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2022年4月29日 20:47

蜷川実花監督「神木隆之介、柴咲コウら全員がアベンジャーズみたいに光り輝いていた!」 映画『ホリック xxxHOLiC』初日舞台挨拶

取材・撮影/RanRanEntertainment

映画『ホリック xxxHOLiC』の初日舞台挨拶が4月29日(金・祝)、丸の内ピカデリー1にて行われ、神木隆之介、柴咲コウ、松村北斗、玉城ティナ、磯村勇斗、吉岡里帆、そして蜷川実花監督が登壇した。

 

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原作は、累計1400万部を突破している創作集団・CLAMPの伝説的大ヒットコミック。人の心の闇に寄り憑くアヤカシが視えることで孤独に生きてきた高校生:四月一日(ワタヌキ/神木)が、対価と引き換えにどんな願いも叶えてくれる【ミセ】に迷い込み、ミセの女主人・侑子(柴咲)と出会うことで、不思議な運命に足を踏み入れていく様子が描かれている。

 

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冒頭、神木は「撮影時期は結構前だったんですけど、やっとおめでたい初日、皆様に観ていただける日を無事に迎えることができ、心から感謝しております」と挨拶、現場の雰囲気について「ずっと笑っている印象でした。最初は“あの蜷川実花さん”という印象だったので、どんな現場になるんだろう?どんな雰囲気の方なんだろう?と想像もつかなくて、恐る恐る現場に入ったんですけど、常に笑っている印象だったので、お芝居でも休憩時間でも、でかい声で笑って楽しんで進んでいい現場なんだっていうことを認識してからは、すごく楽しかったです」と笑顔で振り返った。

 

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柴咲も「撮影時期が延期になったり、本当に皆さんの目に届くのかというドキドキ感があったんですけれども、今日という日を迎えられ幸せです」とニッコリ、さらに「侑子さんは豪華絢爛の衣装とヘアメイクがものすごく、毎回現場に入って、今日はどんな衣装が着られるんだろう?どんなメイクになるか、私の髪はどういう変化を遂げるだろうと、毎日ワクワクしていました。特にメイクの冨沢ノボルさんの奇想天外な発想力はすごかった。自分自身も毎回鏡を見ながら、わー素敵!って思いながら撮影に臨んでいました」と侑子の16着にも及ぶ豪華衣装を身につけるシーンを振り返っていた。

 

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四月一日の同級生・百目鬼静を演じた松村は「決戦のシーンでは水がザーザー降ってくる、風がワーワー吹いてくる、屋内なのにどこの屋外よりも激しい状況だったのが、すごく記憶に残っています。神木君と台詞を交わすときも、(周りの)音がすご過ぎて聞こえなかったです。口の動きで探り探りみたいな感じでした」と激しさマックスのシーンを振り返った。

同じく四月一日の同級生のひまわりを演じた玉城は「CGをたくさん使っているので、演じているときには私たちは無いものを有るように見て演じていたんですけど、その完成度は驚きと同時に嬉しかったです」と蜷川監督を称賛。

 

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女郎蜘蛛を崇拝するアカグモを演じた磯村は「蜷川組と言えば、(演じるうえで)色気、エロさを多少なりとも要求される。アカグモはそっち側を担当する係といいますか、色気指導というか、セクシー指導の先生、ポールダンサーの先生に色気を指導いただきました。たまたま動画フォルダーに自分の映像が残っていて、それは“先生がいて僕が壁をドンとやって、首に角度を(付けながら)ずっと触られているという指導の映像があって、すっごい恥ずかしくなっちゃいました。指の動き、首の角度まで拘って、セクシーさを出していくことに、蜷川さんならではの世界観であったなあと、いい勉強になりました(苦笑)」と恥ずかし気に話した。

 

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四月一日を襲う女郎蜘蛛を演じた吉岡は「その動画が『撮影資料です』と私にも送られてきて、『お芝居でこういう流れでこういう風に女郎蜘蛛が操ったり、触れるっていう風に撮っていきたいです』というデータ送られてきたんですけど、磯村さんがされるがまま過ぎて、それは撮影資料なのかなというのはありました。今思い出して笑っちゃいました」と吹き出し、さらに「その先生が撮影現場で、かなり大音量で『デコルテ!』って言うのを初めて聞きました。現場でデコルテですよ。ずっとセクシーとか色気って、ヒップとかバストとかウエストだと思っていたんですけど、とにかく女性の皆さん!デコルテらしいので、そこを意識するとかなり色気がアップするというのを教えていただきました」とセクシー撮影の裏話、そして“デコルテ”を強調した。

そして蜷川監督は「10年前にどうしてもやりたかった『ホリック』。やっとここに辿り着けたと思って、今日は感無量です。ずっとこの日を迎えるまで、ドキドキ、ソワソワしていたんですけれども、全力を尽くして作った作品を劇場の皆さんにも観ていただいて、本当にありがとうございます」と感謝、「どのシーンも濃いシーンばかり。色んなキャストの組み合わせがあるなか、コロナ禍で大変だったんですけども、皆ニコニコ笑いながら乗り切っていったなという思いしかなく、一丸となって進むって本当に素晴らしいなということしか思い浮かばないです」と満足感たっぷりに話した。

 

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イベント後半では、作品にちなんで、“四月一日にはアヤカシが見えるという特殊な能力があるが、あの人も特殊な能力を持っていそうだなという人は?”との質問。
磯村「蜷川さんは確実に他の人より多くの色が見えている気がします。すごい異能力だなと思う」
松村「(神木は)撮影中、片方からだんだん道みたいに晴れてきて、その先から神木君が『おはようございます』と現われることが何度か。太陽に愛されている力を持っている」、蜷川監督も同感「『晴れてきたからそろそろ神木君が着くんじゃないと言っていったら』(神木が)着いたんです」
神木「玉城の目力がすごい。直接、人の脳内になんか声を届けられると思うんですよ」
柴咲「(神木の)天気は確かにそう。100%晴れみたいな人。だけど、人の心を察する力がすごく長けてらっしゃると思って、私が共演者の方に話しかけたいタイミングじゃないなと思ったときに、スッと入ってきて話を盛り上げてくれて、皆で和気藹々、そういう空気を作ってくれるんです。現場を楽しくしてくれる妖精みたい」
玉城「監督始め、皆が特殊能力を持っていそうな人たちだなって思います」

 

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吉岡「(柴咲は)覇王色。私は敵対しているみたいな役だったんですけど、現場に入った瞬間、子犬になっちゃうというかクゥーンとひれ伏したくなる。本当に優しく柔らかい方なのに気が付いたら、ひざまずいちゃっているみたいな。そういうパワーがお姉様みたいな感じに自然となっていました」
蜷川監督「私も全員だと思っていて・・・、今回のキャストは、アベンジャーズみたいというか、色んな能力が皆にあって、それぞれが光り輝いていたのですごい助けられたし、一緒に出来て良かったなって思っていたんですけど、今思い返しても楽しかったな。素晴らしかったなと思っています」とキャスト全員に感謝していた。

映画『ホリック xxxHOLiC』(配給:松竹 アスミックエース)は大ヒット上映中!
©2022映画「ホリック」製作委員会©CLAMP・ShigatsuTsuitachi Co.,LTD./講談社

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