取材：記事・写真/RanRanEntertainment
公開日が6月1日(火)と決まった『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』の特別先行上映舞台挨拶（無観客挨拶・同時中継）が5月27日(木)に、TOHOシネマズ日比谷で行われ、主演・浜辺美波、共演の高杉真宙、藤井流星(ジャニーズWEST)、池田エライザ、森川葵、主題歌を担当したmiletが登壇した。
4月22日に行われた完成披露イベントにて、ゲーム対決に負けた藤井流星が罰ゲームとして本イベントではMCに挑戦。「名司会ぶりを見せちゃっていいですか？」と自信たっぷりの藤井の進行でイベントはスタートした。
映画化第２弾となる本作は、生徒代表指名選挙を終え、束の間の平穏が戻ったかのように思われた私立百花王学園で、蛇喰夢子（浜辺）を中心とした熾烈なギャンブルバトルが再び巻き起こる完全オリジナルストーリー。主要キャストが勢揃いするなか、藤井演じる視鬼神真玄はオリジナルキャストとなる。
主人公・夢子を演じる浜辺は、藤井から今の心境を問われ「第2弾ができると思ってなかったので、続きができる喜びは常に感じていますし、『賭ケグルイ』は本当に人に恵まれていて、こうしたイベントが楽しく、元気をもらえるので、いまも私自身、とっても楽しんでます」と笑顔で語った。
鈴井演じる高杉は本作で初ギャンブルシーンに挑戦。しかし、「“プロモブ”であることには変わりありません。プロモブとしてしっかりと演じていきたいと思っているので、“卒業”という言葉は感じてなかったです。これからも僕は鈴井くんとして、夢子の斜め後ろで演技をしていきたいと思います」と宣言するも、「このまま退場（卒業）させられるのではないか・・・」と苦笑。「鈴井くんもちょっとずつ成長しているので、優しく見守っていただけたらうれしいです」とカメラに向かって呼びかけた。
芽亜里役の森川は初のミュージカルシーンを演じる。「（苦労したシーンは）全部です。衣装合せのとき、みんなが監督に『何？これ』と聞いたシーンだと思います」と振り返る。浜辺は「葵ちゃんのマネージャーさんが撮ったモノが出回って大騒動になった」ことも明かした。
綺羅莉を演じた池田は初のラストバトルに挑む。「噂は聞いてたんです。(賭場の)光る机の反射があまり盛れないのは。覚悟していったんですよ。なかなか強者だね、あれは」と苦笑。さらに「怪談話をするときに下から懐中電灯を当ててる感覚」と表現。高杉は「会長（池田）を目の前にして圧倒されるところがありました。最後のシーンの御三方（浜辺、池田、藤井）は圧倒される熱量がありました」と称賛。藤井は「僕は間に挟まれてたんですけど怖かった。（本番以外）ずっと女子トークしてたじゃないですか、話に入れない怖さもある」と裏話も。
そして最凶最悪の侵略者・視鬼神を演じた藤井はマイクを突き出し、ライブさながらのパフォーマンスも見せつけた上で、役作りについて「痩せた方が怖いと思って、初めてファスティング（断食）をしたんです。きつかった」と苦笑。回復食の期間も含め、12日間ほどのファスティングに挑み、3キロ痩せたことを明かした。
続いて、完成した映画を観て「“たぎった”シーンは？」を発表。まず藤井は「夢子が広大な土地で、転ぶところ！（カメラが）ずっと引きで、寄らないところがいい！」と“たぎっていない”シーンを紹介。浜辺はそのレアシーンについて「監督に遊ばれました（笑）。わざわざ栃木に行って、あそこ、1カットか2カット撮って、使われていない気がします。監督は、ギリギリまで『夢子の体操着いりますか？』って言っていた。でも最近、気に入っているようで、自分でSNSに乗っけている。悪くなかったかな」と余談話。
改めて、浜辺はロシアンルーレットのジェスチャーをしつつ「エライザちゃんが、自分の頭に引き金当ててバッチンバッチンするところがすごいカッコよかった」と語る。高杉は森川と藤井が対決する「デュエル・ダイス・スタッキングを目の前で見れてよかったです」と語り、森川は中川大志演じる討嶋との共演シーンに触れ「全然、台本にないことを急に大志さんがし始めたんですよ。『これ（本編で）使うの？』と思ったら、メチャメチャ長く使われてた。監督は中川大志様が大好きなんですよ。おいしいところを持っていくんですよ、中川さんは…」とボヤいた。
池田は「いろんな意味で戦慄しました」とさらなる続編を暗示する最後のシーンを挙げた。英監督は「10年続ける」と常々言っているそうで、池田は「そろそろ30代のキャストもいますけど…（笑）。心の準備をしました」と苦笑していた。
この後は、『賭ケグルイ』の大ファンで主題歌を担当したmiletが登壇。「キャラクターが両極端で、賭けながらクレイジーになる人たちと、クールに最後まで戦うひとたちがいるので、その両方をこの一曲に閉じ込めたいと『冷静にクレイジーになる』『華麗にクレイジーになる』ということを意識しました」と曲に込めた想いを語った。
さて、藤井の司会に対する評価は？森川はまあまあの75点、高杉は80点。浜辺と池田はアクリル板越しに「どうする？」と相談した結果、浜辺は「すごい高得点をつけて、次もやらせるって手もありますよね？100点でお願いします！名司会だったなと思います」と絶賛、池田、miletも100点をつけた。藤井のMCは大成功だった。
最後に、浜辺は「コロナ禍による2度にわたる延期を経て公開します。6月1日に無事公開されたらジャンプ10回する動画をアップします」と公約して、イベントを締めくくった。
『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』は6月1日（火）全国ロードショー
