トップ > PICK UP > 古田新太「基本、下ネタが好き」から発案! ミュージカル『衛生』~リズム&バキューム~ゲネプロ取材

2021年7月9日 10:42

古田新太「基本、下ネタが好き」から発案! ミュージカル『衛生』~リズム&バキューム~ゲネプロ取材

取材:記事・写真/RanRanEntertainment 

ミュージカル『衛生』~リズム&バキューム~の公開ゲネプロが7月8日(木)に、東京・TBS赤坂ACTシアターで開催され、ゲネプロ前に行われた囲み取材には、古田新太、尾上右近、咲妃みゆ、NON STYLEの石田明、ともさかりえ、六角精児が出席した。

 

IMG_1603s

後段:石田明、咲妃みゆ、ともさかりえ、六角精児
前段:古田新太、尾上右近

 

脚本・演出の福原充則と古田の発案から生まれた本作は、昭和30年代を舞台に、登場人物が全員悪者、欲望のためには手段を選ばず、泥臭くも自らの人生を生き抜く人々の物語。音楽をいきものがかりの水野良樹、増田トッシュ、振付を振付家業air:manが手がける。

はじめに、古田は本作の発案に至った経緯を「基本、下ネタが好き。性癖(についての舞台)はもうだいぶやってきたので、もうひとつの下ネタをやろうよって。それならウンコかなって」と説明。さらに、「ミュージカルはゲスなものですから。昔から、三文オペラとかもあって、いわゆる下ネタが多いミュージカルはいっぱいある。それでも溌剌とした気持ちでお客さまに帰っていただけるのがミュージカル。今回は、スターを集めて汚いミュージカルをやろうと」と語った。

 

IMG_1949s

さらに、見どころを聞かれると、古田は「ひどいです。でも、見ておいた方がいいと思います。(コロナの)対策はやっていますので、その中で思いっきりきったないものを見せます」とニヤリ笑った。

古田とともにW主演を務める右近は、本作がミュージカル初挑戦となる。右近は「僕は歌舞伎以外の経験がまだまだ少ない中で、違いも多く感じられて、稽古中に戸惑いも感じました」と吐露。そして、「歌舞伎もエログロ系は得意なので、そういう意味では(本作との)共通点もあります。強く生きていく姿を自分なりに最後まで演じたい」と力を込めた。

 

IMG_2327s

一方、咲妃は「今までの舞台人生で経験したことのない出来事が日々巻き起こっていて、ようやくここまで辿り着いたという感じです。お稽古中から、役作りも見聞きする光景も真新しくて感情が忙しかったです」と稽古を振り返り、「私がいわゆるお下(しも)な内容を表面的に捉えていただけであって、人間性を掘り下げていくミュージカルなのだと腑に落ちた時、よしやるぞって気持ちが湧いてきました。今はやる気満々です!」と意気込んだ。

石田とともさかもミュージカル初挑戦。石田は「最悪、歌わなくていいです、歌っているふりをしてもらえればと言われたから、それでいいと思ったら、めちゃめちゃ歌わされています。詐欺にあった気分」とぼやいて笑わせた。

ともさかは「私も石田さんと同じような状況」と苦笑しながらも、「ひどい人しか出てこないんですが、不思議な爽快感のある、他にはないミュージカルに仕上がっていると思います」と微笑んだ。

先日までミュージカル『レ・ミゼラブル』に出演していた六角は、「ちょっと前までやっていたミュージカルとはだいぶ違うミュージカルになっている」と話しながらも、「人間が生きているという意味じゃ変わらない。(観客の)反応が楽しみです」と期待を寄せた。

緊急事態宣言下での公演となる本作。最後に、古田は改めて、「(コロナ対策には)十分、注意しています。お客さんはマスクを外せませんが、そのマスクの中でも笑っていただきたい。皆さんが楽しんでもらうための努力はこの1ヶ月半でやってきました。ぜひ、バカだな、こいつらと思って帰っていただければ幸いです」とアピールして、囲み取材を締めくくった。

ミュージカル『衛生』~リズム&バキューム~は、以下の日程で上演。
東京公演:2021年7月9日(金)~7月25日(日) TBS赤坂ACTシアター
大阪公演:2021年7月30日(金)~8月1日(日) オリックス劇場
福岡公演:2021年8月9日(月祝)~8月11日(水) 久留米シティプラザ

 

IMG_2371s IMG_2402s IMG_2487s IMG_2656s

トップ > PICK UP > 古田新太「基本、下ネタが好き」から発案! ミュージカル『衛生』~リズム&バキューム~ゲネプロ取材

Pick Up(特集)

error: コンテンツのコピーは禁止されています