市川海老蔵、自身の襲名より勸玄の新之助襲名!新橋演舞場1月公演『初春海老蔵歌舞伎』記者懇親会

2020/12/17 11:57

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

新橋演舞場2021年1月公演『初春海老蔵歌舞伎』記者懇親会が12月16日(水)に行われ、市川海老蔵、市川ぼたん、堀越勸玄の親子三人が登壇した。

冒頭、海老蔵は「『初春海老蔵歌舞伎』という名称のもと、『春調娘七種』、歌舞伎十八番の内『毛抜』一幕、そしてお年玉と称して『藤娘』、『橋弁慶』という4つの演目で構成した舞台が令和3年1月より始まりますので、引き続きお願いいたします」と挨拶。ぼたんは『藤娘』、勸玄は『橋弁慶』の牛若丸に挑戦する。

 

319A7487s

何故、お正月に『毛抜』なのか?海老蔵は「コロナ禍での昨今、何とか元気の出る演目は何だろうと。『毛抜』の粂寺弾正は頭脳明晰でありながら、男の余裕、色気があり、そして市川家に伝わる5つの型の見得をご覧いただける。お正月らしい(相応しい)ものとして『毛抜』にさせていただきました」とコメント。

『毛抜』は「お家騒動を解決する話で、髪の毛が逆立つのは病ではなく、それを解決していく荒事であること」、また、ぼたんが演じる『藤娘』は、「女形の舞踊のなかで、かなりの高度が必要なものが『藤娘』。舞踊家として精進したいという気持ちからの『藤娘』ですが、記事的には『鬼滅の刃』(鬼が嫌う藤の花)に便乗させていただいて、こういう藤の精が存在しているんだと脳内で妄想しただければ楽しめるのではないかと思います」とコメント、さらに『橋弁慶』については「五条橋で牛若丸が武蔵坊弁慶に簡単に勝って、主従三世の契りを結ぶわけです。せがれ勸玄が義経(牛若丸)、私が弁慶をやることによって、今後、私が勧進帳(で弁慶)を務める折に、(『橋弁慶』が)伏線となって、より楽しんでいただけることが、(演目を選ぶ上での)決め手になりました」と演目選びのポイントを明らかにした。

 

319A7259s

歌舞伎の上に俳優の名前がつくタイトルについては、「初めてだと聞いております。『海老蔵歌舞伎』と聞くと、新しいことをされるのではと思われる方もいらっしゃるかと。やはり古典を追求し、そして四代目ぼたん、まだ新之助を襲名していませんが勸玄という若い世代に日本の伝統文化を支えるということをコンセプトに『海老蔵歌舞伎』のような名称にさせていただきました」と説明した。

 

319A7424s

本来は今年の5月、6月に市川團十郎白猿が予定されていた海老蔵だが、コロナ禍により伸び伸びに。海老蔵は「2020年は私の襲名もさることながら、勸玄の(新之助)襲名もあって、それが故に、麗禾は1年前にぼたんを襲名。彼女の目標を達成し、せがれもそういう気持ちがあったと思いますので、(自身の襲名より)せがれの襲名の方が重要。私は、いつ襲名しても構わないし、今後襲名できなくても問題ないという心づもりです」と子どもたち優先を強調した。

 

 319A7479s

コロナ禍のなか、親子と過ごす機会が多かったというが、どのように過ごしたか?という質問に、ぼたんは「お父さんといるときは、勉強が終わったあと、一緒に遊んでくれるのが本当にうれしいです。屋上でサッカーをするのが楽しいです」と満身の笑みを見せ、「久しぶりの舞台なので、少しドキドキしているけれど、頑張っていきたいと思います」と話した。

一方の勸玄は「サッカーとか遊ぶことはないですけど、パパのことを蹴ったりするのが楽しかったです」、海老蔵が「一緒に寝ているので、寝返りを打ったとき、私に蹴りが入るのが嬉しいそうです」と解説。また、勸玄が「夢は24時間ゲームをやることです」と話すと、海老蔵が「稽古も勉強もしていますが、あとは好きにしていいということで、ゲーマーの道に向かっているよう(苦笑)。この千穐楽が終わったら、24時間ゲームをやっていいですよ」と渋々了承していた。勸玄も「12ヶ月ぶりなので、スペシャル頑張りま~す」と笑顔で語った。

『初春海老蔵歌舞伎』は令和3年(2021年)1月3日(日)初日~17日(日)千穐楽、新橋演舞場にて上演される。 

 

319A7529s

関連記事


Page Up