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2020年9月10日 11:00

松雪泰子&ソニン、片桐はいり&瀧内公美 舞台『そして春になった』12月本多劇場にて上演決定

松雪泰子&ソニン、片桐はいり&瀧内公美 舞台『そして春になった』

【そして春になった】アー写組-(002)

M&Oplaysプロデュース『そして春になった』が12月8日(火)~13日(日)まで東京・本多劇場にて上演される。

日本のチェーホフと呼ばれ、人間の内部で無意識に動く感情を説明的なせりふを排し、物語の核を隠しながらもリアルに生々しく描き出すことに定評のある劇作家であり演出家の岩松了による本作は、ある映画監督の妻と、その監督の愛人であった女優が、かつて一人の男をめぐって憎みあったが時を経て、共感とも友情ともとれる感情を抱くようになった二人の女による、ダイアローグのような朗読劇のような、モノローグで築かれる回想ドラマである。

出演は、透明感あふれる演技とときに幽玄さを醸し出せる稀有な存在でシリアスもコメディも自在な松雪泰子、超越した表現力と実力でミュージカル、舞台ジャンル問わず幅広く活躍するソニン、役のふり幅の大きさとその演技力の高さが話題を集める瀧内公美、観る人の印象に残る唯一無二の個性派俳優として定評のある片桐はいり。映画監督の妻を松雪と片桐、そして愛人であった女優をソニンと瀧内が演じるという4名が2組にわかれ、それぞれの『そして春になった』を創り上げる。チケットの一般販売は11月7日(土)予定。

 

岩松了 コメント
『そして春になった』は私にとって新しい形態の演劇になります。もちろんきっかけはコロナ感染防止策によるのですが、今は新しいチャレンジの場を与えられたと思っています。出来れば朗読劇とか音楽劇とかの冠を付けたいところですが、どれが当てはまるものになるのか今は明言出来ません。出演者は二人の女性だけ。二人の間に起こったことの、二人による回想であること、それだけは言えます。
豪華な二組の出演者とともにチャレンジ出来ることが今は楽しみで仕方ありません。

松雪泰子 コメント
岩松さんの美しい叙情的な世界独特の空気感、ヒリヒリとしたでも優しく、時には刺があり
その全体を包むものは淡くどこか白昼夢の中にいるような世界観、とても楽しみです。
岩松さんの戯曲そして本多劇場、夢の様な企画です。

ソニン コメント
岩松了さんの世界で自分が泳ぐ事ができること、大変光栄に思うと同時に、必ず新しい血が流れる感覚を味わう事が出来るだろうとワクワクと緊張で胸がいっぱいです。
松雪泰子さんとの初共演も考えるだけで興奮し眠りにつけません。
2人の女性が繰り広げると面白い事になりそうな贅沢な設定、現実では体験したくないけど、それを目一杯体現出来る事、大変楽しみにしています。

瀧内久美 コメント
わたしにとって朗読劇というのは、初めての挑戦です。
タイトルの「そして春になった」とは、どんな意味が込められているのだろうか、と今から台本が手元に届くことが楽しみでなりません。
生きていれば、予期せぬ何かしらが起きるものなんだと実感し、考えさせられている2020年ですが、その年の瀬に、みなさまと何かを共有できる空間と時間を与えられたことに感謝し、精一杯楽しみ、頑張りたいと思っております。

片桐はいり コメント
岩松さんのお芝居は思う以上に運動量が多いのです。
飛沫を飛ばさないしゃべり方で劇場中にとどろく声を出し、たとえ座っていても舞台せましと舞い狂っているような、そんな朗読劇ができたらなあと思います。

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