」と語り、イベントは大盛況のまま幕を閉じた。

111日(木)全国ロードショー

 

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