
左から:川﨑皇輝、紫吹淳、森本慎太郎、渡辺翔太、鳳蘭、織山尚大、鈴木悠仁、深田竜生
渡辺翔太(Snow Man)が主演、森本慎太郎(SixTONES)がチャンプ役を務める『DREAM BOYS』の初日開幕記念会見が10月9日(水)、東京・帝国劇場で行われ、渡辺、森本が公演への意気込みを語った。
2004年の滝沢秀明主演による初演以来、若々しく、パフォーマンス力を備えたタレントによって演じ継がれてきた『DREAM BOYS』。これまで、亀梨和也、玉森裕太、岸優太、菊池風磨らを中心に、毎年さまざまな組み合わせで演じられてきた。2019年の公演からは、演出に堂本光一が関わり、作品をより磨き上げてきた。渡辺と森本は、2023年の公演に続き、主演とチャンプ役を続投する。
渡辺は、まず始めに「2024年の今年、帝国劇場が一旦クローズすることに伴い、ここで行われる『DREAM BOYS』も一旦、幕を閉じます。『DREAM BOYS』の幕を自分たちで閉じられるというのは、本当に感慨深い経験だなと思います。お客さんは、『DREAM BOYS』を観ながらも、劇場内を目に焼き付けていただくと良い思い出になるのではないかなと思います」と挨拶。
一方、森本は「最後ということですが、変に肩に力を入れすぎると空回りしたり、よく分からない動きをして迷惑をかけてしまうので、最後ということを認識しつつも、あまり意識せず、自分ができる最大限のパフォーマンスをして、悔いのないように千穐楽まで走り抜けたいと思います」とコメントを寄せた。
この日の会見には、少年忍者の田村海琉、織山尚大、川﨑皇輝、内村颯太、深田竜生、黒田光輝、檜山光成、久保廉、小田将聖、元木湧、北川拓実、青木滉平、安嶋秀生、ヴァサイェガ渉、鈴木悠仁、瀧陽次朗、川﨑星輝、山井飛翔、長瀬結星、豊田陸人、稲葉通陽と紫吹淳、鳳蘭も出席。
少年忍者を代表して川﨑皇輝が「例年までは少年忍者のメンバーから数名、出演していましたが、今年は21人全員で出演させていただけることを何よりも嬉しく思います。グループの力で、少年忍者の力を合わせて、翔太くんと慎太郎くんの『DREAM BOYS』を華やかに盛り上げていけたらと思います。21人で盛り上げていきたいと思っていますので、最後までよろしくお願いします」と意気込むと、そのあまりにもしっかりとした言葉に渡辺は「僕たちよりしっかりしたコメントを後輩が言っている」と苦笑いを浮かべた。
さらに、紫吹は「私は宝塚をやめて役者としてのスタートが帝国劇場でした。そんな自分に思いを馳せながら、たくさんの諸先輩方が歴史を紡いできたこの場所に今、立ち会えることに感謝しつつ、このメンバーと千穐楽まで元気に頑張りたいと思っております」と思いを馳せる。
鳳は、少年忍者のメンバーたちに「お稽古場でダンスと歌がものすごく進化しているのを見て感動しました。1ヶ月、毎日舞台に立つことで身につくということを、あなたたちを見てつくづく思いました」と語りかけ、「これからも舞台を愛して頑張ってくださいね」とエールを贈った。
また、本作の製作発表時に、堂本光一に楽屋の暖簾をおねだりしていた二人だが、初日を前にプレゼントされたそうで、渡辺は「最初は『今から言われても間に合わないよ』と言われたんですが、しっかりと初日を迎える前にいただいて、かっこいい先輩だなと。この作品の打ち合わせのときに、『はい』ってさらっと渡してくれました」と明かした。
それぞれのグループのメンバーカラーである青(渡辺)と緑(森本)の暖簾だったと言い、森本は「『堂本光一より』って名前が書いてあるんですよ。それがうれしい」と喜んだ。
「堂本からはどんなアドバイスがあったか?」という質問には、森本は「目線の位置や立ち方だったり、当たり前のことから細かいところまで、本番が始まるギリギリまで教えてくださって、ダメ出しもしてくださるので、去年とまた一味違った『DREAM BOYS』になっている気がします」と回答。今年は演出も変わったそうで、「去年観てくださった方からすると、セリフのニュアンスが少し変わっているなと思います」と明かした。
そして、渡辺は「(堂本は)とにかく『段取り臭くならないように』と何度もおっしゃっていた印象がありました。去年は僕たちも初めてだったので、いかに光一くんの演出を踏襲できるかに重きを置いていましたが、今年はそれを経ているので、光一くんの演出+自分の個性。光一くんのアドバイスに自分らしさという糊代をつけられたらいいなと思います」と力を込めた。
最後に、森本は「SixTONESの髙地(優吾)が今、ミュージカルをやっていて、京本(大我)も大阪でミュージカルをやっていて、私が帝国劇場にいる。メンバーの3人それぞれが舞台に立っています。メンバーに負けないように森本慎太郎らしくパフォーマンスで輝いて、少年忍者のエネルギッシュさやパワフルさに負けないように、最後の帝国劇場というステージを楽しみながら駆け抜けていきます」、渡辺は「現段階の『DREAM BOYS』は幕を閉じますが、その時に自分たちを選んでいただけたことを光栄に思います。最後にふさわしいキャストだと思っていただけるようにエネルギーを客席にぶつけ、千穐楽まで駆け抜けていきたいです。楽しんでやっていけたらと思っています」と力強く語り、会見を締めくくった。
『DREAM BOYS』は、10月9日(水)~29日(木)に帝国劇場で上演。